表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
178/1066

第14話 06作戦開始

「あ、私のお尻、すごく痛い…」エリーサが叫んだ。


「誰のせいだと思う?飛ぶ時に喋り過ぎて、手を離したからだよ。さあ、起きなさい。」フィードが手を差し伸べてエリーサを引き起こした。


「私たちが行くのはこの道でいいんだよね?」フィードがニックスに尋ねた。


「うん、そうだ。この道で間違いないよ。でも、なんだか変だな。」


「どうしたの?」フィードが尋ねた。


「見て、この土の上に足跡がある。」とニックスが答えた。「しかも、一つだけじゃない。」


「確かに、一つは人間の足跡だけど、他には動物の足跡もあるみたい。」シャーが補足した。


「気をつけないと。」と警戒しながら、数人は前に進んだ。目の前の光景は、傷だらけの男の子が気絶しているというものだった。


「エリーサ、治癒魔法は使える?」ニックスが尋ねた。


「少しだけ。この男の子の傷は深いけど、なんとかなるといいけど。」エリーサが答えた。


「じゃあ、任せたよ。」


「この男の子の身分は簡単じゃないね。」シャーが言った。


「どうしてそう思うの?」ニックスが尋ねた。


「これを見て。」シャーが一つの物を持ち上げた。「これは王族の紋章だよ。」


「王族がこんなところに来るなんて。待って、ニックス、感じた?」フィードが言った。


「感じたよ。どうやら罠だ。私たちは包囲された。」ニックスが答えた。


林間から足音が聞こえてくる。


「結構多いみたいだね。」フィードが言った。


「エリーサ、治療は終わった?」シャーが尋ねた。


「うん、簡単な治療は終わったよ。」エリーサが答えた。


「まさか、昨日話し合った戦術がこんなに早く役に立つなんてね。」ニックスは剣を抜きながら言った。


フィードも戦闘準備を整えた。エリーサも魔杖を手に取った。


「じゃあ、昨日の配置通りに行こう。私とフィデが前衛、エリサが中央、夏が後衛を守る。」ニックスが指示した。


「森林から出てくる狼の群れ、結構いるみたいだね。」シャーが言った。


ニックスの剣には紫色の魔力が浮かび上がった。「さあ、戦おう。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ