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第12話 15洋服って本当に大事ですよね!

フィードが中から出てきた。その姿を見た三人は一瞬言葉を失った。フィデは黒いタイトなトップスに白いコートを羽織り、黒い毛皮の襟が付いていた。腰にはベルトを締め、破れた黒のジーンズを穿き、白地に紫の模様が入った靴を履いていた。首にはスタッズ付きのチョーカーを付け、サングラスもかけていた。


「みんな、この服装どうかな?カッコいい?」とフィードが尋ねると、もともと笑いを堪えていたニックスはついに堪えきれずに笑い出した。横にいたシャーも同様に笑い出し、服屋の中は大笑いの声で包まれた。


「どうしたの?そんなに合わない?」とフィードが聞くと、ニックスは笑いながら答えた。「そう言えるかもね、とにかくその服装は君にはとても不思議な感じがするよ。」


エリーサも微笑んで、「確かに、今回の選択は失敗だったかもね。でも大丈夫、他にもたくさん良い服を選んでおいたから。」と言った。


「お姉ちゃんのセンス、本当にひどいね。」とシャーが呆れた様子で言った。


「まあいいや、自分で選んでみるよ。」とフィードは言い、再び試着室に戻った。


しばらくして、フィードは再び試着室から出てきた。今回の服装は前回とは全く異なり、目を引くものだった。フィデは土色のレザージャケットを羽織り、その下には黒と黄色のストライプのベストを着ていた。ベストの下には少しオレンジがかったシャツを着ていた。


「今回はどうかな?結構時間をかけたんだけど、前より良くなったでしょ?」とフィードが聞くと、みんなは頷いた。「うん、確かに前よりずっといいよ。」とニックスが答えた。


「何言ってるの、私が選んだ服も良かったのに。あなたたちがファッションを理解してないだけよ。」とエリサは不満そうに言った。


「お姉ちゃん、ファッションを理解してないのはあなたの方だよ。」と夏が突っ込んだ。


「とにかく、フィード、今回の服は気に入った?」とエリーサが尋ねた。


「うん、これにするよ。」とフィードは答えた。


こうして、フィードの服選びは半時間で終了した。四人は服屋を後にし、再び街を歩き出した。

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