第12話 02お金がすべてです
「話し合ってみると、私たち今は服も持っていないのよね。」
「本当だね。校服のままで冒険するわけにはいかないよ。」
「じゃあ、お金持ってる?」
「そんなわけないじゃん。」
「どうするの、他の人から借りるわけにもいかないし。さっき冒険者ギルドに加入するために既にお金を借りたばかりだし。」
「うーん、何か売れるものがあるか考えようか。」
「そうね。ちょっと考えてみる。」
「うん、あったわ。私のアクセサリーを売るのはどう?」
「いい考えだね。じゃあ、どこか売れる場所を探そう。」
こうして二人は売れる場所を探し始めました。運よく、質屋でアクセサリーを売ることができました。「思ったより私のアクセサリー、高く売れたわ。」
「たぶん、異世界のデザインだから高く評価されたんだろうね。でも、もう日が暮れそうだね。そろそろ夜になるよ。」
「まずは宿屋の料金を確認しよう。」
二人は宿屋に向かいました。「何これ、こんなに高いの?」
「確かにちょっと高いけど、仕方ないよ。外で寝るわけにはいかないし。」
「まあ、仕方ないね。節約するところは節約して、必要なところにはお金を使わないと。」
こうして二人は宿屋に泊まり、翌朝を迎えました。「今日は早く服を買って、冒険者ギルドで仕事を探さなきゃ。さもないと明日には飢え死にしちゃうかも。今日の食事代もないし。服を買うのは後回しにしない?」
「ダメよ。たとえお腹が空いても、服は必要よ。」
「はぁ、しょうがないな。」
二人は服屋に向かいました。「わぁ、たくさん素敵な服がある!」
「全部使っちゃダメだよ。」




