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愛だけじゃ食えない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

この子と彼の関係が気になって仕方がありません( '-' )

世間で『趣味を仕事にしたい』なんて聞くけれど、その世界線で生きている人と同じだけの覚悟がある人が、一体どれだけいるんだろう。

テレビで音楽家の密着取材を行っているのを見た。朝起きてから寝るまでの時間、ずっと楽器に触れていた。ずっと練習を重ねていた。食事をする時だって、検査をする時だって、ずっと片手に楽器を持っていた。

それでもその世界と言うのは過酷で、最後には才能が物を言うと話していた。

其れを見た時に、私は無理だと悟った。無理だったから社会人やってる。


「好きなことじゃないと、私は全く頑張れないよ。でもそんな好きなことが嫌いになるぐらいなら、私は趣味で良い」

青い草原が何処でまでも拡がる爽やかな公園で、彼女は淡々と、この光景に反した死んだ目でそう言った。その様に、自分は何一つ言えなかった。

彼女の横に寄り添うのは長方形の箱。中に入っているのは白銀のサックス。平日は消音器を使って、休日は野原のある公園で延々と音を奏でている。

言葉にはしないが、サックスが好きな様だった。触れている時も、吹いている時も楽しそうだった。けれども楽団に入る気は無いようで、何時も一人でやっている。

「仕事にしたくない理由はそれか?」

「そうだよ。それに吹くのだってタダじゃない。金管の世界も似たようなものだと思うけど、木管楽器は消耗品が多い。リードは割れるし、タンポだって変えなきゃいけない。コルクも痩せるしね。兎に角金が掛かる。

そのメンテ代を私の技量だけで補えるかって言ったらまず無理。愛だけじゃやってけない」

彼女は冷徹にそう言って、黙ってケースを撫でた。話す時は冷たかったけれども、撫でる手は言っだって優しい。

「プロってね、一日の殆どを練習に当てるんだ。食事や睡眠を削ってでも楽器に触れるの。だから最後に物を言うのが才能な世界。私じゃ無理。そこまでしたら、多分この子の事嫌いになる。

君、私の趣味はサックス一筋。と思ってるみたいだけど、そうじゃないからね」

そう言って女は気が向いた様にケースを開けた。中に現れたのは銀に輝く彼女の相棒。彼氏にに触れるよりも、サックスに触れている時の方が遥かに多い恋人泣かせの代物。

「気が向いたから吹いてあげるよ。何が良い」

大事なことは彼女の口からダバダバ言ってくれてるので、特に何も。

ずっと楽器に触ってるんですよ。何してる時でも。

それが出来る方々がプロになれると思ってますよ。


同棲してるのか、して無いのか、全く分からない小説。

平日、休日の言葉から、練習してるのは目で見て知ってそう。

でも彼女の口から『趣味はサックスだけじゃない』という言葉。

同棲してるなら、サックスに触れる姿も見せてそうなのに、そんな描写がない。


(謎ω謎)


久し振りに思い出したので、忘れない様に書いておこうと思ったんですよ。

だから一種のメモ帳変わりですね。


リードに着いて話す前に、マウスピースの話から。

吹奏楽器全般に言える事ですが、口に付ける部分をマウスピースと言います。

木管楽器の中でも、クラリネットとかサックス、オーボエ等はこのリードを使用します。

リードというのは、このマウスピースとセットで使う、薄い木の板の様なもの。

これを震わせて音を出します。

結構頻繁に割れるので、奏者は複数個所持するんですよ。


タンポというのは、音の吹き出し口にを閉ざす為に使われているクッションの様なもの。

吹いてるうちにカビるので、定期的に変える必要があります。


コルクというのは、マウスピースに接合する為に巻き付いてるコルク部分の事。

クラリネット着いてたかな?

触ったのが二回なので覚えてないです('ω' ;)


久しく触ってないので、説明して触った気になってます。

人間よりも気難しい。

そう思ってるのは、奏者ならばきっと理解して下さるはず( '-' ) 多分( '-' )

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読売やすい文章 [気になる点] 最後の方で、 >そう言って女は気が向いた様にケースを開けた。中に現れたのは銀に輝く彼女の相棒。 この主人公、サックスじゃない趣味ってなんなのかと思った。 …
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