帰郷
俺は、5年の食材探しの旅を終えて帰って来た。それまでは王都で資金集めをしていた。約8年ぶりくらいに帰る。あいつらは大きくなったかな?マジックバックを背負って走る。今日のうちに帰りたいな。帰って風呂だな!夕方帰ると、家に人気はなかった、なので風呂に入ろうと風呂場に行ったところ見知らぬ女性がいた。
「すみません!のぞくつもりはなかったんです!」
「きゃあ!あ、」
「すみませんでした!」
サッとすぐに風呂場から去る。
まじか、なんでうちの風呂に人が?まあ外に風呂があるから他の家の人が入れない事もないが。うちに入りに来るなんてあの3人娘くらいなのに・・・どうなってる?俺は自分の部屋で着替えたその時魔法で綺麗にした。なんか部屋の物が増えてる。男物じゃなくなってる・・・・。?なぜだ?妹でも出来たのか?母さんに聞いてみよう。
「アキさんいますか?」ユキ
「ん?いますが、誰です?」
「私ですさっきのお風呂にいた・・」ユキ
「ああ、先ほどはすみませんでした、悪気がないとは言えあんなことになってしまうなんて」
「いえ、大丈夫です、アキさんですし」ユキ
「俺が何か?この近くに住んでるんですね?引っ越してきたんですか?俺は今日8年ぶりくらいに帰って来たんです、この家の人と知り合いなんですよね?」
「ええ、おばさんにはよくしてもらってます。アキさんですよね?」ユキ
「あ、ええ、俺を知ってるんですか?」
「ええ、もちろん!ふふふ」ユキ
「な、なんで?俺にこんなかわいい友達はいなかったはずですが・・・・」
「可愛い・・・・そんな・・・・・・(照れ)」ユキ
「お名前を聞いてもいいですか?」
「当ててみてください」ユキ
「え?・・・・・じゃ、じゃあシルビアさんとか?」
「残念、外れです、ちなみに三回外すとお仕置きしますから」ユキ
「ええ!!?じゃあ答えないほうが・・・・第一知らない人の名前を当てるって言うのが・・・・・」
「知らない人じゃあありませんよ?私はアキさんの知り合いです」ユキ
「ええ!?こんなかわいい知り合いいたっけ?あ!マドカさん?」
「違います、それはアキさんの知り合いですか?」ユキ
「ええ、まあ、知り合いというかなんというか・・・・」
「へぇ?興味ありますどんな関係だったんですか?」ユキ
「へ?いや!人に話すような関係じゃないですよ!!」
「へぇ~怪しいですね?女の人ですか?恋人とか?」ユキ
「ち、違うよ!そんな俺に恋人何ていたことないけど!?」
「そうですか、安心しました。」ユキ
「なんで!!?」
「いいから答えてください、私の名前はなんです?」ユキ
「ええと、ええと、フユミ!」
「違います!お仕置きはしないのでその着替えた服をもらいます!没収です!」ユキ
「ちょっ、ちょっとまって!洗ってないしお気に入りなんだけど!!」
「駄目です!没収です、また明日聞きに来ますね?」ユキ
「そんなぁ~~!誰か教えてよ!なんでもするから!!?」
「何でもですか!!?」ユキ
「い、いや~できる範囲で・・・・・」
「いいでしょう。私はユキです」ユキ
「へ?ユキ?」
「覚えてませんか?」ユキ
「い、いや、覚えてるけど・・・こんなに可愛く育ったんだ。へぇ~~すげー」
「わかりましたか?」ユキ
「お、おう、ただいま」
「おかえりなさい、あの二人も呼んできます!」ユキ
「お、おい!そんな急がなくていいぞ!?明日でも!」
「い、行っちゃった・・・」
「アキにぃ!!!お帰り!!」アリア
でっかい美女が俺に抱き着いて来た。あ、アリアか?
「アリアか?」
「正解!!!アキにぃ!!久しぶりのアキにぃだぁ!!!ぎゅっとしてくれよ!!!もっと強く!!」アリア
「こうか?」
「ああーーー!!これがいいんだ!気持ちいい!!アキにぃの温もり!!」アリア
「そういえばフィルが見当たらんが?どこか悪いのか?」
「いえ、そう言う訳じゃないんですが、自分はいいって言ってて」ユキ
「嫌われたか?俺」
「それは無いと思いますが・・・・。あの子は考えすぎる所があるので」ユキ
「そうか、明日行ってみるか」
「お願いします」ユキ
「頼んだアキにぃ!」アリア
二人は帰って行った。
そして、その頃フィルは~
「はぁはぁ、すんすん!この匂い!!アキにぃの匂い!!新しい匂い!!すごい!!!収まらない!!どうしよう、会いたいけど・・・・・嫌われたらやだな・・・・・・・どうしよう」