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夢の執行人

突然だが、僕は友達がいない。何故だろうか?いや、何となくは分かる。コミュニケーションが苦手だ。う~ん解決策が見つからないどうしよう。だから僕はいつも学校から帰ると家でゴロゴロ一人で妄想する時間〈imagenation time〉を作る。母は勉強しろだの父はアルバイトしろだのうるさいが僕には関係ない。あんなに疲れる()()()を家にまでか!というか感じ。とはいえこのままでは何も前に進まないことぐらい分かっている。そんなある日僕に興味深いニュースが目に飛び込んで来た。 ニュースキャスター「只今、南京(なんけい)拘置所に収監中の西村影正死刑囚が脱獄したとの一報が入りました。この死刑囚は15人の殺人罪で起訴され一審で情状酌量の余地は無いとして死刑判決、二審と三審もこの判決を支持していました。警視庁は『一刻も早く見つけ出すためにもまた被害を拡大させないためにも、わずかな情報でもいいので提供を宜しくお願いします。』とメディアに伝えています。」 いやいや()()ってここ南京市なんやけど。まぁ~でも関係ないからいいや。あ~腹減ったなぁ。何か食べるものと冷蔵庫の中を物色する。中にあるものはえっと…半額シールの貼ってあるお刺身と食パンか。どうしようかなぁ?よし、お刺身にしよう。僕はその2時間程たった後急に腹が痛くなった。そう食中毒だ!思い返して見れば半額シールを貼ったのは昨日、ということは消費期限は昨日だった可能性が高い(実際には確認してないが…)。災難だなぁ、でも自業自得。薬を飲もう、と思ったその時!自分の勉強机にまるで飴玉のような固形物が一つ置いてあったのだ。おいおい今度こそはしっかり確認しろよと自分自身にも言い聞かせたのだが半分、買いに行くの面倒臭いからこの飴玉でいいやという気持ちもあった。やっぱりちゃんと買いに行こうと思った時にはもう舌の中にあった飴玉()()()()()()は無くなりかけていた。僕は次に強烈な睡魔に襲われた。そして突如自分の前に馬の被り物をした男が現れる。「やぁ、ここは夢の中。でも侮ってはいけない。君がもしこの世界の悪の根源を倒すと約束するのならば、それが達成された暁には何でも叶えてやろう。」僕は最初夢の中だけの話だと思ったが、どうやら叶うというのは現実の話でらしい。馬の男「それでは約束して、くれるのかくれないのか?」僕「分かったよ。その代わり嘘は嫌だよ。」馬の男「勿論。では早速君のパートナーを紹介しよう。大杉涼太く~ん。」涼太「はい。君がえっと名前まだ聞いてなかったっけ?」僕「僕は阿路ヶ村優(あじがむらゆう)、優でいいよ。」涼太「じゃあ、優、早速だがまずはノンレム睡眠を保つ練習をするぞ!」僕はその言葉を聞き終わる頃には目が覚めていて夢の中の記憶も完璧に忘れた訳ではないが曖昧になっていた。そして自分の勉強机の上に『夢の執行人です。あなたは勇者に選ばれました。』と書かれた封書が置いてあった。こうして僕は夢の中で悪の根源を倒す使命を課されるかこととなった。

夢の中で会った馬の男が話していた『悪の根源』とは一体!?僕は障害を剣に変えて闘おうとする!!!

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