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日常が変わるとき  作者: シリア
8/10

再度保健室

佐柳は血だらけの一条先輩を抱えて保健室についた。

なぜかわからなかったが生徒にだれ一人として合わなかった。

しかも、保健室に入ってみるとドアは空いていたのに先生がいなかった。


「あ~もう!こんな時に限って!!」


佐柳は悪態をつきながら、ベットに一条先輩を寝かせて包帯とガーゼを救急箱から取り出した。

しかしそこであることに気が付いた・・・・・それは。


「くそっ!」

骨が外れてるからむやみにできない!!

くそ!!どうすればいい!

・・・・・・

・・・・

こうなったらスキル任せにやってみるしか!!


佐柳は完全に慌てており保健室にある電話で助けを求められるということを考えられずにいた。


佐柳はベットで寝ている一条先輩を集中して診た。

そして、その結果、どうやって処置したらよいのか理解できた。

そこからはもう簡単で、技神の効果によって精密機械のように一切のブレがない手つきで一条先輩の服を脱がしすべて(・・・・・・・・)近くにあったタオルで一条先輩に痛みが行かないように丁寧にふき取った。

そのあとも、外れた骨を最小限の痛みのみで骨をもとに位置に戻した。

そして最後の仕上げは・・・・・・


「ふぅ・・・最後に付与魔法『治癒力上昇』っと。

この魔法だったら不自然に思われないだろう・・・さて、最後に出血が多いところにガーゼと包帯をして・・・・よし終わった!!」


・・・・・・・・って何をやぁってるんだ俺は~~!!!!

何か知らないけど当たり前のように魔法使ってたし!!

それよりも先に!!

服を!!服を着させなければ!!!とりあえず下着、下着だけは!!!!


奇跡的に、下着は少し血がついてしまっていただけだったのでそこだけ濡らした布できれいにふき取ったあと下着を着せた。


・・・なかなかかわい・・・・・ゲフンゲフンっ!!

これ以上はいろいろとやばい・・・道場に一条先輩の制服あるだろうから取ってこよう・・・


佐柳は下着姿の一条先輩に布団をかけてまた道場に向かった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

無事一条先輩の制服を見つけた佐柳は、バックなどをまとめて持って保健室に行き制服を着させまた布団をかけておいた。

その後、職員室にいき、一条先輩が道場でたおれたと説明し、先生が親を高校に呼んでくれることになり、なぜ倒れたかを説明してほしいとのことなので保健室に行き一条先輩の横で座っていた。


・・・・・・きまずい・・・・一条先輩の裸を見てしまったから・・・・一条先輩を見れない・・・・


そんな悶々とした時間が2時間くらいたった時、保健室のドアがノックされテレビで見たことある一条先輩の父一条 (まこと)が保健室に入ってきた。


「フム・・・どうしてこうなったか聞いてもよいかね。佐柳君」


ベットで寝ている一条先輩をちらりと見てこちらに説明を求めてきた。



なぜこうまでになったのか細かく説明すると・・・・・


「ほう、秘奥義の裏まで使ってその反動でか・・・・して、君はそれをまねしたと・・・フム・・・・」


真さんは何かを考えるようにして佐柳の方を見ると・・・・・消えた・・・・・


・・・ように見えるだろうが佐柳にはすべて見えていて真さんの拳が佐柳の顔面を殴ろうとしていた。

佐柳はその拳に軽く自分の片手をのせ・・・・・



-------我流・風車(かざぐるま)-------


相手のスピードと力を使いそのまま背負い投げのように地面にたたきつける!


ズドンッ!!っとものすごく重たいものが落とされた音を立てて真さんが背中から叩き落され、真さんはたいそう驚いた顔をしてこちらを見ていた。

現実世界にある技など知らないためそこらへんはご容赦ください

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