事件の繰り返し
昨日はすぐに寝た。
もう何も考えず、後先考えることなく寝ることにした。
だってもう何も考えたくないから!!!
どうせ制御は昨日できるって確認済みだし、やれることがかなり多くなったと思えばなんてことないだろ!
だが、問題はもう一つあった。
朝目が覚め顔を洗う時鏡を見た時にそれは起こっていた・・・・・・
それは・・・・・
「あれ?・・・・えっと・・・鏡に映っているのはだ~れ??」
・・・・・あっ俺か・・・・・・・
「・・・・変わってるよぉ~!!俺の顔がなんか別人みたいになってるんだけどぉ~!?
誰だよこの爽やかフェイス!!よく見たら身長も若干高くなってるし!!」
あっ、筋トレもしてないのに細マッチョになってる・・・・・体も変わってんじゃねぇか!!まんま別人じゃん!!!
お前のせいだよな!!ステータス!!絶対にお前だよな!?いや!お前以外にいないからな!!!
「こらー!!洗面所で騒いで内でご飯食べちゃいなさい!!そろそろ時間になるわよ!!」
そうだ、今日は一条先輩の家に行くって決めてたんだ早くご飯食べて出かけないと!!
佐柳は急いで身だしなみを整えリビングに向かった。
そこで、また必然ともいえる事件が起きた。
佐柳がいつも道理に席に座り、ご飯を食べようとしたとき・・・
「いただきます!」
「食べ終わったらいつも道理お皿は洗っておい・・・・・て・・・・・・ん?
えっと・・・・・あなた誰?」
「あっ・・・・・忘れてた(ボソッ・・俺だよ母さん。良太だよ。」
「息子はそんなイケメンじゃありません!!!」
「わかってはいたけど!それはそれで息子に失礼じゃないかなぁ!?」
「なら息子って証明できる証拠を見せなさい!!」
おいおい・・・そんないきなり証拠って言われたって・・・・・・あっ!
一つだけあるじゃないか!とびっきりの証拠が!!
「お母さんさ、最近よく午後からフィットネスクラブに通ってるじゃん?」
「えぇそうよ?でもそんなの見てれば誰でもわかることじゃない。
そんなの証明にならないわよ?」
「そのコーチの・・・中田さんだっけ?」
佐柳がコーチの名前を当てるとお母さんの目がピクリと動いた。
「あとさ~俺の部屋って窓から道路見えるんだよね~
最近お母さんが家に着く数分前に家の前に車が止まってお母さんと似たような人がその車でキスとか手をつないだりしてなんかイチャイチャしてる姿を何回も部屋から見てるんだけどお父さんにそのことって言った方がいいのかな?
あっ、安心してしっかり写真も撮ってかをが確認できるようになってるから。」
ちらっとお母さんの方を見るとそれはもう汗だらだらで・・・
「りょ、良太。さっさとご飯食べてかたずけておいてね。
後それは私じゃないと思うから、消しといたほうがいいと思うわよ?」
「わかったその打ち消しておくよ。
あと、できればお父さんに説明よろしくね?」
「しょ、しょうがないな~ちゃんと説明しておくわよ。」
その日から母はフィットネスクラブ行くことはなくなり、夜家の前に車が止まることもなくなったらしい。