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~第1部~英雄?の日常➀

邪竜イグニーヴ討伐から8年


世界は平和になった、、、とはいかず、魔物は未だ人々の脅威であり、国同士の紛争も残っている。


むしろ国同士の争いは圧倒的な脅威が去った今、むしろ悪化しているかもしれない。


今この世界には、英雄と呼ばれる者達が存在する。聖女、剣聖、賢者、竜王、獣王、こう呼ばれる者達だ。


それぞれの種族の軍を率いて邪竜討伐に貢献した、正に英雄達だ。


しかし、大半の人達に一部知られていないことも勿論ある。このおとぎ話の様な物語に英雄が、もう一人いたことを。






「だああああ!やってらんねーよ!もう無理!もう俺は頑張った!!お前マジで最後な?次出てきても俺知らないよ?絶対無視して帰るからマジで」


グダグダ言いながらも目の前の魔物を無造作に斬り付け、何の脅威も感じさせず斬り殺した男の名は「セスタ・シクシス」。


黒髪黒眼で、眉目秀麗とまではいかないがそれなりの容姿。多少目つきが悪いのも、見る人によっては男らしさを感じるかもしれない。


「はぁ、、、何でこんな面倒な依頼受けたんだ俺、、、まー面倒じゃない依頼なんてないが、、、大体は片付けたしさっさと帰って風呂入って寝よ」


今回の依頼は〈街道に隣接する森の調査、及び生息する多数の魔物の討伐〉というものだった。


様は、最近、街道にもちょくちょく魔物が出るんでお前ちょっと数減らしてこい、って感じだろ。


大体俺は森について調査なんてできねーよ。んなもんどっかの学者でも連れてこい!!


まぁ金払いの良さに食いついて依頼を受けた自分が一番悪いのだが。というかいい加減学習しろよ、俺。


そう思い、これ以上の面倒事に巻き込まれる前に急いで帰ることにした。


そろそろ日も暮れようかという時刻、街へと続く道には俺以外の動く者の気配はない。まぁこんな時間帯に城壁の外を出歩く一般市民は殆どいない。


ましてや野営の準備もせずに、そのまま街に向かおうとするのは余程の阿呆か、移動中に夜襲を受けても迎撃できる戦闘経験のある者達ぐらいだろう。


勿論俺は後者だ。決して阿呆ではない、、、はず。


戦闘経験のある者も、この時間帯は野営の準備をするのが普通だ。それはそうだ。移動というのは警戒しながらだと疲れるし、何より夜の戦闘というのは難しい。


だから野営という防御拠点の構築は、安全に旅をするなら余程急いでない限り行うべきだ。まぁそれでも襲ってくる者はいるが、、、野盗とか。


それでも移動中より確率はグっと減る。


だから前方から聞こえる微かな戦闘音、女性の悲鳴何かはそんな不運な者達のものであってほしいと思う。


阿呆を助けるのは骨が折れる、、、そう思いながら一気に駆け出した。



物語を人に読んでもらう、というのは大変なことだと思います。


この作品が皆様の暇潰しになれれば幸いです。

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