59話 ひいおじいちゃんと白石の夢
おつぽんです
原稿を書くのに手間取ってしまい今日更新します
表現がむずいと思いながらも、楽しいなって思いながらやっています
じゃがいも美味しい
「源一:かんぷら芋? картошка(カルトーシュカ)?」
「花:なにそれ?」
「創:じゃがいも」
「そうだ、お前あの時の」
お前、俺が幼年学校に入る前にあっていた。
綺麗な格好をしたあざだらけでボロボロの子供だった。
いつも小さな赤ん坊の形をした人形を抱きかかえて泣いてた。
「義兄弟の約束をした あの時のお前だったのか」
叫び声をあげて恐怖心に駆られる。
本当に弟のように可愛がっていたあの時の姿と乖離しているとようやく気がついた。
何を言っているんだと花世たちが、疑問に思うのと反対にハヤスケ・モクきち・田島・河野がその叫び声の意味を気付き叫び出す
「そうだ、全部思い出したぞ。 お前、土手で泣いていたあの時のチビだったのか!!」
「どういうことなんだって!! 一から説明してよ。 今北産業でおなしゃっす!!」
それは、俺やハヤスケが子供の頃。もっといえば、俺が福島から東京に来て数ヶ月立った時だ。
俺はいつも通り、目の前にいるばあほの塊と遊びに出かけたのだ
いつもみたいに川辺で遊んでいたんだよ。
その時に高架の下でずっと泣いている子供が居たんだ
声をかけたんだ
『なしてそんなに泣いてるんだ?』
そいつが俺を見たとき、びっくりしてな。
服の裾から見えたのだ。あざや、かさぶたが至る所にあって泣いているのだ。
それなのに服が綺麗に洗濯されているから気味が悪かった。
『僕のこと、気持ち悪くないの? 』
開口一番に言ったのがこの言葉だ。
今でもはっきり覚えているとも
その時に抱いて居たのが、目の前にいるヲ式みたいに白くて毛糸で作られた髪と目と口がついた人形だ
まるで白石に似せて作った人形だ!!
「そうだ、こいつはもっと昔に出会っていたんだ。 だから兄貴だなんて」
「悪いけど、源くん。 どうやら自軍のトクシュダンとやらが無くなりそうだよ!! 」
白石の正体に気がついた時には、敵味方関係なく火力がつきそうになっていた
疲弊し動けない状態になっている。
弾が底を尽きそうになり、源一郎が嫌がった白兵戦一歩手前まで来ている
若い世代の未来を摘んでたまるか!!
だからこそ、単騎で白兵戦だ
今の若い世代に俺たちの猛進さと、盲目さと、何もかもを教えてやる!!
「いくぞ餓鬼ども、俺が相手だ。 未来の子に手を出してくれるな」
目の前にいる敵兵の首を跳ね飛ばす!!
照準を定めた相手の好きに飛び込んで目を潰し切る!!
狼狽など効かぬ、横一文字に一気に切る。
なに構えているんだ? 刀ごと叩っ斬ってやる!!
「ひいじいちゃん、直上 手があr!!」
そこが狙い目だった
あえて単騎で突っ込んでくることをわかって狙っていたのか。
やられた
「グァああああああああ!!!!!」
今、自分がどこにいるのか、どこが上なのか下なのかわからない
身体中に針が突き刺さる感覚がする。
いたああああああああああああああああああああああああああああああああ
「ひいおじいちゃんを返して!!」
花世が叫んでも、創真が泣き叫んでも無情に取り込んだ腕がもごもごと動き口元へ運びいれヲ式の腹の中に源一郎が収まろうとした
巨大な腕の中に握りしめられたまま動けなくなる情景を見て微笑む白石
それと同期してヲ式の動きが完全に止まった。
「見せてあげる、源一郎様の夢」
ヲ式の咆哮と全てをかき消すくらいに輝く光の中に全てが包み込まれた。
何も見えない、感じない世界に瞬間包まれた
「・・・・・・あれ? ここって・・・・東京?」
花世が目を開けた先にあったのはモダンな東京の街だ。
あたりを見渡した時に、いまと違い洋風な建物と平屋を二階建てしたような建築物が多く見られた
一瞬頭の中がパニックになったものの、見渡した時に気がついた
ここは戦前だが、そもそも『戦争』という概念がない
「ねぇちゃん、気がついた? ここは俺たちの教科書で学んだ戦前の日本じゃない。」
「創真、ここって本当にひいおじいちゃんの夢の中なんだよね」
こくんと頷き人通りを歩いていく
人々が自由に街を行き交い店では商売をし、井戸端会議なんてものもしている。
何より活気にあふれ、まさしく平和な世界線だ
「ねぇちゃん、あそこ見てよ、ひいおじいちゃんがいる!! 梅子ひいばあちゃんと一緒に歩いてる!!」
「本当だ!! 着物、着てる・・・・。 軍人じゃない?」
世界線に違和感が君悪くなったと思った瞬間、足元に新聞がひらりと舞い落ちて着た
拾い上げようにも触ることができないが、文字を読むことはできる
「ここは・・・・俺たちの知っている世界じゃない。 進駐も何もしていない。 」
「戦争そのものをしていない。 そんな世界なんだ!! 創真・・・あそこ」
花世が指差した先に、人通りの真ん中にポツンと立ち尽くす男がこっちをもいている
血だらけで服もボロボロで、軍刀をつるさげた鞘もただ棒切れのようにつられている。
男はついて来いとばかりに人混みをすり抜け、路地の中に入って行った。
「いくよ、もしかしたらあれはひいおじいちゃんだよね」
「もしかしたら、俺たちに見せたい何かがあるんだ」
あとを追うように路地の中に入っていきながら、男は時より振り返りながら、指をさしまた歩く。
何度も繰り返した先にあったのは、花世たちが見慣れた家屋であり庭先だ。
「ここって、俺たちの家? 見ろよ、梅の木がある!! 」
「あそこにいる赤ちゃんって、おじいちゃんだ! そっか、戦争がなかったから家族と一緒に生活出来たんだ・・・」
愛おしそうに赤ん坊を抱きかかえる源一郎の「めんけぇね、めんけぇね」という言葉が痛々しい。
側で寄り添うように見つめる梅子の顔をみると、なおさら何も言えない
「なぁ、さっきの軍人。 また『ついてこい』ってやってるけど・・・」
「いくに決まってるじゃん。 もうちょっと見てみたいって思うけどやめよう」
再び花世たちが男に案内されるがままついた場所は、広い草原のような場所だが地面はきちんと整備されていた
夕焼けが綺麗にその場所を包むがまた多くの人がここに集まっている。
そこに馬に乗った源一郎が登場した。
「これって、駐屯地の祭りか何かかも・・・。 」
「みたいだね・・・・。 っていうかあれ、おじいちゃんが体験で乗馬してるんだ」
幸せそうな笑みを浮かべて二人はあたりを見て回っている
「父ちゃんかっこいい」・「父ちゃんもっと見たい!!」と子供ながら父親の晴れ姿のようなものに興奮している
傍で梅子も手を振っているのがまた新鮮だ
「相変わらず、じいちゃんって子供っぽいよな」
「帰ったら怒られるよ」
そんな世界をじっと見つめているが、後ろから気配を感じ振り返ると再び男が指をさし歩き出す。
再び家に引き戻されると、今度は家の中に入っていた。
そこでは初老手前の源一郎が梅子の手を借りて真新しい制服に着替えていた
どこか自衛隊のような緑色の制服に、新鮮味を帯びながらもどこかさみしい何かが込み上げて着た
『お父様、お勤めご苦労様です。長い間大変だったと思います』
『まだ、ワシは退役しとらんぞ・・・。 だがこの世界とも今日でしまいか』
庭先に目線を落とした時に、同じように自衛官のような制服に着替えた源一郎の友人たちが流れ込んで着た
全員生きていることに感動を覚えながらも、実際は叶わない夢を見ていることに目を背けたくなった
声高らかに笑いあう姿が、見ていられない。
「叶わない夢をずっと願っているんだ。 ねぇちゃん、またあいつが呼んでるよ・・」
「う・・・・・・・・・・ん。 うん」
再び家の中をぐるりと回るように案内された先には、自分たちの父親である浩一と叔父の貴俊がいた
二人の喧嘩に祖父の源太は怒っているが、雷が恐ろしくて源一郎と梅子に泣きすがっているようだ
くっついて離れない二人を、無理やり祖母の晶子が剥がして説教を開始した
「なんかこういうのありそうだよな」
「あるっていうよりも実際にしてそう」
しんみりとした世界観が一転してホームドラマを見ている感覚にさいなまれて着た二人
ここら辺は、自分たちも経験したような気がして違う意味で目を背けたくなる。
「また呼んでるね・・・・行こう」
「ここで最後なのかもな・・・・」
誘われるがままに歩く先には、花世たちが住んでいる自宅が目の前に飛び込んで着た
そこでは自分たちが生まれ、いとこの恵美も生まれ『ひいおじいちゃん!!』と抱きつく姿が映る。
いっぱい抱っこやおんぶを求められ困っている姿が、愛おしくて仕方がない
目まぐるしく変わる世界線の中で源一郎は、たくさんの愛おしいものたちに囲まれて天寿を全うする
彼のその顔には、悲しみも何もない。
幸せと平和に囲まれた正真正銘のIFの世界線だ
「これが、ひいおじいちゃんの幸せってこうだったんだ」
「恥ずかしいね。 こんなところを見られるとは」
「やっぱり、さっき案内していたのはひいおじいちゃんだったんだ」
恥ずかしそうに笑う源一郎に、よりそう様に歩み寄った花世たち
その幸せそうな光景を見て回った途端、曽祖父の姿に涙があふれて止まらない
もしあの時、戦争が起きなければもっと違う道を歩んでいたのかもしれないと思うとなお辛い
「ずさまのために、泣いてくれるのかい? 優しいなぁ二人は」
「だってひいおじいちゃん。 こんな夢も見たら誰でも泣くさ」
「どうあがいても叶わない夢が、辛いもの!!」
たまらず泣き始める二人にそっと抱きしめる。
ひ孫二人がこんなに辛い思いを抱えてしまったというのにかける言葉が見つからない
叶わない夢を追いたいと感じる心が、この二人は兵器の様な作用を起こした様な気がした。
「そういえば、左目だけ金色の目で菱型が増えてる様だけど」
「創よ、これは『夢幻睡夢』という能力でな。 左でこいつを発動すると見たものは精神面の幻術を食らう」
「右目だと・・・・・さっきの白石さんみたいなことになるの?!」
「そうだ、体の感覚がおかしくなって発狂する いやはや恐ろしいなぁ」
一瞬の眩い光を見た瞬間に白石はこの能力を使って、その場にいた人間を源一郎の夢の世界に送り飛ばしたという
ヲ式を本気で動かせばその場にいた敵兵も、幻術の中で死にゆくほどの力を持っているのだ
「大丈夫、ずさまは一番求める願いが叶わなくても、見てみたかった夢は見れたのだ それが何かわかるか?」
首を真横にふる二人に、ぎゅっとさっきよりもきつく抱きしめる
二人もそれに応えるために二人もぎゅっと抱きしめ返す
耳元の奥に響く優しい囁き声に二人の抱きしめたはわなわなと震えた
「それはお前たちという、夢に出会えたことだ」
その言葉に膝から崩れ落ち膝ていた。
ハッと地面を見つめた瞬間、今まで写っていた世界が光の泡と共に消えかけていた
三度、源一郎の顔を覗き込むと待っていたとばかりに屈託無く笑う姿があった
「泣くな、花世。 先に帰っていてくれ後から、オラもいく」
「ひいおじいちゃん。 待ってるよ、絶対に帰ろう!!」
「先に目を覚ましたら白石に言ってくれ 『お前が簡単に叶える様なデカさじゃない』って」
「わかったよ。最高にCoolでイかれた夢だって言ってやる!!
ただ彼が笑う笑顔とともに世界は光の泡になって消えて行った
この世界に生まれて、守ってくれたことにただ涙を流す。
再び目を開けた時には、敵味方関係なくじっと白石が座るヲ式を眺めていた
「なぜだ? どうしてあなたはこんな!! なんだお前ら、その反抗的な目は!!」
ヲ式の目が赤く光り敵兵士たちを再び動かそうとするが、彼らは白石の命令に従わなかった
それどころか、喧嘩を売る様に銃でぽんぽんと肩を叩く始末
「お前ら何を勝手にやっている、また闇に戻りたいか!!」
「何を言ってんだ白石よ。 こいつらは自我を持ったんだ。 俺らみたいにな」
「勝手に動いてくれたな、田島ども。 まずはお前を消して最初からやり直す!!」
さっき以上にヲ式の赤く目が光り輝き、腹部から太いひもの様なものがついた傀儡が湧いて出はじめた!!
特殊弾がもう空っぽに近い以上、遠距離からの攻撃は不可能だ
万策つきそうだ
「勝手に私たちが!」 ドゴ!
「勝手に俺たち兄弟が!!」バキ!!
「「弱いって決めつけんじゃねぇ!! 必殺 ベ●ラマ」」 ベキベキ!!
突然、敵の塊に突っ込んて行ったかと思った二人だが己の拳二つで渡り合っている
かと思えば花世は、敵の頭に頭突き入れ、創真は身につけていたベルトを鞭の様にしてぶっ叩いている
地味な攻撃かと思えば、大胆な攻撃はひ孫の特権とばかりにあたり散らしていく
「あれは、若干日頃の鬱憤が溜まってるんじゃないかな?」
吉野岳明3佐の心の声がポロリと漏れた時についでこんな声が聞こえた
「女の子は怒らせないほうがいいよ? これは女の子の特権」
女性にしては少し低い声に一同振り返る。
そこにいたのは、重々しい鉄の箱を持った半袖のブラウスにジーパン姿の女性が立っていた
「優子!! どうしてオメェがここにいるだ!? 」
「どうしてって、デリバリー警視庁やってるからよ。 ありったけの特殊弾大盛り定食お待ち!!」
そう言って指差す方に、大量の護送車がこれでもかと並びバリケードを築城し馬鹿でかい箱を車外に搬入していた
誰も要請した覚えがないのに、ありったけといえよう銃弾から砲弾から何までの量に心臓が高く響いた
「そろそろ、弾が尽きるんじゃないかって梅子ばあちゃんが言ってね。 さて警視庁としてもいろんな意味含めて」
お礼言わせてもらいます
大通りの向こうからマジキチスマイルを浮かべる武装警官が、今までの恨みとばかりに催涙弾を投擲していた
この瞬間下手に攻撃したら殺されるな、っと敵兵を投げ飛ばしながら思う創真
だが、増援が来たと知らずに花世はメリケンサックをつけて敵兵をちぎっては投げちぎっては投げを繰り返す
「殺してみろ!! やってみろ!! わたしゃ不死身の兵のひ孫だ!!」
「無双しているところ悪いけど、田島おじさんの秘密兵器がそっちいくから避けろよ!!」
必殺 英国式連結型一輪轢殺車
ガラララララララララララララ!!!!
ん?
「それはあかんて!! 半端ないって!! 大日本帝国陸軍工兵科ハンパないって!!」
絶望を与えたはずなのに、大将首をとったはずなのに、なぜ自分を攻撃する人間の数は増えていく?
切り札を使えないようにしたのに、どうして周りの人間は攻撃をやめようとしない?
こいつは日本軍の全てを注ぎ込んで作ったはず、なのにどうしてこいつらは生き生きとしているんだ?
「どうして、ひれ伏さない? 何がこいつらを動かしているんだ?」
(もうお前もわかっているんだろう? 田中源一郎には勝てないって)
「黙れ!! 黙れ黙れ黙れ!! 勝手に僕の中に入ってくるな!!」
(進言しよう、白石少尉 あと数秒もしないで田中源一郎は復活する)
「黙れ黙れ黙れ黙れ!! 無駄口を聞くな!! ウゲェェ!!?? 」
身体中に痺れた感覚と喀血が止まらない白石。
うろたえたヲ式の腹はボコボコと音を立てながら避けて何かが飛び出した
それが白石の目の前に躍り出る。
「あ・・そんな。そんなぁ。 嫌だァァあああああ!!」
「勝手に食ってくれるな 白石!! 切磋琢磨だっ!!」
ドゴォ!!
いたるところを針で刺されたあとが目立ちボロボロになったはずだ。
己の手で手をかけて、そうしたのに
白石の体は源一郎の拳で吹き飛びそうになった
「あ・・・・。いかん・・・・、 落っこちルゥ!!」
よろけた瞬間に地面に真っ逆さまに落ちていく
キューーーーーーー
耳元で風をきる音が聞こえた瞬間、やってしまったと思った。
「航空支援だ!! いくぞ 隼の翼に掴まれ!!」
紙一重で腕を伸ばし、新緑の稲妻に捕まった。
コックピットの方に見える仲間の笑顔が、輝いて見えた
少し下を覗いた時に、感性をあげる未来の子供が誰もかけていないことに胸をなでおろした
「もう一度、あいつのところに行って俺の代わりに切磋琢磨してくれよ!!」
「あったりまえだ!! 行け かわばタァ!!」
「落とすぞ、行ってやれ!!!」
翼から離れ一気に急降下する!!
怖いものなどもうない、未来たちのためにただ帰るのだ!!
白石の目を覚ましてやる!!
「白石少尉よ!! 切磋琢磨だ、馬鹿野郎ぇぇぇぇぇぇ!!」
「頼むぞ、源一郎。 俺達の呪縛を解いてくれ」
どうでしたか?
今回は5000字超えました、なんだか少しスランプ抜けたかなって思います(オイ)
残りこのパートも1話になりました。
まだ完結ではありませんが
次回予告
「貴様の弱点はそこか!! ヲ式と貴様の縁を絶ってやる!!」
「やめてええええええ。 」
白石の弱点を突き一気に逆転する
全火力の一斉攻撃で一気にヲ式にたたみ掛けた
「おのれあああああああああああああああ」
悲鳴にも聞こえる断末魔が辺りに響き渡り、ドロドロと音を立てながらそれは消えて行った
「もうやめよう。こんなこと」
「僕は、ずっとあなたの望む世界を求めていただけなのに」
白石の夢は叶わず空を仰ぎ見る
今までの行動が無駄とかしたのに、妙に清々しい
「もう落ち着いたようだな。餓鬼ども」
「富治、遅くなってごめんね」
二人の聞き覚えのある声に驚き、周りの人間も驚いてその人間をみた
そこで明かされた真実も
「ありがとう。俺たちの呪縛を解いてくれて」
「そんなバカな!! お前ら」
そして、白石の見つけた新しいの自分の未来の形を
愛おしい・守りたいと願うその人を
「富治さん、帰りましょう・・・」
「その前に、待って。 全てここで精算させたいんだ」
次回
ひいおじいちゃんと終戦
「帰るぞ、花世・創真 品川の我が家に」
「「「カラスと一緒に帰りまヴォォォォ!! 」」」




