52話 ひいおじいちゃんと激突
投稿遅くなってごめんなさいです
今回薄っぺらいですが次回から濃くして見せます。
実は今日、この小説の主人公の田中源一郎の誕生日です。誕生日にこと起こす白石の心境もまた書いていきたいです。
このところ、世間で起きている事象に対してニュースでは取り分け大きな事はいっていない。
悲しくなるような事件、クスッと笑えるようなニュース。
そう言った事はあるが白石関係では全くなく、いつもと変わらない日常がすぎていっているということだ。
そんなニュースを見ながら監視役の男性刑事であり、第七の孫である浅野基に東京都内全域の地図とずっと使っていないおばけ工場内にある使用可能な武器のリストを見ながら作戦会議をしている。
「源一:現代兵器を知りたいのだがな・・・・」
「河野:源くん、仕方がないよ。彼にも仕事があるし、後で教えてもらえばいいと思うよ。」
作戦指示書を書く手を止めて、机に突っ伏す源一郎に苦笑いを浮かべる幽霊な友人こと憲兵の河野拓巳だ。
今回来てくれたのは、まとめた作戦書を暗号化し白石にバレないように工作をしてくれている。
友人として助けてくれるという事はもちろんであり、去年の秋口と今年の一月にできた借り・あの地獄で作ったかりを返すためか生前よりもやっきになっている。
「河野:그런데 그쪽은 제대로 만든거야?(ところでそっちはきちんと作っているの?)
「川端:Я делаю это сейчас.(今やっていまーす)」
「ハヤスケ:How is Siraishi's armament?(白石の兵装ってどうなんだろうな?)」
「モクキチ:坦克是必要幾台左右?(戦車は何台くらい必要?)
「田島:いや、日本語で話せよ」
各専門分野のエキスパートの友人たちが話し合うが全員他国の言葉で話している。はたから聞いていたら何言っているか分からないが本当にわからない
これも作戦がバレないようにという意味でなのだろう、士官学校時代のノウハウをここで活かしたいらしいがここにいる六人のために梅子が麦茶を出すが梅子自身も泣きそうな顔だ。
「梅:士官様はすごいわ・・・・私にはわかりませんが・・・お・・・・・お父様」
「源一:Das war ein Befehl (俺は福島のものが食べたいとお願いしたのだ・・・)」
「梅:ド・・・・・・ドイツ語? しまった!! お父様、ままど○るを!!」
ちょっとイラっとしているのは知っていたが、もうここまで来ているとは思わなかった。急いで口の中にままどお○を入れてもあまり落ち着いてくれない
なんせ福島のもの食べないと総統閣○ではなく、総統少尉になるのです。
ドイツ語もそれの影響で、依存症の悪化イコールこうです
最近の源一郎は福島のものを食べていないせいで依存症を悪化させてしまった。今日が爆発の日になったのだ。
「源一:ボルシッチ!!(福島のものが食べたいのに)It’s足らんカッター!!」
「花:・・・・・・あ・・・・・!」
「創:しまった!! 依存症が出たぞ~!!」
この光景を見たことあるなーって陸軍団が思い始めた頃、士官学校で出された給食のおやつの梨に怒った時もこんなこと言っていたなと思い出す
1番の下級生であったということで殴られるかと思ったが、一番上のお兄さんたちが通り側に梨を置いて言ったのは良い思い出だ。
「田島:なぁお前の言いたい事は9割9分が暴論なんだぞ? 子供みたいに駄々こねて良いものじゃないんだ 」
「源一:ちくしょうめ~!!!! 田島なんてファイっ嫌いだ!!」
「田島:え? マルフ○イ? 耳おかしくなったかな? 」
昼に食べようとしていた喜多方ラーメンを用意していた孫の浩一が無理やり口に突っ込んだがそれでもダメでした。
こうなったらと思い先週からいる恵美が、会津名物の棒たら煮を食わせたが顔にヒビが入り体が光り始めていた最終奥義を発動しようとしていると肌で感じ始めていた、建御雷兵の特殊能力ではなく田中本人の能力。
「源一:ボルシッチ!! バーカ!! 」
田中源一郎の最終奥義 自爆装置
「源太: やめてくれー!! 親父ぃ!! 」
監視に来ていた刑事軍団もジュラルミンの大盾で防御しようと突入したが、突破される。これはもう本気で暴れそうになった途端。
慌てふためきながら廊下を走ってくる二つの音がどす、どすっと響いている。
「晶子:あんたたち!! バカやってないでテレビを見てよ!!!」
「涼子:なんでおじいちゃんと一緒の軍服を着た人が映っているの!?」
「「「「「「「「「「はぁ!!?」」」」」」」」」」」
一斉にリビングになだれテレビのチャンネルをいじる。
どの番組でもその向こうで聞いたことのサイレンが響き渡り、アナウンサーが番組の途中で入って着て情報に惑わされて混乱し
急遽、特集が組まれ一斉に情報が錯綜し始めた。監視に来ていた浅野刑事が携帯で上司に連絡を取ろうとした瞬間だった。
ぽぽんぽ ぽぽんぽ ぽぽんぽ ぽーーーーん
「梅:どう・・・・して・・・・・この音が。いやよ、もう お願いだからやめてちょうだい。 嘘って言って!!」
「浅:え? なんで・・・そこまで怯えるているのですか・・・・」
「梅:この音は・・・昔、公共放送で流れた開戦を知らせる放送よ」
それを裏付けるようにテレビの先に映るのは仮面を被り不気味な声を出す、白石の姿だった。
仮面越しからでも不敵に笑っているのは察しがつく、テレビ越しにキャスターもグッと行きを飲み込んでいる姿もよくわかる。
『こんにちは・・・・・。朝のちょっとしたワイドショーの時間を割いてしまってすいません。私は、数十年と前にこの世に恨みを残しそして地獄から帰って来たモンスターの建御名方兵と申します。
私がとても不気味に見えるかもしれません。
それはそうです。もういないはずの旧日本軍の人間がこうやって現れているのですから、最初はただのいたずらと思ったかもしれませんが残念ながらそうではないのですよ。
そうそう、もう1人私の片割れがいまして・・・・その件について今からお話しさせていただきます
私と片割れは、あの地獄のような場所にいました。太平洋戦争、我々がいう所の大東亜戦争がそうです。
敗戦色が濃厚となったある日、上層部は非科学的で神頼みな作戦を考えたのです、それが私たちの誕生でした。
私はその話を聞いて考えたのです、その化け物になって何もかもを壊してしまえばいいと
そして、私の片割れとなるある人の夢を力を持って作っていこう。そうしてしまえば良い。
そのために、私は汚い仕事だってなんだってやって来ました。 時にはクッソ嫌いな上司に体だって売りましたし。』
まさかこう言った形で出くわすと思ってもいなかった、考えようもない攻撃をするとばかり思いこむ慢心が憎らしい
創真がずっと携帯を覗き込み何も言わずに源一郎の前に差し出した。ずっとこの話で持ちきりになり、いわゆるバズっているということが起こっていた。
「浩一:なぁ、これって電子戦っていうやつかな・・・・・最初の一手にこれを出されるときついんじゃないか?」
「源一:ふん!! この程度まだまだよ。 『歩』を動かしただけに過ぎぬ」
「浩一:ふ・・・って将棋のか?」
まだ余裕があるという様子ではあるが、顔色はあまりよくない。作戦要綱そのものが未完成で肝の部分を作れていなかった、さらに共闘する相手の能力や火力も知らないで戦うのは無理がある
白兵戦となれば、なかなか倒れない敵をどう倒せば良いかも不明だ。ぶっつけ本番で戦えばこっちが負ける。
『もう、あまり時間がありませんね。 私としても現代の情報網を使ってみなさんの動向を見ていますよ? ハッタリという人もいればなんとやら
もう時間がありません。 迎えをそちらに送りましたのでこっちに早くいらして下さいね。もしこの言葉を信じるのであれば、今からいう住所地近辺に行って見て下さい。面白いものが見れますし会えますよ、私の片割れ』
建御雷兵様に・・・・
信じられないが、確かにテレビの向こう側では品川区ともこの家の近隣の住所をはっきりと言っている。
ここまで来られると特定しようとする人物だって必ずとって出てくる。
『じゃぁ 1100(ヒトヒトマルマル)にお会いしましょう。場所は・・ね? 』
そこまでで映像はプツンと消え、そのあとに静寂が広がるのみだ。ポツポツとキャスターたちが話していくが、こっちはそうもいかない。
先制攻撃に面を食らった気持ちでいっぱいになる。
「源太:お父さん・・・・・本当に、これは現実なのかな?」
「源一:なんとも言えんが・・・・・どうすれば・・・・。 雪・・・・の・・・・進軍?」
「創:なぁひいじいちゃん、悪いけど。さっきから携帯いじっていたら黒い霧がここら辺歩いている写真とか、特定厨が騒いでいるんだけど」
ネットでは虚構が入り乱れ真実がわからなくなっている反面、住所から多くの人間がうようよと動き始めている。
だが源一郎の耳の奥には雪の進軍の野太い歌声が響いている。
「源一:等々やりおった!! くそったれがァァ!! いきなり飛車を飛ばして来おった」
一定のテンポで響く軍靴の音に混じり金属同士がきしむ音も響き始めている。花世たちには聞こえない傀儡達の小さな足音が、一歩一歩となるたびに大きくなって言った。
ぎゅっと握りこぶしの中にある軍刀が軋み始めていた。抜けば賊軍・負けても賊軍。死んで地獄に落ちれば特等席行き
「源一:やってやろう、久々に怒ったぞ。 なぁハヤスケたち・・・俺に力を貸せ?」
「「「「「そのつもりですが、何か?」」」」」
ダァァァン
銃声が聞こえたと同時に庭の塀を乗り越えて来た敵兵2人だが瞬きをした瞬間にもう膝から崩れて倒れていた。
否、音速で塀に登り敵兵の額を切り飛ばしたのだ。いつの間にか刀を抜き、相手が切られているとわからないうちに倒していた。
「源一:不届き者共め・・・・一から鍛え直してやろうか・・・」
グォxおxおxおxおxおxおxああああああああ!!!!!!
「源一:みんな・・・・・・喧嘩だ!!」
まずは、目の前にある敵兵3人を真縦・真横・斜めに切る!!!
次に・・ 銃剣? ・・くそ・・・・避けきれ・・・。・・・つらぬ・・・・
ズダダダダダダ
もうダメだと思った。 だが倒れた俺を守ってくれたのは百式を持ったハヤスケたちだ。
すまない。だから悲しい顔をしないでくれ、頼む。
「ハヤスケ:俺たちを・・・・頼れ。バカ源一郎。 お前が死んだら俺は嫌だよ」
くっそう、面白い・・・・全く。 もっと会いたかった、もっと生きて欲しかった。だからこそ・・・だからこそ
「源一:帰って、旨い酒を飲もうぞ。馬鹿どもが!!」
それでもなだれ込もうとして来た敵兵たちを創真が二階から源一郎の38式歩兵銃で狙撃し、花世が思いっきり塩をトルコの料理屋さん見たく大量に振りまき、それでも入ってこようものなら浩一が大外刈りで一本!!
畳み掛けるように涼子が劇薬をぶん投げて、何かに感銘を受けそれを真似して、敵兵めがけて源太はGをぶん投げていた
よいこのみんなは真似しないでね!
「晶子:あんた達!! この品川の地を歩いたこと、後悔させてやるわ! Mom!!」
スゥ
「梅:やァァァァァァあろぉぉぉぉぉ!!!! っぶっ殺してやーーーーーーーーーーーーーる!!」
梅子・・・・お前がそう言うなら俺はやるよ。残りの敵はざっと10人か、一気にやるぞ。
「源一:新式 煉獄炎」
敵の身体中に切りつけた刀傷から一気に青い炎が燃え上がり、煙が轟々と立ち上がったがあたりが臭くなることはない。だが煙の中から嗅いだことのない憎しみと悲しみの感情が混じった乾いた血液の匂いがかすかに混じる
最悪の誕生日と悲しい結末が始まった。
『さぁ、始めましょう・・・建御雷兵さん。 手始めにあなたの家の前に部下を数名派遣しました。 そうすればいいかわかっていますね?」
カスカスになりました。ごめんなさい。
この小説もクライマックスが近づいて来ました。できれば八月までには戦闘シーンを終わらせてあげたいのです
悲しいからね。
設定が・・・・・
次回予告
「源一:やったか・・・・・。お前は!!」
「高木:お久しぶりです、私もあのニュースを見ました。やりましょう隊長」
倒れた敵兵・・・傀儡の倒れた影から去年の裁判で傍聴していた高木一等兵の姿がある
「花:あなたは・・・・」
「高木:僕も、今回のことは腹に拗ね変えています。 やりましょう!!」
完全武装し、宣戦布告を始めた。確実に白石を倒すために、三田結衣の願いを叶えるため。
この平成の世に帰ったことによって生まれた新しい未来のために
次回
ひいおじいちゃんと最後の戦い(戦闘開始)
「源一:家族を未来を守らんがため復活す!我田中少尉、いまここに立つ!!!」
「白:早く僕のところにきて!! 」




