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49話  ひいおじいちゃんと優子の父親と庭のオブジェ(サマソニ行きたいを添えて)

こんばんは、急な投稿すいません

youtubeは中毒になる

ダメ絶対



「源一:何もかも忘れてサマソニ行きたい」




梅雨の季節がそろそろ顔をのぞかせる頃、孫の貴俊からもらった緑迷彩の半袖Tシャツに黒色のジャージハーフパンツを履いてリビングで干物のように寝転がる爺さん

ジメジメとした湿気が田中家にも到来し色々とやる気をなくして行く日々に唐突に生まれたこの言葉





源一:サマソニ行きたい




誰の入れ知恵なのかは大体、花世自身わかっていた。このことを曽祖母の梅子に言わせれば、全力でヘッドスピンしながら源一郎を追っかけ倒すに違いない

田中家で一番チートかましているのは梅子で、右に出る者がいない。



「梅:私もサマソニ連れて行きなさいよ〜!!! サ・マ・ソ・ニ!!」



こんなことを言うだろうが、まぁ許してくれるだろうというのが花世の見解だ。連れて行けばいいか



「花:創真・・・・恵美ちゃんも連れて行くか・・・サマソニ」




リビングにいるおっきな干物を横にP○Pで狩をする弟の創真と相談をする。それを見て嬉しそうににやけ出した創真は、行きたくてもいけないフェスに心踊らせていた。





創:行こうよ、ひいおじいちゃん





なんて言おうと創真が近づいたときにイヤホンから音漏れで聞こえて着たのはデスボイスとシャウトする男性の声だ。

それに合わせて鼻歌を歌い、時より小声でデスボイスとシャウトが聞こえてくる。



「創:いいね!!!」



入れ知恵した犯人がわかったところで、監視できていた下川春人刑事と吉野優子刑事に創真を引き渡した。

明らかにわかっての犯行、姉の目線は冷たいが相反するかのように創真の顔がだんだんと気持ち悪い笑顔を浮かべて骨格すら変わって行くのを刑事2人は見逃さなかった。



「下:サマソニはいいけど・・・あのバンドの教育を施すとは。どうなっても知らないよ?」


「創:ヌベヂョンヌゾジョンベルミッティスモゲロンボョwww イヒヒー!!」


「吉:あ〜、はい。今確定しました、今から病院行くことが決まりました!!!」



マジかよなんてぼやきを入れた花世の祖父である源太が源一郎に事情聴取した。イヤホンを外したところで源一郎に対して顔を覗き込むかのようにじっと見つめる。



「源太:なんで急にサマソニを思いついたの?」



源一郎が縁側に移動し、干物になりながらサマソニに対する厚い視線。その行動を不審そうにみる息子の源太

事の詳細は簡単な事だった、創真と一緒に現代の音楽聴いていて思ったという


サマソニ行きたい。


「源太:それでか・・・・・・あーぁ。等々いろんなものに毒された。」


創真から借りているアイポットの画面を見たら、確かにシャウト系統のバンドの音楽が流れている

こっちに毒された源一郎だが、満更でもなくむしろ新しい何かを獲得したかのように体を動かしている。



「源太:米津○師を聞きなさいYO。」



(創:十分、じいちゃんも現代音楽に毒されている気がするのですが?)



驚いて口が開ききった創真の姿を見ながら、出来上がった洗濯物を持って涼子が源一郎の前に顔をだす

衣類が袋に梱包されているのを見て、出来上がったクリーニングを顧客に渡しに行こうとしていた。




「涼:おじいちゃん、ちょっと仕事お願いしてもいいですか? 配達頼まれても?」


「源一:任されよ・・・創、すまぬがこれを借りて行くぞ。 サマソニへの予襲復讐だ」


(花:完璧毒されたな、創にあとで説教とFXいびりしよう)




荷物を自転車の荷台に乗せ遠く梅雨のような空の色とジメジメとした暑さが、遠く源一郎の心の奥にある遠い地獄と大嫌いな密林地帯の感覚をと想起させる

だがこの時代にそんな感情を抱くことはないなと、爽快感のあるロックを聞きながら一軒一軒回って行く。




(源一:ん? 黒塗りの車・・・・・ウッ、頭が!!)




見慣れない黒い車に今までの経験で見た事のないナンバープレートが源一郎と対向して家の方へ走って行く

これといって気にしないで仕事を終わらせチャリを走らせて仕事に行った帰り、近くのコンビニでスポドリ買って一気に飲み干す

最近、これが自分の中でのルーティーンになり、同時にコンビニ店員に顔を覚えてもらい世間話もして行くのが好きだ。。



「源一:いま帰りました・・・・・・・・・・・。って、わしの家の庭が・・・・・勝手に何かされてるぅ!!!」



家に帰ったら新しいオブジェが2つほど庭に刺さっていました。いい感じの苔が生えた灯篭みたいなのがブッスリと刺さっている。

何だろう、すごい何処かで見たことあるような・・・・白昼夢のような・・・・



源一:違う、これは庭におく灯籠でも何でもないな。



深緑の制服をまとった明らかに男性とおもわしき人が庭の真ん中で犬神家のあの白い被り物した人みたいになっていた。慌てて家に入ったときに玄関に黒い革靴が3つほどおかれていて、嫌な気を感じ大広間兼座敷に入ったとき何もかもを悟る。


「源一:・・・・・・・・・・・」


犯人はなんとなくわかっている、勝手に血の繋がらない孫と言っていた監視に来ている女刑事が犯人だった。

その隣には女刑事によく顔の似ている六十代手前の男性が庭のオブジェを見ながらぶつくさと文句を言っている。

だが、今まであって来た深緑の人間とは違う。



源一:この人は・・・・・・・今までの連中とは違う



「吉:おじいちゃん、紹介するな・・・・・・わいのおとん」




「??:いつも娘がお世話になっております。優子の父の吉野貞泰よしのさだやすと申します」




吉野とどことなく顔が似ているこの男、肩のキラキラと光る紐が経歴の凄まじさを語っていた。

只者ではないと言う感じなのだがずっと泣きちびる優子の頭をずっとポンポン叩いて泣きやませようと必死になっている。

少し大きめのVネックとまではいかない襟付き白シャツをだらしなく細いタイプの軍袴ぐんこすそから出していた源一郎は警戒心マックスながら慌ててシャツをしまう



「源一:貴俊と同じような制服を着ているのだな、優子よ。お父上は何者か?」


「吉:うちのおとん・・・・・実は」








陸幕長やねん








「源一:畜生? 自分の父親に畜生とは何を言うか貴様!!」


「花:ひいおじいちゃん、畜生じゃないよ。リクバクチョウ・・・・・・・・・って何?」



陸幕長。

正式名称は陸上幕僚長であり、陸上自衛隊における最も階級が高く旧軍や各国軍隊における大将である。つまりトップオブトップ、創造神のようなものに近いかもしれない。

源一郎の階級から見ても天上人のような存在で滅多にお目にかかる機会はないに等しい。まずあり得ない、民家に登場とか普通にない

と言うか今までそんなことも知らないで普通に接していた吉野優子。最初から言って欲しい。







「源一:・・・・・・・(気絶)・・・・・・・・・・」







「梅:・・・・・・・・・・・・・・・・ファッ!?」




「貞泰:そんな、驚かないでください。私は、お願いに来ただけなのです。それも田中少尉にしかできないお願いをです」



陸幕長がポツンと言った何気ない一言でその場にいた軍隊系のことを知らない花世以外は固まる。

とんでもない人間からのお願いとだけあってフラフラとへたり込みながら、面と向かい合えるように用意された座布団にゆっくりと座り込む。

にこりと微笑んで、持って来ていた黒いアタッシュケースを開け取り出したのは古びた書類たちだ。




「貞泰:もう、何を言いたいのかわかりますね・・・・・・田中少尉」




「源一:これは・・・・・・・・なぜこれを、あなた方が持っておられるのでありますか!!」




「貞泰:大変申し訳ございません、これは・・・・・遠い昔に我々が勝手に運び出し研究した、全てを覆しかねない秘密。」




「吉野:おとう、これって・・・・・・・何?」



「頼人:自分から説明させていただきます」




「吉野:さっき埋めたのにもう出てきたね」



1950年、戦争が終わり五年がたったある日。

政府に元軍関係者がある情報をリークしこの書類の存在を知ることとなり政府がこれの封印にかかりました

しかし1970年代、今まで気がつかれなかった廃工場の存在を知ることとになり自衛隊が全ての凍結ならびに封印、そして監視を行うこととなったのです

ですが、監視も虚しくそのすぐにある人間がここに眠る兵器・・・。いえ兵士が一つ凍結を解き、稼働し脱走してしまいました。

その兵士の捜索と同時に文章に書かれていた凍結されているもう一つの兵士の監視が始まります。






「頼人:それが田中源一郎少尉のことなのです」


「源一:うむ・・・・・だがその様子だとまだありますね」






しかし、あなたが目覚める2年前の1995年。起きてはならないことが発生してしまったのです

あの廃工場である兵士と目覚めさせてはならない兵器が忽然と消えたのです。結果、あなたともう一つの兵士が兵器を奪い逃走したという結果になりました

あなたが目覚めた1997年から今に至るまで、あなたと対になる兵士は完全に起動した



「頼人:我々は、事の重大性を協議した上でこの兵に対する討伐作戦を立案し上にあげる予定にしています。」



今まで聞かされていなかった第三者からのもう1つの戦争史。開いた口が塞がらないのは源一郎以外の田中家と監視に来ていた刑事たちがそうだ。

自分たちが考える以上にそもそもの事の重大性をわかりきれていなかった。それの証拠がここにいる陸幕長が家に来るということ。

心配になった創真が源一郎の顔を覗き込んだが、いつの間にか腰が抜けていた。



「源一:創・・・このジジの顔はそれほど怖いかぇ?」



「創:目が・・・・・・・光ってるよ・・・それに、小さな菱形の模様が八つも」



その目の2つが今度は、今度は目の前に座る男たちを見つめていた。

今までこの目を見た人間は口を揃えて不気味だけど綺麗だという。

だが今回この2人は、正直おどろおどろしかった。あの廃工場で眠っていたものがこれだという実感に真綿で首を締め付けられるような何かを感じぎゅっと唾を飲み込む




「貞泰:今回、この件は重要なのですがもっと深刻な問題があります」




そう出された書類には、なんらかの作戦やそれに伴う被害。そして何かの爆弾を落とした時に出る被害の指標が書かれているX1と書かれた内容もそのうちの一つだった。




「貞泰:我々がこの作戦書をもとに計算した結果です。簡潔に申し上げにくいのですが」



仮に100回ほど想定した戦闘において日本軍があなたともう1人の兵士を投入した場合、負けは60回で勝ちは20回・共倒れが5回・不明が15回となります

しかし、もう1人の兵士が持ち出した兵器を使えば負けは15回、反対に勝ちは75回・共倒れでも数はしれてしまいます




「貞泰:もう一つ、我々が危惧するのはこの兵器の能力。言いたくはありませんが、この国の本州を一気に更地に変えてしまうほど強いという計算になりました」



「吉:まだこれに何かあるって言いたいん?」



「貞泰:この兵器の真の名を「ヲ式最終決戦熱兵器シキサイシュウケッセンネツヘイキ」と言います。名前のとうり圧倒的な熱が究極の形であり、非人道的兵器をも凌駕する力を持っています。旧日本軍の最初で最後の兵器。止められるのはあなたしかいません」


お願いです、私たちと共闘してください・・・・・・




地獄の鐘の音が青くて遠い空の方から鳴り響きそうになっている

地獄の匂いが身体中をくすぶるように何かを思い出しそうになっていた。遠い戦争の影が生まれないあの小さなあの時代に




最終決戦が始まる







今回は、最初は明るい内容なのに急に無理やり展開書いて見ました。

主人公がチート系ならわかるんですが、モブキャラが身分的なチートかましてきました

書いて見たかったんですよ?

ここから、源一郎の激戦と終焉が始まって行きますので展開遅くなってすいませんですがよろしくお願いします


次回予告


「源一:イマイチ、わしが何をすれば良いのかわからんな」


「ハヤスケ:お困りのようだね、田中少尉?」


幽霊ながら源一郎の友人たちが現れる。それと同時に背の低いあどけなさをどこかに残す少年兵がハヤスケの後ろからひょこっと顔をだす


「源一:そうか・・・・やはり河野・・・いや井ノ部と共闘していたのはタツヒコだったか」


「タツヒコ:う・・・・・・・・あ・・・・・・」


そして聞かせれた作戦文章をリークした人物とヲ式の全て、絶望と混沌の世界への火蓋がすでに落とされていたことも


「花:それじゃ、ひいおじいちゃんの裁判って!!」


次回

「ひいおじいちゃんと開戦予告」


「タツヒコ:白石少尉は全てを知って計画していたのです」


「梅:これ以上、お父様を傷つけないで。」


ラストエンドへ


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