38話 正月だしまぁなんか適当なことやっていこうぜひいおじいちゃん
開けきっておめでとう御座います
餅食べましたか?餅美味しいよね?きなこもち大好きです
遅くなったのは実は居候でスキー場で働いていたためなかなか書けなかったのです
本当は元旦にやりたかったのですが
今年もどうぞよろしくお願いします。
「源一:砂糖醤油うまし」
「白:雑煮しましょう」
「源一:新年明けまして、」
「田中家一同:おめでとうございます!!」
「梅:今年もどうぞ」
「田中家一同:よろしくお願いします」
「下:もち出来たよ!!!!」
「浅:すごくいい匂いがするね!!じいちゃんが作ったもち米だから絶対美味しいよ」
だんだんと収拾がつかなくなってきたところでみな雑煮片手に餅をかっくらい出す
新年だというのに締まりがないのは平和な証拠
それぞれ好きな味付けでもちを食べだした。
きな粉にあんこ醤油砂糖に海苔を巻いて。源一郎自体は醤油だけつけて食べるのが好きらしい
「涼:それよりもゆうこちゃんはどうしたの?」
「下:あいつなら今頃長野の山奥で雪まみれになりながらクマと格闘しているはずです」
「涼:ま〜じか!!」
部屋の中でぬくぬくと餅を食べているのはいいが庭先では首以外を土中に埋められた浩一の弟で花世たちのおじ
貴俊が抜け出そうともがいていた。
家族と正月休暇を過ごすのは、いいが晩御飯あとに酔った勢いで庭に出て腹踊りをしようとしたところをこの前掘った穴に源一郎が穴を開けて突き落としたという。
源一郎も酒を飲んで笑いながら掘っていた。もちろんそんな記憶などとっくのとうに消えているというのに
「源一:貴俊よ、入りなさい。こっちで酒を飲もう」
「ハヤスケ:そうだよ、こっちにおいで今の特科隊の話をいっぱい聞かせてよ」
「貴:・・・・・え?なんで・・・・ナンデイルンゴ!!あああ・・・あああ!!!」
そう言いながら幽体化している元軍人じじいたちは美味しそうにつきたての餅をかっくらっていた
喉が詰まる心配なんてもともとない
それ以上に貴俊の妻つまり花世たちの叔母である紗江子がにらみを利かしているのはどう説明してくれようか?
「源太:それにしても本当に家族が増えた年だよね。お父さんは帰ってくるし、なんだか色々ありすぎて去年は面白かったよ」
「晶:そうね、そうやって笑って年が越せるのは良いことなんだと思うわ」
「浩:それにしてもなんだか賑やかだね」
「涼:きっとおじいちゃんが帰ってきておばあちゃんも嬉しいから盛り上がってるんじゃない?」
喧騒の中、小さな夫婦は互いにお神酒を酌み交わしながらお酒を飲み寄り添い合っていた
2人の中の止まっていた時間がゆっくりと動きだしたかのような雰囲気でそれを見るとどこか心が温かくなっていた
ある意味、夫婦の理想的な形というのはこう言ったことなのかもしれない
戦いのない世界で小さな幸せは動き続けている。酔っ払って寝そうになっていた榛原もにこやかに微笑んでいた
「花:本当に2人の夫婦像って尊敬する、結婚するならこう言った夫婦関係を大事にする人がいいなぁ」
「創:さてさてそれはねぇちゃんにとって可能なのかな?答え無理の一択です!!」
「花:あん?なんだよ創真?ぶっ飛ばすぞ?」
「創:いつもあまり酔わないねぇちゃんが今日は酔っ払ってるな、喧嘩しようぜ?」
創真と花世が喧嘩を始めまぁ正月だからまぁいいんじゃないかな?ってなノリになったので誰も止めないでそのまま放置した、こんな光景を見ていて梅子は源一郎にこう言ったところは似たねなんて思う始末だ
源一郎やハヤスケ・モクキチ・川端の兄貴・たくやんと言われるメンバーはもともと旧陸軍の中でまぁ喧嘩させたら
右に出るものはいないようなものだ
たった1人を除いて。
その人物のことをそっと梅子のそばでお神酒を飲みながら考えてた。もともと6人グループのたった1人、ズッ友みたいな存在のことを忘れかけている大切なことなのにどうしても思い出せない。
思い出そうとするもあの島のことが絡んで余計に出てこない
顔や名前は思い出しているがもっと思い出そうとしても島で起きたことが出てきてかき消されてしまう
「田島:よぉ田中・・・いやお源、元気そうだな」
「源一:え?」
「モクキチ::俺が呼んだ」
「田中家一同:明けましておめでとう御座います」
「田島:明けましておめでとう御座います」
急にきた来客にとりあえず柿ピーと餅を出す、あの島で起きたことを聞く前にとりあえず酒を酌み交わしておこう
陸軍軍団と言う名の友人がいて家族がい幸せな正月気分を味わっていたい
だが一番面倒なのは餅の取合い、美味しい美味しいと言ってくれるのは嬉しいのだが
取り合えいと言うか奪い合いが始まっている。最初は創真と花世の喧嘩これに恵美が加担し今度はその父親たちが喧嘩を止めようにも止まらない酔っ払っているからこっちでも喧嘩。貴俊の奥さんこと紗江子が2人を止めにかかったのだ神●河を飲んでいたためこっちはアウト。
じいちゃんばあちゃんたちは二人の世界に入っているし梅子は陸軍団と飲んでるしもうダメでした
「源一:開けましておめでとうございました、本年も良いお年でありますように」
なんて考えながら
だがそんなことを打ち消すように玄関のドアが開くことが聞こえ入ってきたのは真冬なのに大汗をかく橘だった
「橘:じいちゃん、開けましておめでとうなんだけどとんでもない情報が入った!!」
「源一:開けましておめでとう御座います、だがそれは一体どう言ったことですかな?」
「橘:牧村さんが思い出したことがあったらしい、あの事件が起こる前ある人物と接触していた。」
「源一:察しはつく、まぁ大体はな」
「橘:その時隣にいたのはじいちゃんの法廷でいた秘書ではなく」
河野ゆりだった
「カワノ:なぁ兄さん、いいだろう?あいつのこと殺してもいいだろう!?」
「白:殺す?なぜそんなことをするの?そうだひとつ軍曹に頼みがあるんだ、とっても簡単なお願いね」
「カワノ:命令してくれよ、やってやるぜ?」
白:河野歩美を連れ去り、見せしめに殺せ
いきなり新キャラ出てきましたね。田島睦夫さんです
兵科としては工兵です、自衛隊でいうところの施設科です
キャラはこれで揃いました
田中家が食べていた餅のコメは源一郎が庭で作ったものです
(創作なので実際に品川周辺の土壌でコメが作れるかわかりませんが)
みんなでドンチャン騒ぎは楽しいですよね
次回予告
「河野:歩夢が・・・・・・・歩美が連れ去られた!!」
「源一:・・・・・・・・・なんだと・・・・・・」
連れ去ったのはカワノユリであることが判明する
現場となった老人ホームには警察官たちが捜査していた
「下:今回はあまり俺たちは協力できない。俺たちが探すから待っていて」
だが下川の足元には小さな足元には紙片があった
そこには事件の詳細が書かれていた
そして、ひい爺ちゃんずがブチギレ出す。陸軍6科が合同で動き出した
「源一:やるからにはやるぞ、磐梯山パンチの時間だ」 拳銃すちゃ
「ハヤスケ:ふふふ、久しぶりに喧嘩ができるね。品川キックの時間だね」 砲弾すちゃ
「モクキチ:戦車持ってきた方が良かったかな?宇都宮チョップをかましてやる」 メリケンすちゃ
「川端の兄貴:泣かぬなら無理やり泣かせるホトトギス。横浜カチ上げね」 釘バットすちゃ
「タクヤン:僕のひ孫を泣かせてみせろ。末代まで殺戮の刑な。埼玉目潰しにしてやる」ジャックナイフすちゃ
「田島:お前らおっかねぇな、でもやられたらやり返す1万倍返しにしようぜ?茨木鼻フックだ」つるはしすちゃ
次回
ひいおじいちゃんと河野歩美奪還作戦
「源一:もちろんオラ達抵抗するぞ」
「「「「「「拳で」」」」」」 ジャッキーン!!!
「歩美:こっちの人より、爺ちゃん達の方が怖い」
「吉:装甲車貸してあげるよ」
次回もよろしくね




