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35話 ひいおじいちゃんと三時間抗争

うむうむ

日曜投稿できた!!!

なんだかんだ言って冬、あったかいもの食べてコタツに入りたいです

コタツないけど

刀が抜けずまた自分を見つめることも少しの進歩しかない。

ゆっくりと流れる時間の中で別段として困っているわけではなかったが、自分の中にある何かと向き合うまでには至っていないのが歯がゆいものだが

とりあえずこのおっきな孫3人の相手をするとしようか・・・・・・


「吉:じいチャーん」

「源一:ハイハイ」

「李:Zzz」

「源一:・・・・」なでなで

「下:すっごく高反発低反発膝枕、おじいちゃんの膝枕最高!!」

「源一:そうか・・そうか」


最後日本語おかしかったことは気にしないでください。

要は下川にとって心地の良い膝枕だったといことだけ言わせてください。

警察官たちが揃いも揃ってじいちゃんの相手をしているのは・・・いや反対かじいちゃんが警察官の相手している


仕事してないように見えるがこれも一様監視という名目の仕事だ、監視が始まった頃はなかなか近付こうとしなかったがいつの間にかこうなっていた

だらけていると言われてしまえばそれでおしまいだが、源一郎自体言うつもりもない。

血は繋がらなくても孫のようなもので、それほどに時間は遠くうごめいていくもの。




(源一:なんだ急に体が熱くなったような・・・・)



「下:じいちゃーん。片目だけ黄色く光ってるよ〜。菱の形がなんだか増えてるようだし、アップロードしたの?」


「源一:あっぷろーど?よくわからんが・・・・龍一よどうしたのだ、動かなくなったようだが・・・いかんな幻術を無意識にかけてしまったようだ」



李が体がじっとなって硬直している、だが表情自体はとても柔らかなものだった。



いい夢を見ているような、ふんわりとした笑顔が何より微笑ましい。

とろけそうな笑顔を見せるの心を許しきっているからできたのだろうそれにしても後ろの方でものすごい殺気をたてている梅子さんについていかがなものでしょうか?


加えて、梅子さんの隣でこれまた恨めしそうに最近自分の絶対的な人気を取られている源太さんのことを放っていてもいいのでしょうか?

答えはNoです!!

放っておけば事件が起きます。

なんかやらかします


「源一:起きたか?龍一。すまないな幻術をかけてしまったようだ」


「李:じじどん好き〜」


「源一:これは参ったな、おっきな孫だ!!」


ふわふわと孫の髪をいじったり半分寝こけている孫をねっ転がさせたり、孫の世間話聞いたりと色々やっていたがそれにしてはあと2人がこない


捜査一課の鬼と影で言われている浅野基あさのもとい・・・・あれこいつの本名ここで初めて言ったかな?

浅野基ね。

よろしく


あと実は特殊急襲部隊から捜査一課きたと言う厨二設定な島津隆久だ。

その2人がこない

3人の交代と言ってくるはずの時間が過ぎている。

妙な違和感が源一郎の胸の中を渦巻いていた、この3人の目つきが朝早くよりもきつくなっているのは刑事の勘が働いているためか。

何かの事件に巻き込まれているのかもしれない。


「李:(おやっ)どんから連絡だよ。2人は警視庁からだいぶと前に出て()た。だってさ」


父さん、つまり橘信義のことだと思っていただけたら幸いです。

さっきまで感じていた違和感が違和感よりももっと気持ちの悪い何かになっているような気分でいる

あの2人がなんらかの事件に巻き込まれたと言うようなことではない、本当にシャレにならない何かが


「下:ちょっと探しに行ってくるよ、じいちゃんあの2人に何かあったんだと思う・・・・」


「「「っと言うことで行って来まーす!!!!」」」


「源一:ノリが軽いな・・・・とりあえず行ってらっしゃい」


「涼:あの2人遅いですね」


「源一:探しにいくそうだ。よもやな・・・・」


その一時間たっても彼らは帰ってこなかった。





(抗争勃発まであと2時間)




いくら時間が経っても誰からも連絡がこない、橘がこの後源一郎に聞き込みに来たがそれでも何も連絡がこない

田中家を円の中心として五キロ圏内に緊急配備が敷かれたがそれでも連絡は全くないってこない

何かないかと呟く橘が不意に空を見上げたがただの空虚なだけだ。


「花:・・・・ねぇじいちゃん、ポストにこんなのが入っていたんだけど」


恐る恐る持って来た白い紙、一万円札ほどの大きさだがところどころインクのようなシミがついているようにも見える。

鑑識に出すというがそれを振り切って紙片を奪い取った。


インクのしみから『あれ』が絡んでいるような気が強く感じた。

親指の腹を噛み切って血を出し、一本の細い線を書き出し目を閉じた。

源一郎の影がぐるぐると円を描くように動き出し、身体中のけが逆立ち始め血で描かれた線が青白い火を出して燃え始め出す



「橘:おじいちゃん・・・・まさかミエルのか?」


「源一:あぁ・・・・・・なるほどな・・・場所がわかった。ここから少し遠いが・・・裏通りか?繁華街の少しはずれの建物の中に入って行くが・・」


「橘:裏通り・・・ここから遠くはない場所・・・・繁華街の外れ・・・・まさか!!」


「源一:知っているのか?あなたのことだ察しがついているのですね」


「橘:あぁ、この品川一帯を元締めとする暴力団の拠点だ、最近ソタイの人間が張ってるんだよ!!」




・・・?



と言う状態の源一郎。

簡単にいえば品川を拠点とする暴力団の本拠地で組織犯罪対策課ソタイが見張っているということ。

そこが関係しているといいたいらしい、警察が簡単に手出しできないところに5人はいる。



面倒なことになってしまった


「源一:それほど警察が相手できぬならこっちが相手してやろう・・・かわいい孫に手を出すのであれば・・・このじじとて許さぬ」


「橘:あなた相手が誰だかわかっているのですか!!」


「源一:こう考えてみろ?じじは死んだはずの人間、それが現れたのだ・・・・なぁ簡単だろう?」


「橘:死んでも知らん!!俺たち警察は何も聞いていない」


「源一:結構・結構。」


紙片の火が消えて着替えるといって部屋の奥の方に入っていった。

五分も経たないうちに戦闘服であるカーキ色の軍服に返信しているが今回ばかりは仰々しい姿だ。


上着の上から腰にベルトを巻き釣りカバンや小さめの小物入れ、左肩に斜めがけし三角形のポーチと黄色の紐をかける。その先にあるのはおそらく拳銃だ、左腰には軍刀を下げている。寒さよけにマントを羽織って来た



「源一:相手が相手だからな・・・手加減はするが。わしも、ちと怖いな・・・まぁ出兵するに比べれば軽いが」


「花:ひいおじいちゃん私ついて行くよ。あそこは地元の人間しかわからないような場所だし」


「源一:案内だけで構わぬ、先はわしが1人で行く。これだけ約束しろ、危険と思えばわしを置いて逃げろ。これは願いではない命令だ」


「橘:どうしてここまで我々にやさしいのですか?何もそこましなくても」


一呼吸置いて橘の頭をポンポンと優しく触れる。

強く気を持とうとするが手は小刻みに震えている、辛そうに唇をなんども噛んでいた。

彼なりも思うところがあるのだろう、それを見切っていた。

自分の兄や父はあの時こう思っているのだと思えば胸が張り裂けそうになる




だからこそ、だからこそ自分がいかねばと思うのだ




「源一:儂は、知っての通り血で血を洗い、荒れ狂い屍の道を歩いてきた、友人・部下・上司・敵味方関係なくそれを見て歩いていった。それをこの時代に作りたくない。誰も誰かを失う体験をして欲しくないだけだ。儂みたいな人間は儂1人で十分だからな。それじゃあ行ってくるぞ、夕飯までには帰ってくる」



「花:ひいおじいちゃん、車で行くよ!!」








抗争勃発まで残り一時間



この時の吉野たち、品川のある場所にいる





部屋をぐるりと見渡せばなかなか迫力がある紋が描かれた絵が飾られたり、迫力のある屈強な男たちが立っていた

と思うじゃん、

確かに屈強な連中はいるが全員椅子に座ってコーヒーを飲んで座談会が始まっていた。

テーブルに置かれた駅前にあるドーナツ屋のドーナツやたい焼き、甘いお菓子が置かれている


「吉:お久しぶりです、ちゃんと糖尿病の薬飲んでますか?」


「李:・・・・・・チョコレート」


「浅:・・・・・・あんこ」


「島:・・・・・・カスタード」


「下:この前ぶりです、お茶いただきます。」


「??:手荒にしてすまないね、こんなに若い衆たちにいいのかい?怖くはないのか?」



「「「「「慣れました!!」」」」」



「??:強いな〜、さぁ食べなさい。・・・・そろそろ5人がいうおじいちゃんがくる頃だよ、それまでゆっくりなさい」



「島:じいちゃん・・・・くるかな?」



(吉:話をはぐらかしたね・・・)






じいちゃん視点に切り替わって




「源一:ほぅ、やっこさんの場所はここかい?見た所・・・怖いあんさんが2人こっちを見てるからなぁ」


「花:ここ、品川でも来ちゃダメなところだよ!!」


「源一:だが儂はあえてこういうぞ、歩兵の本領は堂々と玄関をぶっ壊して行くのが筋だ」




                     え?by花世の心の声



てくてくと歩いて行くじいちゃん


恐る恐るその後ろを歩く花世


物陰に隠れて橘たちがじっと息を潜めている



だが源一郎の微笑みが一瞬にして彼の領域の目に変わるところを見逃さなかった



途中で立ち止まり着ていたマントを花世に着させる。

寒さに慣れているからというが本当はもう少し違った意味があるらしい

こちらを見ていた人間たちが一気に殺気立たせているがそんなことは、歴戦の猛者にとって最後の抵抗にしか見えない


「おいテメェ俺らのシマに何の用だ?ここに来たことを後悔させるぞ?」


「源一:ふむ?じじとてこんなことはしたくないが何だろうな?・・・・・・お前さん本当に人を殺した人間に見えぬ、殺気が足らぬぞ?」


「んだとテメェ?調子にのるな」


ガツンッ


鈍く本気で人を殴る鈍い音、目を付した花世が見たのは簡単に殴って来た男がいつの間にが地面に伏していた姿だ


「源一:足りぬ・・・・もっと本気で来なければ・・・・見ている人間どももそうだ!!本気で来なければたかが雑魚一匹に負けるぞ」




挑発を聞きつけた人間たちが大勢寄って来ていた、手にはナイフに鈍器・日本刀を小さくしたもの


対する源一郎、刀を花世に渡し首を二度ほど回し軽く飛んだ。





肉弾戦縛りをする気だ




「源一:花世、何かあったら本気で逃げなさい。さて・・・・孫を迎えにいかねばな・・・」



一歩また一歩と歩き始める


ガラガラだと甘く考えた相手が悪かった。殴りに行こうそれがもう全ての始まり


抱きついた?転がされて気がつけば白い手袋がこめかみをかすめていた




「源一:一つ、とって食ったりはしない・・・・おいでチビども」




意気揚々と大きめに振りかぶったのが敗因


腕を掴まれ顔面を肘で顔面を叩かれ壁に思いっきり叩きつけやる




これで二つ



「橘:お前らよく見ていろ・・・あれが歴戦の兵士の姿だ・・・鬼神だ」


次に向かって来た相手の喉仏に手を添えあげる、これでイチコロ。

そのまま地面に転がしてあげる

これまた左からこっちに向かって来た小僧の拳を避ける・・・・

そうだ、顎をすくうように持ってやってそのまま壁に背負い投げてやれば気を失うぞ



これで四つ


だらしがないな、すくんでいるではないか・・・


そろそろ獲物を持つか・・・いいだろう・・慣ればこっちもそれなりにさせてもらおうか


振りかぶって来たものをかわし、二度目で手首を反対に説き伏せてやる。

逃げようと身をそらした瞬間に蹴りを膝に入れてやれば動けない


慣れぬものを持つからだ、後ろからの強襲はバレないようにすること。

いいか簡単に肘鉄を顔で三度ほど受け止められるようだとダメだ。



軽く腹を蹴ってやればそれで倒れる、鈍器はぽいぽいだ、いらぬいらぬ。

なぁだんだん料理本のようになって来ていないか?



「源一:なんだ、威勢がいいだけか?慣れぬ戦いをしようとするからだ・・・」




「ほぅおもしれぇことになってんじゃないかよ?お頭の前に連れて行く前に俺が相手だ」


「源一:むぅ・・・・あまり戦いたくはないのだが、名前は?」


「東雲組若頭の小林直虎、品川でこの名前を聞いた人間はみんな道を開ける。警察も怖がって手が出ないさ」


「源一:覚えておこう、儂は田中源一郎、姿は察してくれこれが仕事でな」


「小林:うちの組の人間をこう可愛がってくれたんだ礼を言わなきゃな・・」


「源一:礼はいらぬさ」


吉野たちは事務所前の喧騒を聞きながらコーヒーを飲む

姉さんと慕ってくれる、若い衆たちが可愛らしかった。

中にはぐれなければ警察官になりたかったというものもいる

そんな姿を見ている白い着流し姿の老人がドアの方をじっと見据えていた。


「お迎えの時間だよ。したくなさい」


にっこりと微笑みを浮かべていたが次の瞬間顔が引きつっていた



ドゴォ!!!!


ドアが壊れた、その方向を見たときに引きつった理由が倒れた相手が相手だからだ。

若頭が勢いよく入っていたと思えば気を失っている。


ひどく目立った外傷はないが蹴られた先の方にじっと目を向ける


「源一:おいでなすって!私は決して怪しいものではんございません。吉野優子以下4名の命貰い受けまする」


「花:それだいぶと間違っているよ」


「源一:雰囲気が大切だ、雰囲気が」


その後を男たちがひきつりながら歩いて来た、若頭が倒れたのだからここはおしまいなのではないかと

違う、違う勝手に倒れたのだ


「??:また猫騙しでやられたか?何度ドアを壊せば気がすむ、この組が始まってこういったことはなぁ」


「源一:すいません!!」


「吉:いいよ〜。いいよ、謝ってくれたらいいよ。」


このところ源一郎のマイブーム、これに合わせて吉野が茶化すが、それよりも若頭を哀れそうに見る男がじっと花世の方を見ていた。



「??:梅子さん・・・・いやそれにしては・・・・そうですか、梅子さんによく似ていますね・・・」


「花:え!!どうしてひいおばあちゃんのことを知ってるんですか!!!」


「??:私は東雲組組長。牧村聡マキムラサトシこんなジジイだがね、一応は組長だよ」


よくよく見れば左の小指が第一関節から先がなくなっている



本物だ




「牧村:遠いお話をしましょうかね・・・・」




「白:接触しましたか・・・もう・・・・あなたも用済みです、契約を破棄するなんていい度胸ですね・・・どういたぶってあげましょうか」


今回は長いですが、バトルシーン書きました

ちなみに源一郎視点ですが今世紀始まって以来個人的には頑張りました

もっと練習します

最後の方は私の地元で有名な吉○新喜劇のネタです

子供の頃からずっと見ています


次回予告

「牧村:これは前後すぐです」

「源一:ちょっと待て、お前の片思いの話は聞かないぞ」

「花:聞いてあげてよ」


明らかに不機嫌になる源一郎

それを無視して話を始める牧村


「吉:そういえば、牧村さんの糖尿病の薬・・・・あれ?」

「下:嫌な予感がする」


とりあえず帰ろうとしたとき、牧村の容体が変化する

「牧村:いダァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアイアイいいいアイアイ」


これはかつての取調べと同じ状況だった

だが助けようにも源一郎は力が出ない、


「源一:俺は・・・俺は!!!!」


次回

ひいおじいちゃんと力の意味


「源一:そうか・・・だから俺はこうなった形で生かされたのか・・・・」

「吉:ひいおじいちゃんが刀が抜けなくなった理由は意外と近くにあったんだな」


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