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15話 ひいおじいちゃんとた・・・・・・逮捕ぉ! 

とうとう蝉が鳴き始めました。うるさいですね?それとも私がいるところが田舎だからですかね?

福島弁についてなんですが筆者は東北の出身ではないので翻訳というか変換サイトを使っています

もしこれを読まれているからで東北や福島の方がいてなんか変だなと思ったらすいません

今回はちょっと早めの投稿です。もしかしたら二連ちゃん投稿するかもしれないです

していなければ諦めたと思いください、お願いします

あの事件の後、高校生たちは家に帰させ源一郎は一度下川に職務質問を受けたが現状がわかっていない部分が多すぎて一度家に帰されたものの明日家に行くとだけ伝えパトカーに乗せて田中家に送って行ったものの出迎えた涼子と浩一からお叱りを受ける羽目になる。最初はまぁまぁと刑事三人がなだめていたが事の内容を知って三人とも冷ややかな目で花世を見つめ始めた。


儂が一応叱ったのだ、もうこれくらいで・・・と言おうとしたが普段優しい浩一の目の奥から光が消えている。完全に怒っている、もう止められない。源一郎は(そうだ)と悟ったとたんに黙り出す。


心配していたがためだ、そう思えば思うほど二人のことを止めないでおく。高校生とのその時のやり取りとして結局被害届は互いに出さないことで決まり、源一郎が傀儡としての任を解いた魂である乾上等兵の肉体の痕跡を警察が調べて見たが何もなかった。しかし鑑識がその場所を詳しく調べて見たところ乾上等兵が被っていたものと同じサイズのヘルメットが現れたという。

それも警察が持ち帰り調べた後に遺族を特定して返すという。




そして朝の5時


 いつも通り、素振りを終えて縁側に腰帰ると昨日の夜にこっぴどく怒られてまぶたが腫れている花世と謎のとばっちりを食らった創真が源一郎の両隣にちょこんと座る。


「源一:昨日はとんでもない事になったな。いやこっちこそすまない思いをしてしまった。許せ花世、創真。」

「花:別に大丈夫。ひいおじいちゃんのせいじゃないよ。ただ取り返したかったんだ。千人針」

「創:でもまー親父の怒ったところ久々に見てしまったからなー。怖い通り越して鬼にしか見えないわー」


苦笑いを浮かべる源一郎に対してしおらしく花世は黙っている。まぁ側から見ていた源一郎も履いていたふんどしにちょこっと小の方を漏らしていたのは言えない。誰にも言えない。そして千人針が帰って来たことで枕元において眠ったことも言えない。


ひ孫二人と話をするのは格段と気分がいい、嫌な会話の内容でも少し軽く感じるような気がする。最近暑くなって来たせいか軽く運動するだけで汗が噴き出してくるが、そんな時に晶子からもらった制汗剤をつけるとスーッとした匂いがたまらなく好きになる。朝早く起きたのはよかったが三人はそのままうたたねというか二度寝をしてしまい、その姿を浩一にカメラで取られていたのは気がつかなかった。



「浩:ふふっいいものみぃつけた」にや〜




午前7時



 朝ごはんを終えた田中一家。梅子特製のハチミツ付けの梅干しを白ご飯にのせてかき込み、花世は午前まで仕事。創真は自室にこもって卒業論文、源太と晶子は町内会で開かれるボランティアへ

涼子は仕事が休みのため昨日の土がついた源一郎の軍服とクリーニングの品を洗濯し、浩一は仕事が休みで家計簿をつける。そして梅子と源一郎は梅酒瓶に梅と氷砂糖を入れて梅酒作りの準備を始める



のんびりした一家、何処と無く源一郎もまんざらではない顔。戦争がないという世界・平穏な世界が源一郎の心を癒している。目の前に年をおいても変わらず慕ってる梅子がいるなら尚のことだ

楽しくて幸せで譲れない空間がここにある、大好きだと大声で叫びたくて仕方がないほど。


不意に目の前に座って作業をしていた梅子が梅の実を両手に持ちほっぺたにくっつけて(ウーメちゃんポーズ)なるものを見せつけた。

その瞬間一時的だが源一郎の理性という名のリミッターが外れて勢いよく鼻血を噴出!そのまま壁に激突し後頭部を強打!これは痛い



しかし、梅子の可愛い姿を見て満足しそのままぼーっとしている時だ、なんとなく誰か家の前に来るのを直感的に感じ取った源一郎は上着は着ないものの軍服に着替えそのままぼんやりと玄関の前に立つ



もうすぐ誰か来る。そんな気がするのだ



時刻は8時になり源一郎が玄関前に立つこと十分。花世が出社しようと自室から階段を降りて玄関口がちょうど見えるところに源一郎は立ったり座ったりを繰り返している。だからどうこうって話ではないが

どうしても昨日のあの事件のことで迷惑をかけたことになんとも言えない罪悪感が生まれつつある。




不意にインターホンがなりそのまま確認しないで玄関を開ければ源一郎と仲良くケンカをした高校生二人とその後ろに派手な女子高生が立っている。半袖の学校指定のシャツに紺色のズボンに指定のカバン、学校に行く前に寄ったと見て判断できる。西川が率いるいつもメンバー、略していつメン


「源一:・・・・どうした?はよ学校に行かんか。それともなにかようかな?」

「シン:昨日は・・・・・すいませんでした。本当に申し訳なかったです」

「源一:もうわしは気にしてなどいない。これからはきちんと勉学に励んでくれればいいのだ」

「まさ:それを見込んでなんですが、ちょっとお願いがあって・・・・・」


まごつく坂本を後ろからちかとさきと呼ばれていた女子高生はつついて早く言えばいいじゃんとばかりに急かして着ている。急かすなよと二人に忠告しようとしているが女子はニマニマと笑っているだけで何も言おうとしない。それに源一郎自体も焦っていない、むしろ相手が言いたいことをじっと待つだけだ。自分の口から言って欲しいと思うのがこのジジイの性格、だから急がせることはなくじっと待つ


「シン:俺たちを強くしてください。ゲンイチロウが言っていた強さをもっと知りたい・・・・・から」




強さその意味を知りたいという・・・源一郎が持つ強さの秘訣というものを学びたい。古風に言うならば弟子入りがしたいということ



「源一:なるほど・・・お前さんら二人の考えはわかった。いいだろう。だが」

「「シン・まさ:だが??」」

「源一:それを学び自分のものにできなければ破門とする。お前さんらが学校や(あるばいと)とやらが休みの日に来るといいぞ」


許容の範囲の大きさが大きいのが源一郎の良さ、あの激戦から生きていたからこその優しさと言えるのかもしれない。心の大きさイコール部下を見る目なのだろう軍人としてではなく一人の人間として見てみたいという思い、自分が十代の頃にできなかったことを彼らをみて知りたいという貪欲な願い。ある意味、双方にとってウィンウィンと言える。平和な時代だからという小さな言い訳でもあった。


目の前にいる高校生たちが輝いて見えるぶん自分の過去がとてもじゃないが教えられない。自分が一体どう言ったことをしてきたのかなんてなおさら言えない。

敵兵を多く殺した、ただ殺すのではなく自分の体が真っ赤に染まるほどの返り血を浴びてどこか笑っていた、そういう過去を


「源一:こりゃ!さっさど学校にいがんしょ!・・・・いかんつい田舎の言葉が出た」

「シン:源一郎の実家って田舎なのか?」

「源一:福島の方でな・・・・コメがよく採れたものだ」

「まさ:ずっと思ってたんだけどさ、源一郎って俳優の反○隆史さんに似てるよね」


あーっと!その言葉が出た!もう源一郎、嬉しくて失神しましたよ。ほら立ったまま固まってるじゃありませんか!鼻の下伸ばしながら・・・・・


「さき:ほんとそれね!・・・・・学校遅れそう・・源一郎また来るからお願いね」

「ちか:また夕方遊びにくるよ!じゃな」


高校生たちが田中家を去った時不意に花世が源一郎の方を見た時だ、鼻の下が伸びきり白目向いて突っ立っている。近所に通報されたら面倒なのでそっとドアを閉じてそのまま何もなかったかのように出社し見兼ねた浩一がそのままリビングに背負って言ったとさ。




ちょうどその時に浩一がつけていた朝のワイドショー特集には今流行りの男性が取材を受けていた。色白ですらっと背はたかく奥様方が喜びそうなくらいに目鼻立ちが整い一言で言うなら綺麗そのもので、美形男子が写っている。その男性の仕事は検察官、そしてその男にはファンがたくさんできてちょっとした写真集が出回る程。年齢は二十代程度の若さなのに考えがどこか大人で品がある。



「浩:この人最近よくテレビに出てるなー。真面目そうだし清潔感あるし。うちのじいちゃんとは全くもって違うな。」


リビングに置かれているソファに寝転がらせて、失神したままの源一郎をそのまま放っておいて家計簿の計算を始める。ダカダカと指を叩くがそこには電卓はない、全部暗算で計算している。

仕事柄、金銭的感覚は磨かれていくためかある意味その境地に立ったのだ、ちょっとした計算ならものの30秒ほどで終わらせる、ただしxとかyとかいうのがつくと時間がだいぶとかかるが。


それでも田中家の中では計算が早いのは確か。テレビを見ていようが確実に計算できているはずだが、どこか今日は早く計算ができないでいるなんだか何かが起こるような気がして仕方がない。

テレビのコメンテーターが爽やかな笑顔を浮かべながらゲストの検察官を紹介する。


「それでは、ゲストの方を紹介いたします。現在、その人気は急上昇中、イケメン検事こと」

 シライシトミハルさんです。







その名前が呼ばれた途端嫌な寒気に襲われた、なぜだかわからないが聞きたくない名前。浩一自身あったこともないのになぜか嫌な感じがしてたまらない

そして失神していたはずの源一郎がリビングの床に倒れてウゥゥゥと唸り始めた


「浩:どうした!頭が痛むのか?」

「源一:何か・・・・頭の奥で・・・出てきそうになっている・・・・・シライシ・・・・・・トミハル・・・・・・・」


念のためを思い頭痛の頓服薬を薬箱から取り出しコップに水を入れて源一郎に差し出す。そのままテレビも消してそっと寝かしてあげよう。

これが源一郎の能力の開花を促すことになるとはまだ知らない



正午



花世が午前で会社から帰ってきて一家団欒、昼ごはんはそうめんを食べて涼むことにしていたが浩一がどこか暗い表情をしている。



「涼:お父さん、何かあったの?」

「浩:あ・・・いや。実はおじいちゃんが急に頭が痛み出してさ・・・気になっていたんだよ。薬は飲んで寝てるは

ずなんだけど。それが・・・」



卒論で不機嫌な創真が源一郎の顔を覗き込むと寝言のように何かをブツブツとつぶやいている。それに耳をすませれば誰かがここに来るということを延々と囁いているのだ

予知でもしているのかななんて思って入れば、そっと目を開けて少ししんどそうにはしているが源一郎が辺りをキョロキョロと見回している。



そこにキンキンに冷えた水(←これ需要)を持った源太が近づいて父親に手渡す。一口飲んだだけでもすっきりしたのだろう、いつものように笑顔が戻りつつある。

ありがとうというと晶子が梅肉を少しのせておいたそうめんとめんつゆをテーブルに置いて準備していてくれたのだ。


「源一:すまない、何から何まで」

「晶:いいんですよ。お義父さん、それにしても頭痛だなんて珍しいですね」

「源一:べつに頭痛持ちとかではないのだが・・・・・・・・・来る」


家族全員が来るという言葉に反応し、呆然としている中で晶子が用意したそうめんを急いで胃袋に押し込み手早く食器を片付け何やら軍服に着替えだす。


バーアイスを食べようと冷凍庫から取り出そうとしていた花世だが源一郎の行動についていけなくなる。そのまま玄関前に軍刀とカバンにホルスターを持ちただ静かに正座をして誰かを待っている

気味が悪くなった晶子が「来る」と呟いた理由について聞こうとした時だ、家の前が途端に騒がしくなり始めだす。普段家の前は人通りがさほど多くないために気配でなんとなく察しがつく

インターホンがなりその正体がわかった。


「??:お忙しいところすいません。警視庁捜査一課のハイバラと申します。田中源一郎さんはご在宅ではないでしょうか?」


ハイバラと名乗る明らかに女性の声。そして警視庁捜査一課というだけでインターホンを受け取った梅子は急激に口の中が痛くなるほどに乾いていく。


「源一:きたか・・・今開けるぞ」


キュゥゥゥぅぅぅぅんとなる玄関のドアが憎たらしいほどに開けることが憎らしい。玄関前に立っていたのは黒に薄

くストライプ線が入ったスーツを着てメガネにセミロングの髪の毛

花世とは違うおしとやか女子がそこにいる。源一郎の鼻の先が伸びかけたがその後ろにはガタイのいい男連中にこの前の三妖怪が立っていて、下川は以上なまでに源一郎をじーっと見ている



怖い人だ



「ハイバラ:私、警視庁捜査一課管理補佐官の榛原です。なぜお邪魔したかわかりますね?」

「源一:いかにも、この前の暴行を受けて死んだ男についてだろう?言っておくがわしは何もしていないぞ」

「ハイバラ:えぇそれはわかっています。あなたは何もやっていない。しかし、この事件には多くの謎があります。お話お伺いしてもよろしいですね?」

「源一:いいだろうハイバラサヤ殿。梅子で入って来る」


そう言った瞬間、刑事軍団は驚いてしまった。なぜハイバラとだけいったのに名前がわかったのか?教えていないところをどうして知っているのか?

嫌な汗がハイバラの背中を流れ出す、以上なまでのこと。


「花:どうして沙耶ちゃんのこと知ってるの?」

「源一:この前花世が教えてくれだではないか。可愛い刑事さんがいると・・・・」

「花:・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・そうだった」



それだけでした。ここから会話のみになりますご了承ください



「源一:そうだよ・・・・・それでは刑事さんとともに行って来るぞ」

「梅:それよりもお父様?先ほど沙耶ちゃん。榛原刑事に対して鼻の下を伸ばしていましたね?」

「源一:伸びていたか?気がつかなかったが・・・・・」

「梅:あんまりです!!私はあの戦争が終わってもずっとあなたのことを慕い待っていたのです!それなのに私よりも若い女性に目がくらむなんて。酷いです」ワァァァァァァァァァん!!!



慌てて慰めようとしてたが女刑事二人がごにょごにょと何かを話し始めそれに耳を傾けながら二人の顔を見ればなんとも微妙な顔をしている



「吉:これ法律的にどうなるかな〜。どちらかというと名誉毀損に当たるんですかね?」ヒソヒソ

「榛:微妙よね〜。他にも立証できることがあれば立件できるだけど?」ごにょりごにょり



このひそひそ会話を聞いて梅子にイケメンスマイルをする源一郎


「源一:梅ジャァァァァァアァん!!!!わしは!!わしは梅ちゃんをすいているでなぁ!」


梅子照れるものの息子夫婦の会話がとても辛辣になる


「晶:見苦しいですね〜今更弁明の余地を求めているのですかね?」ごにょごにょ

「源太:お父さんがこんな人だと思わなかったな〜。ずっとかっこいい人だって聞いて育って聞いてきたから」ヒソヒソ


これを聞いたジジイの反応はこちら


「源一:浩一ぃ!わしは梅子ファーストのジジイだよな!?梅ちゃんのこと愛しているように見えるよな!」

「浩:この前うちの若い女性所員みて鼻の下伸びてたじゃないですかー。見てましたよーちゃんと。梅昆布茶飲んでたじゃないですかー」


もう弁明の余地なし!そして若い男性刑事の下川と李がジリジリと源一郎の脇を締め始めだす。逃げられるとでも思ったかな?


「源一:こうなればおらさ営倉なり特高なりなんなりに連れて行け!ほんじぇも構わん、好きにしろ!」


玄関にちょこんと正座する梅子に対してムチーっとした両太ももに顔面を埋めてすけべ感触をする源一郎泣いているようにも見て取れる仕草だが本心は全く泣いていないというか懲りていない

今まであったイケメン好青年な所はもう吹き飛んでただのだらしのないおっさん的な部分が出始めている


(源一:俺が懲りているわけがないだんべ。阿呆め このまま泣いているふりしていれば全く問題ないだんべ?全て丸く収まるはず)


「吉:梅子ばあちゃん、このじじどうするだ?」

「梅:そうねぇ?」


スケベざわりをしている源一郎の髪を優しく撫でながら源一郎が最も嫌がることを考え始める梅子。そんなことつゆ知らず源一郎は梅子に撫でられている感触にひたひたと・・・どちらかというとズブズブと入りながら情状酌量の余地を求めているのだ、ゲスい爺さん。そして何かを思い出したかのように梅子はにっこり?違うどす黒い笑顔を浮かべている


「梅:お父様が苦手な人に合わせたらきっとしおらしくなるはずですよ?ケンペイさんとかね?」


その言葉を聞いた瞬間、おじじは今にも逃げ出そうと軍靴を履いて外に出ようとするが一番ガタイのいい刑事と細マッチョな刑事に行く手を阻まれて脱柵、軍隊でいうところの脱走は叶わずじまい、家族に助けを求めようとしても皆それぞれあさっての方向を見て誰とも視線が合わない。それどころか空気が静まり返るや否や刑事たちが嬉々として間合いを積めるようにジリジリりんと迫り始める。こうなったらこの家の最高決定機関ことエターナル梅子に許しをこうしかなくなるのだ


「源一:おらが悪かった、だから許してくだっしょ若い女性に目がいったのが悪かった。でも梅子以外の女性は愛したことがないんだぁ~。許してくだっしょ」



「梅:ギルティ!!!!!」



「源一:梅子ちゃん」


「梅:ギーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールティ!!!!(ギルティ。英語で言う有罪)」


「李:いいね?こいで今から心置きなく警察(けいさっ)で取り調べを受けられるね?御同行願えますかな?」ジリジリ


「源一:やめて!その目付き昔わしの嫌いなあのクソ野郎憲兵とおんなじ目してるぅ」バシン!!



不意に手をどかしたと思っていたのだが勢いが良すぎて手をはたきのけてしまったのだ。誰もが聞いたバシンと言う音、源一郎以外はやらかしたと思ったのだ

ここで使われるのはそうあの魔法の言葉です。みなさん心の中で呟く準備はできましたかね?それでは行きますよ。


せーの


「李:・・・公務執行妨害でゲンタイ(現行犯逮捕)」

「源一:アァァァァァァァァぁぁぁっぁ!!!!!!」

「吉:ほら。じじ今から警視庁に行くだ!!」

「源一:・・・・・・・・・・・おらさ今がら警視庁さ行くだぁ」

「晶:修行場で揉まれていらっしゃい」



ウゥゥゥぅと鳴きそうになる源一郎、しかしふと家族がいる玄関の一番隅っこの方に黒い霧が立っているのだ。

誰も気がつかない、源一郎のみがみえている。背丈がちょうど源一郎くらいのかげ。寒気を感じながらパトカーに乗せられた源一郎、これから一体何が起こるのかこの逮捕劇の裏に隠された本当の狙い。そこで行われる極秘裏の対決。



「家族ヲ護ルノハ、一人デ十分ダ。オモイダセ、○○○○○」

次回に続く


前回初めてのバトルシーンを書いたのですがどう書いていいかわからないので他の作家さんやそういったサイトをのぞいて勉強してます。

ちょっと難しい内容ですが面白くして行く予定です。(どんな言い訳よ)

これからひいおじいちゃんの激動の人生を書いていこうと思っています。ファンタジー要素としてかつての仲間が幽霊になって現れて源一郎の妖気というかそういったものに触れて実態化が進むなんていう臭い展開もありですかね?

そして今回のラスボスは一体どんなやつなのでしょうね?

次回予告

初めて警視庁庁舎を訪れる田中源一郎、取調室に入り興味津々にしている中突如として意識が遠のき

あることを思い出す。榛原に安否を問われふと手を取った時源一郎の能力が開花する。それは源一郎の記憶と密接に関係しているものだった。

「源一:記憶?」

そして源一郎が警視庁に来た本当の理由、それは・・・

次回

ひいおじいちゃんと能力の開花

「榛:田中さん大丈夫ですか?」

「源一:わしの忘れかけていたものが・・・・・・」

「下:ありえない」

次回もゆっくり見てください

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