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精霊世界Ⅱ  作者: ココロン
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復讐

双葉「俺はな!神無月家が憎いんだ!」


和樹「だからどうした…俺はその家系に入っていても人は殺してない…みんなを守るために戦っているだけ…」


双葉「ふざけろ!なんだよ…守りたいから…戦う?じゃあなんで姉さんを助けなかった…!」


和樹「姉さん?」


双葉「ちずる姉さんだ!俺はあの人のいとこなんだよ!」


和樹「!」


アルラは会話をきいて双葉のほうへより胸ぐらを掴んだ。


アルラ「あまり調子こくなよ…お前の事情なんかしらねぇよ…ましてや和樹は関係ないあの時は俺が生まれたからだ…」


双葉「…?」


アルラ「二年前…俺はこいつから生まれた…悪魔の力を宿していた和樹は悪魔の力を抜き取られて…俺が生まれた…」


双葉「なんだよ…それ!」


和樹「俺はな…神北を助けたかった…でもな俺はこの手紙が燃えた時点で助けれるんだよ…」


和樹は神北からもらった手紙が灰になっていた。どうやらいまは大丈夫らしい。


和樹「お前が俺を殺したいんなら殺せ…復讐とかかってにやっていろ…」


和樹がそういうと双葉はナイフを取り出し和樹の腹を刺した。


和樹「っ…!」


双葉「いてぇだろ!これだけで終わらないぞ!俺の復讐は!」


マール「あ、あんた!」


トール「マール!抑えて!」


マール「なぜ!」


アルフレド「…」


双葉はナイフを刺したまま和樹を殴り続けた。それでも和樹は倒れなかった。


双葉「な、なんで!倒れねぇんだよ!」


和樹「お前の復讐はこんなものか?小さいな」


双葉「あ?」


和樹「俺が倒れない理由はただ一つ…俺はお前を信じてるからだ…復讐しても一緒に助け合ってくれると思ってるからだ。」


双葉「…!」

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