双葉&寧夏
ある日、俺は女の子が空から降ってくるのを見た。その子は言った。
我が主はあなただと…
双葉「……ん?朝か」
俺の名前は双葉洋一高校一年生の魔術構成科
に所属なぜかこの地球では魔術と言う意味わからないものがあるらしい…
双葉は起きようとすると横で女子が寝ていた。
双葉「おい…なに横で寝てんだよ」
寧夏「…ん?お!おはよーなのだ!双葉!」
こいつは岩崎寧夏…精霊だ。精霊名はマグノリア
岩崎寧夏と言う名前は俺がつけた。
寧夏「にしてもお腹が減ったぞ!」
双葉「…はぁ、はいはい」
俺は普通の一軒家を親戚の人に借りている両親は事故で他界…アルバイトとかしながら住んでいる。
双葉「できたぞ。今日はベーコン巻きのパンだ。」
寧夏「うお!うまそうだぞ!いただきまーす!」
双葉「にしても、お前が空から降ってきて二年か…」
寧夏「あの時は双葉を殺そうとしてたな…すまなかった。」
寧夏は深々と謝ってきた。
双葉「すぎた事だ。心配しなくていいよ。って、聞いてねぇし」
寧夏はご飯に夢中で話を聞いていなかった。
寧夏「ん?なんか言ったか?」
双葉「なんでもないよ。そろそろ学校だ行くぞ!」
寧夏「おう!」
双葉の家から学校二十分かかる。
双葉「…にしても我が主はあなたってどう言う意味だ。」
寧夏「精霊王が言ったのだ…もし初めてあったものは主…と」
双葉「……」
寧夏「だが、私は精霊王の顔を知らない…」
双葉「どんな人かもわからないのか?」
寧夏「ただ一つだけ…背中に太陽の紋章を背負っているしか」
双葉「太陽?」
寧夏「うむ。精霊王は太陽族という末裔なのだ。」
双葉「ふーん…!これは…」
双葉が着けているブレスレットが光だした。
寧夏「…何処かに精霊か魔物がいるのか!」
双葉「急ごう!」
双葉達は走り出した。ブレスレットは北の方向を指していた。なんと路地裏のほうに女性を連れていく魔物が見えた。
双葉「あれか!」
寧夏「先手必勝」
寧夏は手のひらから波動を出した。
魔物はそれを軽々とよけた。
魔物「キキッ!マグノリアカ!」
双葉「喋った!」
魔物「キキッ!ニンゲンダト!それはチューンブレスレット!」
魔物はブレスレットを見て双葉を襲った。
双葉「!」
寧夏「洋一!危ない!」
寧夏は双葉の前に立った。
寧夏「!」
寧夏は目を瞑った。
………魔物が襲ってこない…むしろ静かになった。
寧夏は目を開けると目の前に太陽の紋章を背寄った人がいた。
「大丈夫か?怪我はないか?」
双葉もその声を聞くと目を開けた。
双葉「!助けてありがとうございます。そのあなたは」
寧夏「精霊王…」
双葉「え?」
「俺の名前は精霊王じゃない…マグノリア」
寧夏「……」
「君の名前は?」
双葉「双葉洋一です。」
「洋一か…また会えるといいな」
その人は風を覆って消えた。
双葉「あれが…精霊王」
寧夏「精霊名はマグナス…本名は神無月 和樹」
双葉「あれが…和樹。神無月家の…」
寧夏「…あ!学校に遅れるぞ!」
双葉「あっ!こうしちゃいられない!行くぞ!」
寧夏「ああ!」
双葉は学校に走り出した。
双葉「ギリギリセーフだよ」
双葉達はゼェゼェいいながら教室に入った。
橋藁「おお!洋一!遅いぞ!なにしてたんだよ!あ!もしかして彼女に何かあったのか?」
こいつは橋藁 (はしわら)だ。
寧夏は違う教室だ。
双葉「ちょっと登校中にトラブルがあってな。」
橋藁「なーんだ。しょうもね…」
万川「まぁまぁ、いいやないですか。双葉っちにも事情があったんですわな。」
双葉「そうしといてくれ…」
双葉は和樹の事を考えていた。
(また会えるといいな)そんな言葉ばっかりが浮かんでくる…
双葉「何者なんだ…あの人」




