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精霊世界Ⅱ  作者: ココロン
14/29

絶対に…

一方シド達は浜辺まで逃げ込んだ。


シド「先回りされていたか!」


デーモン「…さあ、そいつを渡してもらおうか」


シド「嫌だね!神北さんは絶対に渡さない!」


デーモン「そいつを守っていてもいいことがないぞ…」


アルラ「さあ…こちらに渡せ」


シド「和樹!?いや違う。あれは」


神北「悪魔の紋章がある」


シド「悪魔の力は残っていたのか…!」


アルラ「もう一人の俺は上で気絶している。それにあいつとも回線を繋げれる…」


シド「お前は!」


シドはアルラに剣を向けた。


アルラ「…やめろ」


シド「…うおおお!」


シドはアルラに向かって行った。


アルラ「やめておけ…死ぬぞ」


シド「和樹が守りたいものを守らなければならない!だから!死ねない!」


神北「シドさん」


神北はデーモンのほうを見るとデーモンのほうに寄った。


神北「私を連れて行ってください。」


シド「!なにを言ってるんだ!」


神北「和樹に言っといてください。……」


神北はシドに手紙を渡した。


アルラ「良いのか…もしかしたら死ぬかも知れないぞ。」


神北「まだ侵食は遅いです。すぐ死ぬものではないです。怖いけど」


アルラ「では参ろう」


アルラ達は異次元空間を出しラグナロクに帰った。


ラグナロクについたアルラ達はアラガミ城へ向かった。


アラガミ「おう…帰ったか。ん?その女は?」


デーモン「コルスト家の末裔でございます。」


アラガミ「ほう…君が神北か」


神北「…」


神北はずっとアラガミを見ているとだんだん瞼がおりてきた。

そして、眠ってしまった。


アラガミ「ふっ…疲れたのか?まあいい地下牢に閉じ込めておけ…」


アルラ「……」


アラガミ「ふふ!もう少しで蘇るのだ。秦王カミヅキが!」


そして、シド達のほうは


和樹「う?神北さん達は助かったか?」


起き上がった和樹は浜辺のほうに向かった。

シドがそこにいた。シドはずっと海を見ていた。


和樹「シド!神北さんは?」


シド「……連れてかれたよ」


和樹「…くそ!」


シド「自分から犠牲となり行ったよ。それとこれ」


シドは和樹に神北から預かった手紙を渡した


和樹君へ


私はラグナロクの世界を偵察的な感じで向かいます。自分勝手でごめんなさい。もし私がその偵察に成功したらこの手紙は消えます。

もし消えなかったら…

だから、これだけは言っておきます。












絶対に助けに来てください。



和樹は手の震えが止まらなかった。


和樹「俺はこれから修行に出る。ニアケルア村に行って来る。」


シド「俺もついていく」


和樹「勝手しろ」


ニアケルア村についた和樹達はマクスウェルの家を訪ねた。


マクスウェル「要件はわかっている。」


和樹「お願いします。」

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