絶対に…
一方シド達は浜辺まで逃げ込んだ。
シド「先回りされていたか!」
デーモン「…さあ、そいつを渡してもらおうか」
シド「嫌だね!神北さんは絶対に渡さない!」
デーモン「そいつを守っていてもいいことがないぞ…」
アルラ「さあ…こちらに渡せ」
シド「和樹!?いや違う。あれは」
神北「悪魔の紋章がある」
シド「悪魔の力は残っていたのか…!」
アルラ「もう一人の俺は上で気絶している。それにあいつとも回線を繋げれる…」
シド「お前は!」
シドはアルラに剣を向けた。
アルラ「…やめろ」
シド「…うおおお!」
シドはアルラに向かって行った。
アルラ「やめておけ…死ぬぞ」
シド「和樹が守りたいものを守らなければならない!だから!死ねない!」
神北「シドさん」
神北はデーモンのほうを見るとデーモンのほうに寄った。
神北「私を連れて行ってください。」
シド「!なにを言ってるんだ!」
神北「和樹に言っといてください。……」
神北はシドに手紙を渡した。
アルラ「良いのか…もしかしたら死ぬかも知れないぞ。」
神北「まだ侵食は遅いです。すぐ死ぬものではないです。怖いけど」
アルラ「では参ろう」
アルラ達は異次元空間を出しラグナロクに帰った。
ラグナロクについたアルラ達はアラガミ城へ向かった。
アラガミ「おう…帰ったか。ん?その女は?」
デーモン「コルスト家の末裔でございます。」
アラガミ「ほう…君が神北か」
神北「…」
神北はずっとアラガミを見ているとだんだん瞼がおりてきた。
そして、眠ってしまった。
アラガミ「ふっ…疲れたのか?まあいい地下牢に閉じ込めておけ…」
アルラ「……」
アラガミ「ふふ!もう少しで蘇るのだ。秦王カミヅキが!」
そして、シド達のほうは
和樹「う?神北さん達は助かったか?」
起き上がった和樹は浜辺のほうに向かった。
シドがそこにいた。シドはずっと海を見ていた。
和樹「シド!神北さんは?」
シド「……連れてかれたよ」
和樹「…くそ!」
シド「自分から犠牲となり行ったよ。それとこれ」
シドは和樹に神北から預かった手紙を渡した
和樹君へ
私はラグナロクの世界を偵察的な感じで向かいます。自分勝手でごめんなさい。もし私がその偵察に成功したらこの手紙は消えます。
もし消えなかったら…
だから、これだけは言っておきます。
絶対に助けに来てください。
和樹は手の震えが止まらなかった。
和樹「俺はこれから修行に出る。ニアケルア村に行って来る。」
シド「俺もついていく」
和樹「勝手しろ」
ニアケルア村についた和樹達はマクスウェルの家を訪ねた。
マクスウェル「要件はわかっている。」
和樹「お願いします。」




