残っていた悪魔
ラグラーデンの遺跡から出てきたデーモン達と戦う和樹はシドと神北を守るために結界を張って和樹一人でデーモンを倒すことにした。
和樹「お前らはそのアラガミっていう主人を倒せば収まるんだよな…」
デーモン「貴様に倒せるわけがなかろう!」
デーモンは腹を抑えながら笑った。
デーモン「もし会えたとしてもショックを受けるだろうな…」
和樹「なに?」
デーモン「一つだけいい事を教えてやるよ」
デーモン地上におりて座った。
デーモン「この先、貴方が待つものは死です。いろんな人の」
和樹「な、なんだよそれ!」
デーモン「貴方のその力です。悪魔の」
和樹「悪魔?闇はなくなったはずだ。」
デーモン「闇はなくなりましたよ。でも悪魔の力は受け継いでいる。」
和樹「…」
和樹はずっと下を向き手を強く握った。
デーモン「話はここまで…さあ」
デーモンは懐から丸い宝石を取り出すと和樹の体から何かが現れた。
和樹「ぐっ!引っ張られる!」
和樹の体からもう一人の和樹が出てきた。
和樹はそれを見ると服の後ろに悪魔の紋章がついていた。
和樹「悪魔の自分」
デーモン「今、生まれてきたばっかだからそうだな…こいつの名前はアルラだ。」
アルラ「自分の…名前」
アルラは和樹を睨んだ
アルラ「お前…殺す」
アルラは刀を取り出し和樹のほうに向かった。
和樹はそれを精霊の力で止めた。
和樹「レイ!」
和樹の手から光が溢れ出した!
アルラ「ぐ!」
アルラは一歩引いた。
デーモン「アルラ様それでは行きましょう。」
アルラ「…」
アルラはデーモンに乗ってラグナロクの世界に行ける異次元空間を作って逃げた。
和樹「…」




