3話 ~それぞれの能力~
すいませんバイトなど忙しいので投稿ペースは一週間に3本くらいを目標に変更します
それではどうぞ
イレギュラー、その言葉を言った途端男達は一瞬びっくりしたようすだった
だが、1人だけは動じなかった。逆にやる気がましたかのように顔がニヤついた...ちょっとひくな
「なんだ、動じないなんて。ずいぶんと自分に自信をお持ちのようで」
「あぁ伊達にこんなことしてないんでな。力ずくは好きだぜ、やる気ならとっととやろうか!」
男はっそう言うと自分の耳についてるピアスに触れる。なるほどプレイヤーか
「こいよ!タイフーン!」
そう言った瞬間、男の周りから風おきる。タイフーンか...男の周りから風がおきてることから風を操れるのかな。
ただ、言うほど使いこなしてんないようだな...つまり弱い。まぁそれでも俺は手を抜く気はないんだよな~恐怖を教えることになるんだけど
「さぁ!いくぜクズが!」
「まったく、どっちがクズなんだか教えてやるよ!
男は勢いよく前へ出る
俺も右手から一本の刀を出し前へ出る
「バカがっ!引っ掛かったな、カマイタチ!」
男はいきなりバックステップをしながら両手を前へ出し、そう叫ぶ
すると風の刃が俺を襲ってきた。だが、それだけで俺が負けるはずないだろ。なめられたもんだな
俺は足を止めることなく走りながら風の刃を打ち消す
「なっ!よけや...うっ!」
男がしゃべり終わる前に刀の刃が男の首に届く
そして俺はすこし声を低くして、男の脳裏に焼き付けるように話し出す
「お前の負けだ。もし、これが殺し合いだったら...お前は死んでる」
「ひっ!」
男はその場に座り込む。戦意喪失と言ったところか、あっけなかったな
ほかの奴らは戦う気はないようだ。いつの間にか土下座して命乞いしてる。俺は悪魔かなんかか?
「あ、ありがとうすー君」
「ん?あぁ、気にするなこのくらい準備運動にもなんないからな」
「そ、そう...早く帰ろうよ。なんか疲れた」
「そうだな」
俺たちはその場を去った
帰り道、ふと疑問に思ったことを言ってみた
「そういや春香お前、なんで魔法使わなかったんだ?あのくらいお前なら対処できただろ?」
「あ~そのことね...なんと言いますか...その...」
なんか歯切れが悪いな、そんな緊張することじゃないと思うんだが
すると何を決心したか「よし!」と小声で言ったあと俺の方を向く
「えっとね、魔具忘れちゃったの」
「はぁ?お前な...魔具なしで魔法が使えるならまだしも、お前は魔具がなきゃ使えないだろ。魔具くらい肌身離さず持っとけよ」
「あはははは...はぁ」
反省はしているようだな。まったく魔法使いが聞いて呆れるな
「イレギュラーな俺と違って魔法使いは一番人口が多いんだ。そんな中で魔法が使えないってことは一般人と同じになるってことだ。気を付けろ」
そう、魔法使いは特異人の中で最も人口が多い種族だ
世界の人口は資源有限時代で減少していく一方だった、しかし資源が無限化したと同時にこの世界の人口は増えた。技術の発展により食糧難になることもなく戦争もなくなり平和になった
不思議な力が手に入れられるようになったのはそれから数年後のことだ。大地震と共に姿を表した巨大結晶、太平洋には紫色の大西洋には白色の結晶が現た。そして人々はおかしな力を使えるようになった。その力ほしさに戦争が始まったが、力を持った者が戦争を嫌い世界を相手にし、戦争は半年もかからず終戦したと言われている
ここまでは俺が産まれる前に起こった出来事を簡単に言ったものだ
昔ではありえなく普通じゃないことがありえるようになり普通になった世界で特異人とはおかしな力を持った人のことをさす。これは人種をさす言葉であり特異人の中にも4種類の種族が存在する
1つはさっきの春香にからんでいた男が使っていた能力。通称「プレイヤー」現実ではありえない空想上のモンスターなどの力を使える能力でモンスタ―などは使い魔と言うのが一般的になっている。原因は太平洋にある紫色の結晶だとわかっている通称「モンスターゲート」と言われてる。プレイヤー自身は使い魔を選べず、選ぶのは向こうが選びプレイヤーの装飾品などに魂を宿すと言われ、プレイヤーは使い魔が宿った装飾品を外すことができない、そのかわり壊れたりすることもない。
プレイヤーの能力はそのプレイヤー自身の体力などが比例したりするが、使い魔とコンタクトがとれるため使い魔と心をかわす...簡単に言うと仲良くなったりするとより強力な力が使えるようになる。例をあげると使い魔が使っている武器を召喚できたりする。プレイヤーは特異人の中で人口が2番目に多い種族だ。
次は人口が1番多い種族、「魔法使い」だ。大西洋の白色の結晶が原因で魔法使いはその名の通り魔法を使える、人によって使える魔法はさまざまで魔法使いは魔法道具、通称「魔具」を使い魔法を発動できる。魔具は自身の魔力を込めた道具のことを言う、その魔力を込める道具に制限はなく武器などを魔具にする奴がいる。魔具は基本1人1つだが人によっては魔具を複数持っている者がいる、魔具が多いほど使える魔法も多いと言うことになる。また魔具なしでも発動できる人は魔法を発動できるが、魔具を持ち発動したほうがより強力な魔法を使える。魔法の発動は人によってさまざまらしく、魔法の強さはプレイヤー同様自身の体力などが関係する。
3つ目は俺が持ってる能力。通称「イレギュラー」世の理を乱す能力などと言われていて、この力がどこからきているのかは不明らしい。イレギュラーは人口が少ないため俺のほかに2人程しかほかのイレギュラーに会ったことがないが、どうやらイレギュラーの能力は1人1つしかないことがわかった。能力は応用がかなりきく、俺の能力についてはまた後で。イレギュラーには魔具とは少し違うが自身の能力を制御するための道具があり通称「リンクストッパー」と言う単純な名だがイレギュラーにとってこれは大切である。イレギュラーはリンクストッパーなしでも能力を使うことができるが、能力の半分以下の成果しか発揮できない。イレギュラーはリンクストッパーを身につけ「リンク」と言えば、能力を100%発揮することができ、その際服なども変わる。早い話、戦隊物で言う「変身」と思ってくれればいい。リンクすることで普段の運動能力などは倍近く上昇する。もちろん能力の発動は自身の体力などが関わっているが、あまり関係ない。
最後は、世界の人口の1%も存在しないと言われている種族。通称「ノット」と言われている。だが存在自体があやふやで俺もノットに関しては何もわかっていない。知っていることは運命に逆らえる能力と言われていることくらいだ。
これで4種の種族の説明は終わり。わからないことはまだ多く、俺も調べている。
さて、なんだかんだ言って俺の家についた。鍋パーティーは夜だし、まずは軽く昼飯といこうか。時刻は2時だ、12時あたりに終わったのに帰るまで結構時間かかったな。いろいろあったししょうがないか
「春香いつまで落ち込んでるだ、終わったことなんだからもういいだろ。次気をつければいい」
「へ?う、うん!そうだね!あはははは...ふぅ」
こいつ落ち込んでいたんじゃなくて、ただボーっとしてただけなんじゃないか?まぁ、元気じゃない春香はらしくないからいんだけど
「小腹すいたし、何か食って休んでっからパーティーの準備するか」
「うん!そうしよう!」
元気そうでなによりだな
それからテキトーにメシ食って、お互い疲れたのかいつの間にか寝てしまった
作者です
能力の説明についてなのですが、国語能力皆無の自分が自己満足にやってるものなのでわかりにくい点などがあると思います。
その際、「ここがおかしい」「ここよくわからない」など指摘してもらえるとありがたいです。
これからもがんばっていきたいと思いますのでよらしくお願いします