表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
壁打ちのススメ~それぞれのAIの個性を小説で比べてみよう~「タイトル:頼られ過ぎる探偵」  作者: グーグー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/20

頼られ過ぎる探偵~頼られ過ぎる探偵~チャットGPT編5~

# 「頼られ過ぎる探偵」


## 第五話 頼られ過ぎる探偵


 工場の照明が戻ったのは、数秒後だった。


 だが、その数秒で空気は完全に変わっていた。


 沢井は床に座り込み、肩で息をしている。


 三宅巡査は警戒した顔で周囲を見回していた。


「……今、誰かいたか?」


「いましたね」


 弥太郎は真顔で答えた。


「誰が?」


「それが分かれば苦労しません」


 美鈴が不安そうに袖を掴む。


「今の、兄じゃないんですか?」


「違います」


 弥太郎ははっきり言った。


「あれは別です」


 悠人の幽霊も、険しい顔をしていた。


『……知らねえ声だった』


 弥太郎は周囲を見渡す。


 古い工場。


 油の臭い。


 雨音。


 そして、妙に重い空気。


 ――いる。


 どこかに。


 しかも、かなり嫌なタイプが。


「三宅さん」


「なんです」


「この工場、昔なにかありました?」


「……十年前に一回、事故がありましたよ」


 三宅は少し嫌そうに答えた。


「作業員が機械に巻き込まれて死亡」


 その瞬間。


 工場の奥で、ギィ……と機械が軋んだ。


 誰も触っていない旋盤が、ゆっくり回り始める。


 美鈴が悲鳴を上げた。


「うわあっ!?」


「やっぱりいるじゃないですか!」


 弥太郎は頭を抱えた。


 古い工場にはたまにいる。


 長く居着いてるタイプ。


 しかも大抵、性格が悪い。


『……見えるやつ』


 また声がした。


 今度は天井。


 黒い染みみたいな影が梁に張り付いている。


 人の形をしているが、顔が曖昧だった。


 三宅は何も見えていない。


「何がいるんです?」


「説明しづらいですね……」


「ちゃんとしてください!」


 黒い影が、ぐにゃりと笑った。


『そいつ、嘘ついてる』


 影が指したのは沢井だった。


 沢井は顔面蒼白で首を振る。


「ち、違う……!」


『見た』


 影の声が響く。


『夜、工具持ってた』


 弥太郎は目を細めた。


「……あなた、事故の時ここに?」


『ずっといる』


「地縛霊だこれ」


「そんな分類あるんですか!?」


「います」


 地縛霊は面倒だ。


 その場所に縛られていて、やたら事情に詳しい。


 しかも暇なので観察力が高い。


 だいたい性格もねじ曲がる。


『そいつ、バイク触った』


 沢井が叫ぶ。


「違う! 違うんだ!」


 三宅が鋭く睨む。


「沢井さん」


「俺は脅すだけのつもりだった!」


 静まり返る。


 沢井は涙目で叫んだ。


「会社の金、誤魔化してたのバレそうだったんだよ! あいつ急に帳簿調べ始めて……!」


 悠人の幽霊がじっと見つめる。


『……やっぱりか』


「だからブレーキを少し緩めて、ビビらせるだけのつもりで……!」


「結果、事故になった」


 三宅の声は冷たかった。


 沢井は崩れるようにしゃがみ込む。


「死ぬなんて思わなかったんだ……!」


 長い沈黙。


 雨音だけが響く。


 やがて悠人が、小さく笑った。


『バカだなあ』


 怒りではなかった。


 呆れたみたいな声だった。


『俺、あんたのこと嫌いじゃなかったのに』


 沢井が泣き崩れる。


 三宅は静かに無線を取った。


 その間、弥太郎は悠人を見ていた。


 黒い染みが消えていく。


 輪郭が少しずつ薄くなる。


 未練がほどけ始めていた。


「兄さん……」


 美鈴の目から涙がこぼれる。


『悪いな』


 悠人は困ったように笑った。


『怖がらせた』


「ばか……」


『あと』


 悠人は弥太郎を見る。


『探偵さん』


「はい」


『ありがと』


 弥太郎は少し肩をすくめた。


「できれば次から生きてるうちに相談してください」


『無茶言うなあ』


 悠人の姿が、少し透ける。


 消える前兆だった。


 美鈴が慌てる。


「待って! まだ……!」


『大丈夫』


 悠人は妹を見た。


『お前、ちゃんと飯食えよ』


「誰のせいだと思ってんの!」


『あと変な男に騙されんな』


「余計なお世話!」


『探偵はギリ信用していい』


「ギリなんだ……」


 弥太郎はちょっと傷ついた。


 悠人は最後に笑った。


 生きていた頃と同じ、普通の青年の顔で。


 そして静かに消えた。


 雨も止んでいた。


 しばらく誰も喋らなかった。


 やがて三宅が言う。


「……大垣さん」


「はい?」


「ひとつ聞いていいですか」


「なんでしょう」


 三宅は真顔だった。


「さっきから、誰と会話してるんです?」


 弥太郎は黙った。


 美鈴も黙った。


 工場の奥では地縛霊がゲラゲラ笑っている。


『言っちゃえよ』


 うるさい。


 弥太郎は咳払いした。


「……勘です」


「勘で会話成立するわけないでしょう」


「でも事件解決しましたよ?」


「それが一番怖いんですよ!」


 三宅は本気で頭を抱えた。


 数日後。


 大垣探偵事務所。


 弥太郎は封筒を見つめていた。


 中には五万円。


 倉橋家からの謝礼だった。


「……大金だ」


 震える声で呟く。


「泣きそう」


「そこまで困ってたんですか」


 美鈴が呆れた顔をする。


「今月、焼きそばしか食べてません」


「ちゃんと食べてください!」


 その時だった。


 コンコン、とドアが鳴る。


「はいはーい」


 弥太郎が開ける。


 そこに立っていたのは、白いワンピースの女だった。


 長い黒髪。


 青白い顔。


 どう見ても幽霊。


『探偵さん』


「はい」


『旦那を呪い殺してほしいんですけど』


「お帰りください」


『話だけでも!』


「警察へ!」


『だから見えないんだって!』


 美鈴が吹き出す。


 弥太郎は深いため息をついた。


 戸草町の今日の天気は晴れ。


 そして大垣探偵事務所は、今日も大繁盛だった。

==========


【チャットGPT完結しました。地縛霊と沢井が普通に会話しているのが不思議でした。警官の三宅は見えていなかったしね。と、まあ、突っ込みどころは沢山ありましたが、それなりにきちんとまとまっていて、十分楽しめる作品が出来上がっているのではないかと思いました。総評は最後のコーパイロット編5話の後にします。】


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ