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6 物資の回収と初めての戦闘

 おっかなびっくり向かう職員室。

 その中にも既に怪物がいた。

 教師の一人が変化したのだろう。

 そこにいた教師の何人かを既に殺している。



 そんな怪物のいる職員室に入っていく。

 もちろん怪物もすぐに気づく。

 すぐにそいつは襲ってくる。

 慌てずイツキは手にしたものを投げた。



 化学室で手に入れた劇薬。

 それを怪物に向かって投げる。

 どこに放り込めば良いのかは能力が教えてくれるので問題はない。

 狙うは顔面。

 飛びかかってきてくれたのでありがたい。

 左右に避ける事が出来なくなるのだから。



 投げた劇薬が怪物の顔面をとらえようとする。

 そのまま命中すれば、かなりの痛手を与えられる。

 だが、さすがに怪物もバカではない。

 飛んでくる劇薬を腕で遮ろうとする。

 筋肉と獣毛で覆われた腕に薬品がかかる。

 すぐに化学反応がおこり、獣人の腕が爛れていく。



 残念ながら致命傷は避けられてしまった。

 だが、これは予定通り。

 可能性としてこれはどうしても避けられない。

 むしろ、今は相手の腕を潰した事、攻撃手段を減らした事を喜ぶ事にする。

 見えた未来でもこうなる可能性はあったのだから。


 それに、顔を隠した事で、怪物は自分の視界を自分で塞いだ。

 それだけでもありがたい。

 そんな怪物の横にイツキは移動し、手にしたもう一つの薬品をぶつける。

 こちらは粉末状のものだ。

 液体よりも広範囲に拡がってくれる。

 直撃させるのは難しいが、ある程度狙いがそれても問題は無い。

 それが目に入れば良いのだ。

 目がつぶせる。

 あるいは、鼻に入れば良い。

 人間よりも鋭くなった嗅覚に、薬品の刺激は激痛となって襲いかかる。



「──── !」

 幸い、粉末は目と耳にしっかり入ってくれた。

 激痛に怪物が顔を覆おうとする。

 そんな怪物の腹に包丁を刺す。

 急所を刺した事で、怪物を一撃で倒す事が出来る。

 狙いがそれるとまずいが、その心配はない。



 先ほど怪物の横に移動したのもそうだが。

 最善の軌道は目に映し出される。

 その通りになぞれば最大最高の結果を得られる。

 それに従い、包丁を握った腕を動かしていく。

 ミリ未満の違いはあるだろうが、示された軌道を腕は正確に踏んでいく。

 とがった切っ先は怪物の中に容易く入りこんでいった。

 そのまま急所を貫き、一撃で絶命させていく。



 怪物は少しばかりよろけてから倒れていく。

 職員室の脅威はこれで消滅した。




 ブックマークをつけて今後も付き合ってくれるとありがたい。


 面白いと思った部分は、いいねを押して教えてくれ。

 参考になる。


 評価点は最終回を迎えてから考慮してくれ。


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