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17 人は集まり行動を開始する

 時間は無情に過ぎていく。

 怪物化の混乱は続くが、人々はそんな状況に対応し始めている。

 確かに脅威であるが、倒せないわけではない。

 銃器があれば十分対処可能。

 なので、警察や自衛隊は怪物への反撃を開始している。



 また、様々な者が能力に目覚めていっている。

 それらの中には戦闘に使えるものも含まれる。

 怪物と十分に渡り合えるような。

 そんな能力を持った者達が怪物を退けてもいった。



 そして、人々は寄り集まり、身を守ろうとしていく。

 災害が起こった時の避難場所へと向かい、そこで暮らし始めた。

 孤立していたら怪物に簡単にやられてしまうと。

 実際、強力な怪物だが数人で取り囲んで攻撃すれば倒す事は出来る。

 それに気付いた者達は、集団で怪物に対処しようとしていった。

 その為にも一度どこかに集まる必要がある。

 そうして人々は避難所に集まっていった。



 そこには能力に目覚めた者も合流する。

 集まった者達はこれで安心していった。

 命はどうにか助かったと。

 そんな事はもちろん無い。



 人が集まればその分食料も必要になる。

 備蓄品だけではとうてい足りない。

 やむなく周囲を巡って食料を求めていく。

 消費されていく生活用品も。

 だが、それは誰もが考える事。

 他の避難所の者達も同じように行動し、当然奪い合いの争いが発生する。



 また、集まった事も問題だった。

 確かに怪物に対処するにはこの方が良い。

 しかし、怪物は人から変化するものだ。

 今はまだ人であっても、いずれ怪物になる者も出てくる。

 実際、避難所で怪物に変化する者もあらわれた。

 これらが被害を余計に拡大させる。



 なまじ人が密集していたのがいけなかった。

 怪物の猛威にさらされる人間がそれだけ増える。

 能力に目覚めた者ならともかく、ごく普通の人間が対抗出来るわけがない。

 そんな人間が何十人といるのだ。

 惨殺死体が大量に出来上がっていく。



 かくて各地の避難所では被害が続出し。

 それ以上に避難所間の騒乱が発生していく。

 食料も生活用品も限りがある。

 それを奪い合うべく、戦争が発生していく。

 あちこちのスーパーやホームセンターなどを巡る戦争が。

 ガソリンスタンドなどを巡る攻防が。



 これらが発展して、やがて避難所の襲撃も発生する。

 そこに貯えられた物資を狙って。



 そうなる前にイツキは物資を出来るだけ回収していった。

 だが、段々と他の者達の姿も見るようになった。

「まずいな」

 物資集めが難しくなる。

 分かっていた事だが、楽に集められるのはここまでのようだった。

「そろそろか」

 自分が有利だった時間が終わるのを感じた。





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