タイトル回収!
昨日のミスによって、本日二話目です。
ひとつ前の話を未読のかたは、先にそちらをどうぞ。
「で、どうだった? 頼めそうだった?」
その夜、アカリは電話で僕にそう言った。
「ああ、頼むは頼めそうだったよ。でも、ちょっと待っててくれ。まだ回答があった訳じゃない」
「ふぅん。わかったわ。それじゃあ、来週から動きましょう」
「ん、了解した」
そう言って僕は通話を切った。
* * * * * * *
「何か事情があるの? やりたくない理由があるなら、やらない方がいいと思うけど?」
あの後、コハルは、こう言った。
「ああ、でも、僕が手伝わなくても、アカリはやるよな」
「うん。でも、それなら、なおさらカズヤ君がやらなくてもいいんじゃないかな?」
「ん~……」
「何か事情があるんだよね?」
「ああ、まあ。でも、あんまり外に漏らしたくない」
「私は、何かあるんなら知らずにやりたくはないかな。だから、できれば教えてほしい」
「ん、わかった。でも、ここではちょっと言いづらいかな。明日って空いてる?」
「うん。一日フリーだよ」
「じゃあ、うちに来れる? ちょうどフタバもいない」
「わかった。それじゃあ、明日、行くね」
「ごめん。よろしく」
「ううん。全然だよ~」
* * * * * * *
そんなわけで翌日。
「それじゃお兄ちゃん、いってきます!」
「うん、いってらっしゃい」
フタバは、友達に勉強会に誘われたということで、出発した。
両親も、もちろん仕事だ。
あの人たち働きすぎだろ……。
僕はコハルが来るまでの間に部屋をきれいにしておくべく、自室へ向かった。
「って言っても、基本的に整理整頓はできてるしな……。ああ、掃除機かけとくかな」
ということで、とりあえず掃除機をかけ、ついでにベッドも整えた。
「なんかきれいになったな……」
ベッドを整えるだけで、部屋がすごくきれいに見える。
まあそんなことはどうでもいい。
あとは、座して待つだけだ。
ピロン、と、スマホから通知音があった。
開いてみると、駅に到着した旨のメッセージがあった。
迎えにいくと返信して、部屋を出る。
財布とスマホだけをもって家を出る。
「いってきます」
鍵を閉めつつ、誰もいない家に向かって呟き、出発した。
駅に着くと、コハルの姿はすぐに発見できた。
「悪い、待たせた」
「ううん、大丈夫だよ。ていうか、別に一人でいったのに」
「や~、迎えにいきたいじゃん、やっぱり」
一人で待っているというのは、なんだか少し気が引ける。
「ふふ。まあ、そういうとこもカズヤ君のいいところだけどね~」
「? まあいいや。それじゃ、いこうか」
「いこう!」
「うん」
「なんだか久しぶりだよね~。おうちへいくの」
「たしかにそうかも」
そんな話をしながら、僕らは僕の家へ向かった。
ガチャ
「ただいま」
「お、お邪魔します」
バタン
「誰もいないから、緊張する必要はないよ?」
「なんだ~」
「誰にも漏らしたくないっただろ?」
「だったね」
「僕の部屋で待ってて。お茶かジュースか持ってくけど、どっちがいい?」
「お茶でお願い」
「冷たいので?」
「うん」
部屋に二人分のコップとお茶のはいったサーバーを持っていき、お互いに座って、お茶を一口飲むと、コハルは言った。
「それで、事情っていうのは、なにかな?」
「ん、ああ」
少しいいよどむ。
呼んだはいいが、本当に言うのか?
完全に巻き込むことになるぞ?
「いいんだよね? たぶん、めっちゃ悩むよ?」
「いいよ。大丈夫。そのために来たんだし」
「わかった。それじゃあ、言うよ」
「うん」
「じつは、幼馴染みたちと妹が、三角関係らしいんだ」
「へ?」
タイトル回収……?
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