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で、お昼ご飯の時間ですね!

「てなわけで、お昼ご飯だね~」


 フードコートに着くと、チヒロが言った。


「じゃあ、まずは席を探さないとな」


 お昼ご飯の時間を少し過ぎてはいるものの、そこは休日。フードコートには、まだまだたくさんのお客がいた。


「六人で座れる席なんて、あるかなあ?」


「まあ、探してみようぜ」


「手分けして探すのが良さそうだね~」


「じゃあ、コハルと僕は向こう、カズキとアカリはそっちで。フタバとチヒロは、この辺うろうろしててくれ」


「は~い」


「わかったよ~」


「了解です~」


「わかったわ」


「よっしゃ。了解」




 という訳で、手分けして探し初めた。


「なかなか、パッとは見つからないな」


「六人って、結構無茶だしね~」


「お、あそこはどう?」


「あ、空いてるかもね。行ってみよう!」


 行ってみると、ソファ席で、ちょうど六人分空いていた。


「よっしゃ。じゃあ、呼んでくるから、席の確保よろしく」


「うん。了解だよ~」


「一応荷物おいてくな。場所取りにでも使ってくれ」


「は~い」




「あったぞ~って、フタバは?」


 戻ってみると、いたのはチヒロだけだった。


「あれ? お兄ちゃんと離れるのはやっぱ無理~って言って、カズヤたちが向かった方向にあるいてっちゃったけど……。会ってないの?」


「ああ。う~ん、どうしようかな……。まあいいや。僕が探してくるから、先に残り二人と合流して、コハルが待ってるところにいってくれ。え~と、場所は、あそこの柱の辺だ」


「お水汲めるところの近く?」


「そうだな。そこだ。悪いけど、よろしく頼む」


「了解。合流したら、僕も探してみるよ。見つかったら連絡してね」


「おけ。そっちも、もし見つかったら連絡くれ」


「わかった。じゃあね」


「うん。よろしく頼む」


 そう言って僕たちは別れた。



 さてさて、適当に歩いてみるより他に方法がないんだよな。


 キョロキョロと周りを見ながら歩く様は、さながら不審者のようだろう。


 でも、それ以外に方法がないのだから仕方がない。


「いや待て、連絡とれるわ。電話あるんだから」


 さっさと思い付き、電話を取り出し掛けてみたが、電源が入っていない旨の返事が帰ってきた。


「おいおいまじか」


 さっさと探し出さねば。


 今ごろ不安で泣いてるかもしれない。



 と、再び歩き出そうと思ったとき、着信があった。


「もしもし?」


「ああ、俺。カズキだけど、俺は俺たちが入ってきた側から探すから、お前は逆側の出入り口から探してくれ。真ん中の方なら、アカリたちが見つけてくれるはずだ」


「オーケーわかった。それでいこう」


 いつもは鬱陶しいばかりだが、こういうときは頼りになる。




 それから数分。


 僕の携帯に再び着信があった。今度はチヒロからだ。


「もしもし? 見つかったか?」


「うん。横山くんが見つけたって。連絡してなさそうだったから、僕がかけたんだけど……」


「ああ、連絡入ってないな。わかった、それじゃ戻る」


「はーい。よろしく~」


 そう言って、電話が切れる。


 戻ろうと、周囲を見て、僕は呟いた。


「あれ? 何処だっけここ……」


 すぐに電話を折り返した。




「ふう、よかったよかった。これで一件落着だね~」


 チヒロに誘導してもらい、なんとか戻ってくることができた。


「ああ、ありがと、チヒロ」


「むぅ。私が助けるって言ってたのに~」


「ごめんごめん。次からはコハルに頼るよ」


「ん、わかった。許してあげる」


「にしても、兄妹で迷惑掛けて悪かった。申し訳ない」


「気にすんな。フタバちゃんの好感度ゲットできたし、俺は怒ってないぜ?」


「まあ、迷うのは仕方ないわ。人多いし」


「だね。僕も迷いそうになっちゃったし」


 何だかんだで許してもらえたあと、僕は言った。


「よし、それじゃあ、やっと揃ったところで、ご飯買ってきますか!」


お昼ご飯の時間ですね!

サブタイトルに追い付いていかない……。


シリーズ化してありますので、そちらから他作品もよろしくお願い致します。

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