GW初日、二枚目!
「あ、やっと来たみたいだね」
「ほんとだ」
僕たちが駅につくと、先程と同じく改札から少し外れたところで、コハルと、きちんと来たらしいチヒロがいた。
「そっちも来たみたいでよかった。そろそろ行くか?」
そう声をかける。
二十分ほど遅れてしまったが、これで全員集まった。
「そうだね。いこうか」
ようやっと出発だ。
というわけで電車を待つ。
改札を潜り、ホームへたどり着くが、先程電車が出たばかりなのか、ホームは閑散としていた。
「休日なのに人がいないな……」
「電車が出たばかりだからじゃないかな。さっき、カズヤたちが来る前に発車音が聞こえたし」
「ああ、そういうこと……」
「次の電車は、10分後のようですね~」
「ありがとう、フタバちゃん。じゃあ、10分くらいは待ち時間だね~」
「だな」
「今日は、カラオケに行くんでしたよね~」
「そうだな、そのあとは、適当に飯くってゲーセン、続いてショッピング、であってる?」
「うん、あってると思うよ。ていうか、纏めたの、カズヤだったでしょ?」
「ああ、でも、記憶力には自信がなくてな。勉強に大部分が振られちゃってるし」
「そんな犠牲を払っての学力だったんだね……」
「いや、乗らなくていいから。結構、確信を持ってても確認するのよ、こいつ」
「他の方が把握してるかの確認という面もありますよね!」
「いや、まあそういう側面も無きにしもあらずだけど……」
「実際、記憶力はいいしね……」
「忘れ物とか絶対にしないし、遅刻もないよね~」
「誉めても何も出ないぞ?」
「あ、電車来るね」
「ほんとだ」
会話の種がつき、しりとりを始めた頃、電車がやって来た。
「り、り……」
「ほら、あの、頭とかにつけるやつ」
「リボンはダメでしょ」
「ンジャメナとかで繋ごうか?」
「なんだっけそれ」
「どっかの国の首都」
「チャドだって。チャドってどこにあるんだろう?」
「アフリカかどこかじゃなかった?」
「あ、そうみたいだね。よく知ってたね、横山くん」
「最近見たんだ。昨日カズヤとしりとりしてたときに、俺がミスったときにンジャメナで繋ぐとか言い出したから、何それっつって調べたんよ」
「しりとり好きだね……」
「まあ、辞書を読破したりしてるこいつに勝てるはずもないんだけどな」
「はっは。語彙関連の勝負なら、負けはしないね!」
「む、じゃあ、山手線ゲームでもしてみる? しりとりじゃ、考える時間があるから勝てないだろうし」
「いや、電車の中でやっちゃダメじゃないか?」
「あ、そっか。迷惑になっちゃうね」
「まあ、しりとり継続でいいんじゃないか? 何か縛りがあった方が面白いかも」
「縛りプレイがお好きで?」
「じゃあ、動物関連でいこう!」
「いや、それだとあらゆる言葉が人間の関連物になるからダメだ。動物園関連でいこう」
「えらく狭いな。まあいいか」
「りからでいく?」
「まあいいんじゃない?」
「りす!」
「砂場」
「う~ん。あ、bark!」
「吠える動物なんてそんなにいないだろ」
「まあいいでしょ。てか、次はなんになるの? く? K?」
「くでいいと思うよ」
「じゃあ、くまで」
「マントヒヒ!」
「ついたついた。おりるぞ」
「待ってくれ、ピだろピ、ピ、ピ……」
「早く降りる降りる」
「くそ、俺の負けか~! あ、あった! ピラニア!」
「水族館よりだな……」
「まあいいから、さっさと行きましょう? 今日の目的はしりとりじゃないんだから」
「だね。いこういこう!」
「早く行きましょう、お兄ちゃん!」
「わかったから、くっついてくるな。人の目に触れる!」
「人目なんて気にしませんよ、愛はすべてに勝るのです!」
「謎理論出たし。てか、僕のとなりはもう枠埋まってるから!」
「! 妹よりも彼女を優先するのですか、お兄ちゃん!」
「ここだけは間違ってないよな僕!?」
こんな会話をしつつ、僕たちはアエタに向かった。
着くまでにどんだけかけるのやら……。
次で到着するはずです。たぶん!
シリーズ化してありますので、そちらから他作品もよろしくお願い致します。
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