最新の農家の社会問題
毎日やろう。 とか言っておきながら数分遅れてすいません。新章突入です。
そんな訳で、俺は今、ふらふらフリーターだったのが、農業一本のアルバイターとなっていた。
鎌爪さんは掴み切れない気もするが、割と丁寧に色々教えてくれる。
色々聞いた内の一つは、最近の農家は前職が農家でない人間が沢山居るという事だ。
元農家で現農家も居れば、元警官で現農家も居たり、元自衛隊員や土木系やヤの付く仕事の方…………割とカオスな事になっているそうだ。
まぁ、そうだろうな。
『自然相手の仕事』というのは昔から農家で言われていたが、『自然(直接)相手の仕事』に今は成った。
力仕事でかつ荒事なのだ。
言うなれば、『アグリカルチャーハンター』
そんな訳で、経験が浅い人々が多い。
ベテランは当然居ない。
専門の人が良く知らないから門外漢は『より』知らない。
と、いう訳で騙される人が後を絶たない。
後を絶たないと言うか命を絶たれそうなのだ。
農家にバイトに誘われて農作物のエサや囮にされる。つまり、この前の俺状態の輩が超多い。
今は未だ死者は0だが、これから出ないとも限らない。
というか、そんな詐欺まがいの非道が横行するせいで真っ当な農家が謂れの無い誤解を受け、就職率も減っている。
社会問題になっているのだ。『似非農家』が。