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スタイリッシュ農業  作者: 黒銘菓
エピソード0 タケノコ狩りに行こう。
25/37

エピソード0:タケノコ狩りに行こう。18

ここでエピソード0は一応終わりです。

「で………なんとなく手伝ったけれども、鎌爪さん…あなた、何者です?」

タケノコフィーバーで我を忘れかけていたが、そういえば、この人誰だ?

俺が手こずっていた青竹を容易く狩り、タケノコの生態を知り、今のところ、親切なこの人。

さっきの外道とは違う人種のようだが………。

「俺か?俺は………鎌爪でいい。 改めてだが、農家だ。」

同職で数刻前に見棄てた輩がいるだけに信じがたい。

…………!まさか、この男もグル!?

飴と鞭を使い分けた新手の農業詐欺?

「因みに、お前を見棄てた輩とは違うぞ。

俺は全うな農家だ。」

そういいながらタケノコを巨大な風呂敷擬きに載せ始めた。

「タケノコが時期だからな。放っておくと青竹になる。

収穫ついでに芽を摘みに来たらお前がいた。」

俺の知る物言わぬ竹は成長が矢鱈速い。

タケノコが直ぐに竹になる。

今もそうなら放置即モンスター軍団に直結だな。

「で、収穫ついでにお前を見つけて、ついでに助けたわけだが………」

ついでかよ。

まぁ、助かったわけだが。

「農業に興味が有ってノコノコここまで来たのか?」

「いぇ。ただ、面白そうな経験だと思ってつい……ブラック(ブラッド)なバイトと知らずに………」 「面白そう………ねぇ………」

呆れたような、見透かそうとするような目。

当然だ。本職から言わせたら侮辱だろう。『面白そう』なんて………。

「採用しよう。

お前さん。内に来い。

農業のバイトなら歓迎しよう。」 ?

はい?

採用て?

「?」

「興味を持つのは歓迎だ。

が、生半可な覚悟では農業なんて出来やせん。

見るといい。農業…農家の仕事を。」

いきなりだ。

さっきはいきなり死にかけ、

現在いまはいきなり誘われた。

今日を日記にしたら凄そうだな。

ただ……………

「いや、今は少し………」

「嫌なら帰りは徒歩で構わんぞ。」

悪戯っぽく笑う鎌爪。

拒否権。無し!!





おめでとう。


『クロメイカ』は

『フリーター』から

『アルバイト【農家】』

にジョブチェンジした。

称号【怒濤のエピソード0覇者】 を手に入れた。

(テレレレレン テン テーン)

懐かしのメロディーが流れた。

ステータスアップ。したかな?


※この作品にステータスシステムは存在しません。

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