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光の悪魔に恋をした。【高校時代版】  作者: 幽幻 桜


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9/12

9話 落ちる先はきっとーーーーーーー

投稿が不定期になってしまって申し訳ございません!

これからもこの作品と私をよろしくお願いします!

今では僕とアークは魔界の追手に追われている。アークの表情には恐怖の色があり、その体は小刻みに震えていた。

僕は彼女の手を引いて走っていた。恐怖からか羽が出せなくなったアークを、その恐怖から解放するように、手を握って。

けれど、相手にそんなことを想像させることはないだろう。躊躇なく近付いてくる。羽を使っているのだから。


近付いてくる。遠かった追手が、すぐ近くに。


それでも走る。


あと数メートル。


でも諦めない。


後ろを振り返る。後ろを振り返る。


嗚呼、もうダメだ……。


振り返りながら、アークの手を握り締める。


すると、僕の足が急に滑った。ここで転んだら確実に捕まる。けれど、いくら倒れても地に着く感覚がない。……落ちているのだ。そう思った瞬間、僕はアークの体を抱き締めた。

アークの温もりを感じる。落ちる先はきっとーーーーーーー

さて、ここから物語は急展開です!

このお話自体はもうすぐおしまいですが、この物語はまだまだ続きます!

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