6話 この前は、ごめんなさい。
こんにちは!今週も投稿出来ました!
よろしくお願いします!
「アーク!」
「久しぶりね。元気……だった?」
「もちろんっ!花、本当にありがとう。ちゃんと飾ってあるよ。」
「そう。……今日はね、もう目的は果たしたのだけど、もし良かったら私の話に付き合ってくれる?」
「うんいいよ。」
……アレ?この前は話し掛けるなって言われたのに今日は……。……待てよ?僕、アークに名前を呼ばれた……よね?これってどういう……。
「この前は……ごめんなさい。」
「え、な、何が?」
突然謝られて内心ドキッとした。
「実はあの時、あの花を自分の手で探して貴方にあげたかったの。だから、あんな事を……。
なのに私は花を見たことがなくて、でもどれも綺麗だった。
それでもやっぱりあの花言葉の花をあげたくて。けれど結局、貴方に手伝わせて。挙句の果てに逃げ帰っちゃってごめんなさい。」
「ああいや!気にしないで!」
そうだよね。きっとそういう理由で、でも今回はそんな事がないから話してて、名前もたまたま覚えていただけ……だよね?うん、きっとそうだ!
「ねぇ、貴方は私が悪魔だと知って尚何故私に近付くの?」
今度は唐突にそう尋ねてきた。うぅ……今日のアークはいつもより積極的だな……。
「何故って……」




