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また次の朝を迎える  作者: 蒼井 柊
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月曜日

目を止めて頂きありがとうございます

最近アボガド6さんにハマっています

彼?彼女?の映像作品ほんっっっっとに大好きで

何回も何回もリピってしまいます

いつか映像作品にも手を出したい蒼井です

本作とは関係の無い前書きになってしまいましたが、とりあえず本編をどうぞ

人は日毎に見るものをかえ、また見られるものの方もまた日々姿を変え続けている。

そんな当たり前を自覚している僕にとっては、重要役職を占めていた官僚が一夜にしていなくなろうが、不意に落ちた雷で木が真二つになろうが、明日になれば僕の性別が変わっていようが、全てどうでもいい、日常の一部に溶かされていくのだった。


「おはよ」

月曜日。布団から這い出した僕はキッチンにて朝ごはんを作る彼女に声をかけた。

梨花。僕の好きな人。天使。神。鬼。と最後の詞を口に出したのは1度だけだ。

いつ見ても美しい横顔だ。寝起きの僕の目には少し刺激的過ぎるくらいに。

「おはよ」

梨花も僕にそう告げた。目線はまな板に向けたままだけど。

「ん〜ねぇ」

「何」

「学校、、」

「だめ、行きなさい」

「まだ最後まで言ってないのに」

僕はけらけら笑った。

「だーって今日は数学あるんだもん。めんどくさいのー」

「そんなの誰だって同じだからっ。ほら、これくってはよいけ」

急かされても僕はぶーたれていたけど、梨花は僕の両脇を抱えテーブルへと引きずった。

あとは口を挟む暇すら与えられずさっさと登校する準備を整えられ、アパートを出された。

いつもと同じ日常。いつもと同じ梨花だ。ただ一つ違ったのは家を出る前に梨花が僕の寝癖を丁寧にクシでとかして直してくれたこと。今日の僕は()()()だから。


教室に着くと迷うことなく僕は定められた席へと向かう。

その最中、友達が話しかけてきた。

「よう成田、お前また遅刻寸前だな」

「あぁお陰でかわいい彼女があれこれ準備を手伝ってくれた」

にやにや顔をしていたはずの友人の顔が途端に歪む。ちなみにこいつの名前は佐田。

「てめぇずりぃぞ。1人だけいい思いしやがって。だいたいなんだよ、お前高校生の癖に彼女と2人で住んでるって‼ばかか!?不純異性交友もいい加減にしろよな」

「別に親が許してくれてんだからいーだろーが」

「親甘い‼甘すぎる‼16歳男子の性欲を舐めちぎっている‼もうほんと1回爆発してこいよお前‼」

「はぁー?何言ってんだお前。あ、てかそんなこといってっと今日は触らせてやんねぇぞ?」

俺の言葉に佐田は再び固まる。そして喉をごくりと鳴らせた。

「どうぞどうか、お願い致します、成田様。僕にあなたのお胸を触らせる権利を下さい」

深々とお辞儀をする佐田くん。

「ふっ、もっと腰を下げろー」

「どうかこの通りです」

「、、よかろー。、、、ってんな都合よく行くかばーか」

「いてててててて‼お前ひでぇ‼クソか‼」

胸の方へと伸びてきた佐田の手を瞬時にとり、小指と薬指の骨の間の部分を押さえ、そのまま曲がってはいけない方向へとひねり上げた。

「簡単に乙女の領域には触れさせなくってよ♡ははは」

こういう時のために護身術を習い始めてよかった。遊ぶ楽しみが増えたと言える。自分の体を餌にという時点で普通の女子ならしないだろうけど。

ちなみに護身術は僕が日毎に性が入れ替わる体質になってからやり始めたものの一つだった。

読んでいただきありがとうございました❕

次回作もなるべく早く更新したいと思います

今回のでちょっとでも気に入ったら暇つぶし程度に次も見てください

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