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特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。  作者: 黄玉八重
閑話休題 -破滅対策同盟《アルストロメリア》大報告会-

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閑話休題 -104話-[破滅対策同盟大報告会④]

Maygo!!!!!の映画面白かったよ。20分くらい野良猫の幼少期の新規カットがあってさ。ずっっっっっと野良猫は野良猫やったわ。

 急遽参加が決定した竜に関しては各国預かりとなり責任者は全て宗八(そうはち)が請け負う事となった。理由としては竜に不要な神聖を感じていたり過度な緊張感を持って接してしまうので普通に接する事が出来、事前に顔見知りでもある宗八(そうはち)に丸投げされた形だった。宗八(そうはち)としても知能のある竜王たちであれば無用ない波風を立てる事は無いだろうと考えているので気負うことなく、責任問題の話を持ち込んだ王太子アルカイドと第二王子ラッセンに「いいよ~」と二つ返事だった。


 会場となる教練場は普段の様相を呈していなかった。事前に警備の為入場していた兵士達も驚きを隠せなかった。

 各国で席は分かれておりそれぞれのエリアの剝き出しだった地面は土魔法で石に変えて、連れてきた兵士を座らせる為の階段状の席も同様に魔法で用意した。一応ヴリドエンデ王国が用意した敷物を敷いたので遠目で見れば豪華に見えなくもない。王族やギルドマスターを座らせる机や椅子についてもヴリドエンデ王国が用意をしたのでお尻が痛くなることは無さそうだ。


「ほう、屋外とはいえちゃんと席の用意は出来ているのだな」

『本来は……この広さですし教練場ですわね。水無月(みなづき)君が駆り出されたみたいですわ』

 一番に入場したのはフォレストトーレだ。人間席の隣には大型のクッションが用意されていて竜が寝転がるには十分な広さを確保していた。

 その後も参加者が続々と集まって来る。

「私達の席はあちらの様ですよ、教皇様」

「うむ。クレアよ、足元に気を付けるのだぞ」

『この雑な仕事は<万彩(カリスティア)>だね。クレアが怪我したら私があの邪魔者をプチっと潰してあげるよ!』

 孫と祖父の様な仲の良い光景の後には光精王ソレイユの歪んだ愛ゆえの言動が続く。

「(聞こえているぞ、光精王!)」

 ユレイアルド組が入場した後はアスペラルダ、アーグエングリンと続き、最後にホストであるヴリドエンデが諸々の仕事を終えて疲れなど微塵も思わせない堂々とした足取りで入場して来た。それは本来ならアスペラルダとして入場するところをギリギリまで手伝いをしていたアルカンシェがヴリドエンデと一緒に入場して来た事からもかなりの仕事量だったのだろう。

 ユグノース王家とサラマンダーとアルカンシェ、その後に親衛隊が続きその背後には滞在中の勇者PTが後を追う。更にその後ろを兵士達が大勢入場した。

 アルカンシェがアスペラルダに移動し全員が席に着いた事を確認した宗八(そうはち)が全員の前に立ち報告会は開始された。



 * * * * *

「お集まりの皆さま。お忙しい中でご足労頂きありがとうございます。これより世界に訪れる破滅に世界で対抗する為の集まり【破滅対策同盟(アルストロメリア)】を開催いたします!不肖ながら、矢面に立ち破滅という正体を調査する少数精鋭のクラン【七精の門(エレメンツゲート)】を率いるリーダーの一人である私、水無月(みなづき)宗八(そうはち)が諸事情もあり務めさせていただきます。宜しくお願いいたします!」

 王族や側近はもう一人のリーダーがアスペラルダ王族の席に座っている事は理解しているが、普通のクランはリーダーは一人なので兵士達は顔を見合わせて疑問を浮かべている。宗八(そうはち)の開会宣言を受けて王族は頷くだけに留めそれ以外の参加者は頭を下げた。

「さっそくですが、資料は事前にお渡ししていたと思いますので質疑応答は後程受け付けるとして……。今回ヴリドエンデ王国に出現した異世界の入り口。以前にアーグエングリンに出現した異世界の入り口は魔神族ナユタの世界でしたが、今回の異世界は魔神族に抵抗している世界でしたが陥落寸前でした。そこに私達が乗り込んで武力介入した形になります」

 兵士はともかく王族が話に付いて来ているか見渡す。アスペラルダは常に連携を密にしているので情報を受け取るのも一番早く理解を示してくれている。フォレストトーレも王であるラフィートがきちんと資料を読み込み理解をしつつラジアーデ妃をサポートしていたので大丈夫そうだ。ユレイアルドもオルヘルム教皇と聖女クレシーダは当然としてアナザー・ワンも落ち着いて話について来ている事を確認した。宗八(そうはち)が一番不安視していたアーグエングリンはファグス将軍や拳聖(けんせい)エゥグーリアがフォローする横でブリーシュ妃が平然と資料を見直しているので王妃が理解しているなら良いかと見なかったことにした。最後にヴリドエンデ王国だが、王太子アルカイドと第二王子ラッセンはともかく第三王子ハカヌマと第一王女マリアベルは話の大きさに良く分かっていない様子だ。自国で起きた事を一番理解すべきドラウグド王は大変に渋い表情で資料を睨みつけていた。

「以前の報告と同様に映像を利用する方法も取りますが、今回は精霊達が成長した事で幻を見せる事が出来る様になりました。ただ、迫力は映像の比ではありませんので気の弱い方は大変な事に成りかねませんのでどちらを選ぶかは皆様に委ねようと思います。ひとまず、幻がどの程度の物かを知ってもらう為に軽く皆様に魔法を掛けさせていただこうと……」


 ———GYAOOOOOOOOOOOOOOッ!

 いざ、お試しで魔法を掛けようとした瞬間に予定通りの望まれざる客が肝にも響く咆哮をあげながら来訪した。素早く風精王セリアティアに視線を流すと頷いてくれる。混乱が発生しない様に城下町には先ほどの咆哮は風に阻まれて届かなかった様だ。続いて火精王サラマンダーに視線を送るとこちらも頷いてくれた。同じく城下町から見えない様に幻で赤竜の姿を視認出来ない様に隠してくれた様だ。

 ざわつく会場で落ち着いているのは宗八(そうはち)の戦闘力を知っている者だけで、その他の兵士や側近やギルドマスターは不安げに傍の仲間と言葉を交わし恐怖を紛らわすか空を見回して竜の姿を確認しようとキョロキョロしている。

「すみません、野暮用が入ったので少し席を外します。お呼びで無いゲストですが竜は竜なので大人しくさせてから皆様と同じ様に報告会に参加となると思いますので今しばらくこのままお待ちください」

 いや、待てよ。これはちょうどいいデモンストレーションになるかもしれない。

「赤竜の到着まで少し時間が有りそうなので皆様に幻を見る魔法を掛けさせていただきます。俺の視界を共有する魔法ですので瞼を閉じている間は景色が変わります事をご理解ください!やってくれ、フラム」

『任せて。《Thetaの瞳(ファントムビジョン)》』

 火精フラムキエは宗八(そうはち)の指示を受けて腕を振るうと途端に白煙の大波が波紋の様に広がって会場に居る面々を飲み込んでいく。少々悲鳴が聞こえた気がするが説明は終えているので仲間がなんとかするだろう。

「セリア先生とティターン様は土埃とかの対応お願いします」

『わかりましたわ』

『任されよう』

 魔法も掛け終わったので戦闘の影響で会場が砂塗れになる事を恐れて精霊王たちにその場は任せて宗八(そうはち)は空へ飛び昇がった。宗八(そうはち)の仲間達も会場に散らばっているので何かあればフォローしてくれるだろう、と期待を残して丁度良い高さで足を止めた宗八(そうはち)の視界にバッサバッサと力強く羽ばたきこちらへ向かってくる赤い竜の姿を目撃した。


 * * * * *

 宗八(そうはち)が空へと飛び昇がって行った後、空中で待機して赤竜の到着を待つ姿に疑問を覚えたヴリドエンデ国王ドラウグドが片目を開けてアルカンシェに問いかける。残る片目の裏には魔法によって宗八(そうはち)の視界が共有されていた。

「アルカンシェ王女、この空中で停滞しているのは魔法だろうか?」

「その通りです。時空魔法で足元を固めて空中に立っております」

 あり得ない事象に疑問を呈したドラウグドに対しアルカンシェは驚くべくもないと素気無く回答する。

「足場があれば空中に浮く事は私達でも可能です。マリエルは風の浮力で飛翔しておりますし、私は水を足場にして空に停滞する事が出来ます」

 続く質問が無かったのでアルカンシェも大人しく瞳を閉じて赤竜の到着を待つ。


 やがて、点だった竜の姿が造形の大まかな部分が見える様な距離まで接近して来た時。

 唐突に赤竜は咆哮と共に息吹(ブレス)宗八(そうはち)へと放出する。

「うわっ!」

 会場各所から声が漏れる。視界全域を覆う炎が迫ってくれば恐怖に声を溢してしまうのは仕方が無い事だろう。そのまま身体を硬直させてしまう者が大勢居るなかで回避や防御の為に筋肉がピクリと動く者も居た。拳聖(けんせい)や勇者達、そして将軍たちやアナザ・-ワンがそれにあたる。

 宗八(そうはち)に向けて放たれた息吹(ブレス)は火焔を纏っていたが、腕の振りの合わせて展開された障壁により宗八(そうはち)までは届かない。火焔自体は届かずとも凄まじい熱気は届いているにも関わらず加護により宗八(そうはち)には痛くも痒くも無かった。

「おぉ!」

 今度は会場各所から感心する歓声があがる中でブリーシュ妃がアルカンシェに問う。

「今しがたの防ぎ方は防壁を張ったのだと推測できますが土魔法では無いのですか?」

「先ほど息吹(ブレス)を防いだのは契約地精の力ですがオプションという固有能力の応用ですので土魔法というわけではありません」

 これにも事実を簡潔に説明しアルカンシェは宗八(そうはち)と赤竜の戦いを観続ける。

 火焔が障壁に防がれている間も息吹(ブレス)は放出しながらも前進を続けた赤竜は一向に手応えが返ってこない事を不審に思い、一定の距離を保って息吹(ブレス)を吐き出すのを止めて宗八(そうはち)の様子を見守る。火焔の切れ目からは半透明の障壁で守られた宗八(そうはち)が姿を現した事で赤竜の視線は鋭くなる。

『人間が俺様の前に姿を晒すなど言語道断!失せろ雑魚がっ!俺様は貴様の後ろに隠れている竜王たちに用があるっ!』

 これには竜王たちが各々感想を漏らす。

『何言ってるのかしら?』

『この寝姿が目に入らないのですね』

『相変わらず頭の悪い……』

『人間の後ろに隠れられる大きさしてないんだけど……赤って馬鹿なの?』

 赤竜は威厳という圧力に声量を持って宗八(そうはち)に文句を伝える。その声は下で寛ぐ竜達に聞こえていたが、各竜王達の呆れた言葉は空で憤る赤竜には届かなかった。


 空では会話が続いている。

「わざわざご足労いただいたのに申し訳ありませんが。青竜の守り人、水無月宗八(みなづきそうはち)がお相手致します」

『はんっ!何が守り人だ!亜人ならともかく何の特徴も無い平々凡々な人間がその役目に付いたところで何が出来るっ!?』

 煽る赤竜の言葉に対し宗八(そうはち)は冷静だった。

「では、大した力を持たない人間からの攻撃などダメージにもならないのでしょうか?」

『当然だ!俺様は戦闘に特化した竜王だ!鱗はそんじょそこらの竜王とは一味違うぜっ!』

 良い感じに舐めてくれている甘い考えの赤竜の言葉に宗八(そうはち)の口角が上がりそうになる。そこを我慢して一つの提案を伝える。

「ならば、最初に一回攻撃のチャンスをくださいませんか? その後は問答無用で叩き潰してもらっても構いません」

 赤竜は口を大きく開いて笑う。

『ぐあっはっはっは!良いだろう!貴様がどれだけ強かろうが所詮は人間!俺様に一撃入れるチャンスをくれてやろうぞ!』

「ありがとうございます」

 いよいよ言質を取った。正面から戦っても負けるつもりも無いが、それでも宗八(そうはち)の足元には世界を牽引する王族が揃い踏みなのだ。安全に処理出来るに越したことは無い。

「《———コキュートスルーム》」

 胸を張りどこからでも掛かって来いと言わんばかりの表情の赤竜に対して放ったのは攻撃魔法では無かった。

 宗八(そうはち)が放り投げた水色の玉は赤竜に命中すると一瞬で全身を包み込む球体が発生しては消えて行った。

「あれはどのような効果なのですか?」

 次に質問したのは聖女クレシーダ。相手が友人でも王族としてのアルカンシェは態度を崩さない。

「この後上映予定だったアルダーゼの世界が超高温の過酷環境だったので身体を冷やす為の魔法ですね。赤竜は火属性ですしダメージを受けるかもしれませんね」

 冷静な返事とは裏腹に冷却魔法が赤竜にどの様な影響を与えるのか興味深そうに宗八(そうはち)の視界に集中する。


『ぐあははは!なんだこれはっ!全く効かないz……あ?』

 赤竜が自身の身体の異常に気付いた時には身体のあちこちから蒸気が上がり、口や排熱器官からも凄まじい蒸気が溢れ赤竜の姿が蒸気に塗れて見えなくなってしまった。これは上級火竜である赤竜の体内で発されている常軌を逸した超高熱と、範囲内を均等に急速冷却する魔法により鱗や竜皮などを無視して体内をも冷やす超低温がぶつかり合った結果、赤竜の全身から蒸気が漏れ塗れる事となったのだ。

 火竜種は活動する為に必要な体温が他の竜種の追随を許さない程に高温で、宗八(そうはち)の魔法によりその均衡が崩されて視界の次に四肢も動きがぎこちなくなり、やがて翼も力を失って自然落下を始めた。

「竜と言えど所詮はデカイトカゲだからな。丁度良い魔法があって良かったよ」

 巨体だからこそゆっくりと落下してくるように感じられるが実は結構な速度が出ている。また、魔法の強力な冷却効果が赤竜が生み出す熱を完全に凌駕して蒸気は薄れ鱗の表面に薄氷が張り始めたのを機に宗八(そうはち)は魔法を止めた。

 落下する巨体に追い付いた宗八(そうはち)は暴行を加える事で着地体勢をうつ伏せに調整し、空を飛んで暴れない様に翼を一纏めにしてバインドで縛り上げた。

「落ちて来るぞぉおお!」

 悲鳴に似た叫びをあげたのはカンパネラ公だ。他の王族は騒がずその光景を見守りそれぞれの臣下も王の選択に従いその場で騒がず留まっている。———ズゥゥゥン……。赤竜が会場のひらけた予定地に落下した衝撃で大地は揺れ土埃が巻き上がるが、事前にお願いしていたので地精王と風精王の二人が上手く土を抑え風を逃がしてくれる。

「《氷の楔(グラシエルウェッジ)》」

 五体投地となった赤竜は[コキュートスルーム]を解いた瞬間から徐々に熱が戻って来て肉体の機能が再起動し始めているので暴れ出す前に動きを大地に抑え縛り付ける。赤竜の真上に氷で出来た錠が複数出現しては口先から四肢も含む尻尾の先まで大地に縫い付けてしまった。これで口を開いて炎を吐くことも出来ないし氷の錠により体温も一定以上には上昇しない様に調整された。

「赤竜。俺の声が聞こえますか?」

 こめかみを殴りつけて朦朧としていた赤竜の意識を叩き起こしながら声を掛けると瞳だけが宗八(そうはち)へと向いた。

「矮小で脆弱なくだらない人間に負けたんだからこれ以上暴れないと約束出来ますか?」

『グフー(そこまでは言っていない)』

 開く事が出来ない口の隙間から言葉にならない音が漏れ出るだけで何を言っているのかはわからないが、先ほどまでに荒れ狂っていた殺気は何処へ消えたのかずいぶんと大人しくなった印象だ。

「この場に来たからには他の竜と一緒に報告会に参加してもらいます。恐怖でちびっても誰も笑わないですから終わるまでゆっくりして行ってください」

『グフー(言われずとも動けんわ)』

 やはり何を言っているのかわからない。宗八(そうはち)がその場を離れると赤竜も宗八(そうはち)から視線を外して周囲の情報を取得しようと瞳だけがキョロキョロと動いていた。

 宗八(そうはち)の足は赤竜から離れた後に元々話をしていた場に戻って来て、途中で中断せざるを得なかった報告会の進行を再開する。


「お待たせしました。先ほどの視界共有は実際に私の視界を幻で皆様に見せる魔法でした。これを応用して皆様をアルダーゼの世界に招待させていただこうと考えておりますが、赤竜にも伝えました様に最後の方は衝撃とプレッシャーが凄まじいモノとなりますので希望者だけに先の魔法を施し、その他の皆さまには以前にも利用したスクリーンで上映させていただこうと考えております。希望する方は手を挙げてください」

 正直、参加者の多くが竜王の一体を無傷且つ短時間で捕獲した状況に付いていけていなかった。というか説明して欲しかった。

 そんな参加者を置き去りにして宗八(そうはち)に問われた面々は、あとで呼び出して説明を求めようと心に刻み各々の判断で挙手をするのであった。

いつもお読みいただきありがとうございます。

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