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特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。  作者: 黄玉八重
序章 -王都アスペラルダ城編-
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-01話-[呼ばれてないのにこんにちわ(苦笑)]

やりたいゲームも無いのでひとまず興味があった小説にチャレンジしてみよう。という事で始めました。読む人は暖かい目で見てください。

——明かりは無く真っ暗闇のはずなのに視界が確保できているダンジョンの最奥。

そこに身の丈3mはある黒いスケルトンと冒険者の握る得物が重なる度に眩い光が辺りを照らす。


「《ヴァーンレイド》セット:イグニスソード!」


 物理も魔法も本当に効果が無いのか試しに大攻撃をしてみよう。

 魔法で生み出された炎が[イグニスソード]へ集まり始め、刀身が紅く輝き出す。

 制御には慣れてきて1分くらいは暴発せずに戦う事が出来る。


「試されてばかりも面白くないからのう。剣速を上げるぞ」

「来いやっ!」



 * * * * *

「あれ・・・?ここ・・・どこだ?ふ、ふわああああああ・・」


 目が覚めたら誰もいないデカイ部屋にいた。

 足元にはクッソデカイ・・・魔法陣?いや、召喚陣か?

 俺が目覚めた所は周囲から1段高くなっていて、

 視点が低いのは俺がまだ寝起きでしゃがみ込んでいるからだ。


 ―あぁ、これは所謂ひとつの異世界召喚かな?


 冗談半分ではあるが、

 冷静にそんなことを考えて周囲を逡巡したが誰もいなかった。


「こういうのって、姫様とかが出迎えるんじゃないのか?」


 あっても夢、もしくは友人の仕掛けたドッキリか・・・。

 しばらく頭が起きるのを待つ。

 その間待てど暮らせど誰も登場しないし、

 ポツンと誰もいない部屋にいても仕方がないと考えて、

 とりあえず部屋を出てみることにした。


 魔法陣しかないこの場所は、

 どうやら塔になっているようで、

 上を見上げるとすごく高いことが伺えた。ホェー

 なんてことを暢気(のんき)に考えながら、

 出口に向かって歩いていたが、

 外に人がいる気配がする事に気がついた。


 ―ふむ、召喚陣が本物なら衛兵とかやっぱいるよな・・・


 多分、ってか絶対に不審者扱いされるだろうから、

 何か指示されたら黙って従っておこうかな。

 異世界かもしれないこの世界の情勢もわからないのに、

 そんな甘い考えを持って、俺は不用意に口を開いた。


「あのー・・・こんにちわ(苦笑い)」

「「・・・・・」」


 衛兵は出口の両脇に1人ずつ、

 計2人いたが、どちらも突然現れた俺にビックリして棒立ちになっている。

 人間って本当に驚いたら動きが止まるんだよなぁ。

 ちょっとは野生動物を見習ってすぐに行動が出来たらいいのになぁ。

 というか、衛兵としてこれは大丈夫なのだろうか?


「・・・こんにちわ」


 改めて、挨拶をしてみる。

 やはり異世界と言っても礼に始まり礼に終わる。

 いきなりこんなところから現れる奴は印象最悪だろうから、

 せめて初めての対面は愛想良くしておこう。

 心にいつもラブアンドピースってね♪

 と、思っていた時期が私にもありました。



「「っ、賊が侵入してるぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」」



 俺の気遣いは無駄に終わったらしい。



 * * * * *

「召還の塔より賊が出て来たところを捕らえましたっ!」

「人間に見えますがタイミング的に魔族側のスパイだと思いますっ!」


 どうしてこうなった・・・・。

 ひとまず計画通りに大人しく捕まったのだが、

 なんか豪華な衣服を纏って豪華な椅子に座る男性と女性の前に突き出されている。


 頭にはサファイアのような蒼い宝石のはまった冠を男性が、

 同じくティアラを女性が被っている。

 これではまるで王様と王妃様みたいだな!(笑)


 ―どっからどう見ても王族の方ですありがとうございました。


 不審者をいきなり王族の前に連れてくるとか、

 こいつら頭おかしいだろ!

 俺なら絶対牢屋にぶち込んでからじっくり正体調べるぞ。


「・・・見た目は人間だが、衣服は見たことがない物だな」

「もし、私の言葉がおわかりになりますか?」


 そうだよね。だって衛兵は鎧着てるし、

 眼前の実際偉いように見える方々はイギリス王室みたいな格好してるもん。

 とりあえず王様(仮)はわからんが、

 親身になってコミュニケーションを取ろうとしてくる王妃様(仮)は、

 良い人だと思いました、まる。

 年齢を多少召されているが優しい印象を受けて、

 少し緊張がほぐれた気がする。

 男はみんなマザコンって本当ね。


 失礼ながら目線で喋っていいのかと王様(仮)に確認をしてみると、

 頷いてくれたのでようやく現状に至った話が出来ることに安堵する。


「お初に御目にかかります王様、そして王妃様。

 初めに申し挙げますが、私は自分の名を思い出すことが出来ませんし、

 気がついたらあの召喚陣の真ん中にいた為、

 現状は私自身も混乱していて、

 自身の情報をお伝えすることが叶いませんことご容赦ください」


 ここまで来る道中に窓の外を覗いた時から日本でないことは分かっていた。

 なんで俺が異世界召喚なんてものに遭遇してしまったのか考えてみたが、

 その時ふと自分自身が何者なのかわからない事に気がついた。

 名前だけじゃなくて家族構成、友人、

 住んでいた町に、仕事も、何もかもわからない状態に多少混乱した。

 しかし、こんな事態にも関わらず慌てず、

 落ち着いて思考できる自分に感謝しなければならないな。


「名前が・・・そうか、君も異世界人なんだね」

「・・・え?」


 なんだなんだ!?すげぇーすんなり話が進んだことに逆に戸惑う。

 なんでも異世界人は召喚時の衝撃で一時記憶が曖昧になるのだとかなんとか。

 そこはっきりしろよ!?ちゃんと記憶戻るの?

 保険・・!そう!国民保険はどうなってますか!?

 さらなる不安要素が増えたけれど、

 精神突っ込みを敢行し平静を装う。

 縛られていた紐を解かれ、改めて王様達の話をまとめると。



 1.やはり異世界だった。

 2.勇者召喚はひと月前に終わっており、魔王討伐に出発している。

 3.この世界は多種のファンタジックな住人が住んでいる。

 4.魔族と戦争中

 5.君なんで召喚されたの?



 ―言っては何だが普通によくあるファンタジーだった。


 いや、最後の5番目なんだよ!

 なろう小説でもここまで情報が少なく適当な異世界も珍しいのではないか?


「ちょっと予想外の事が起きてしまっているみたいだけど、

 君は今後どうしたいとか意見はあるかな?

 一応、外は魔物が出るから、

 魔王討伐まで城で過ごしてもらってもかまわない。

 それになぜ君が遅れて召喚されたのかも我々にはわからない。

 だからせめて、生活の保障くらいはさせてもらうが?」

「あなた、少し性急過ぎますわ。

 ひとまず何が出来るのか確認をしてみましょう」


 王妃様がすんごい楽しそうな顔して、

 ステータスを測る魔道具を持ってくるようにメイドに伝えている。

 そんなこんなで能力を測る水晶玉が目の前にやってきた。

 そのままメイドさんに使い方を指導されて、

 言われるがまま手を水晶玉に当てると、

 じんわりとした発光を繰り返し、

 いつの間にか目の前に半透明の文字列が浮かび上がっていた。


 名前   :水無月宗八(みなづきそうはち) Lev.1

 ステータス:STR 6(0)

       INT 6(0)

       VIT 6(0)

       MEN 6(0)

       DEX 6(0)

       AGI 6(0)

       GEM 0(0)


 称号   :異世界人


「はぁい、名前が判明しましたぁ!

 貴方の名前は水無月宗八(みなづきそうはち)くんです!」


 俺より名前がわかったことを嬉しそうに報告してくる王妃様は、

 初めの印象と変わり、お茶目が見え始めた気がする。

 やはり多少の警戒をしていたが、

 称号の異世界人で安心したのだろうけど、

 それにしてはただの一般人の前で本性が漏れるのはいいのだろうか?


「宗八君は平均的なステータスだね。

 というよりバラつきが無さ過ぎて珍しいとも言える。

 魔法に適正がある人ならINTに偏りが出たり、

 戦士に適正があればSTRに偏りが出るものなんだよ」

「逆に考えればここまでバランスが良いと、

 どんなスタイルにもなれるチャンスがあるという事ですっ!」


 王様の解説のあとに俺を連れてきた衛兵のひとりが勝手に付け加えてきた。

 王族の前で喋るのって許可が必要なんじゃないのか?

 勝手に喋ってこの人は大丈夫なのだろうか・・・。


 半眼で2度目の不安を衛兵に向けてみるが・・・笑っている。

 こいつ・・・早くどうにかしないとっ!事の重大さがわかってないっ!

 最後に表記されたGEMはレベルが上がると3加算され、

 ステータスに振り分けることが出来るらしい。

 ()は時折装備品に上昇値が付与されている物があり、

 その上昇分が表示されるとの事。


「今日はもう夕方ですから、

 今晩はゆっくりして、今後の動きについても考えてみてください。

 生活に関しましては心配しなくともこちらでお世話をいたしますよ宗八くん♪」


 王妃様マジ女神だろ。

 懐が広い処じゃない、穴が空いてる!!

 異世界人で初対面の俺にここまで慈愛の目を向け、

 優しく人に接するなんて!良い人すぎて心配になるレベルだ。

 人を駄目にする王妃か・・・悪くないな。

 さて、本当に異世界なのかぁ・・・どうしますかねぇ。


 すぐに入ることの出来る部屋は客室しかなく、

 異世界初日はそのちょっと尻込みしてしまう客室で寝ることとなった。

 召喚された・・・というか俺が気がついた時刻はおおよそ夕方で、

 話をしているうちに時間は夜になっていた。

 俺の身元は判明しても場所が城内の客室というわけで、

 当然王様方の寝室にも近い。

 なので俺には衛兵の2人が見張りと護衛を兼ねて、

 その日は一緒に寝食を共にすることとなった。


「すみません、ご迷惑を掛けてしまって」

「いや、こちらこそ騒いで申し訳なかった」

「場所が場所ですからね・・・。

 召喚の塔なら重要な警備も厳重であるべきでしょうし」

「話が早くて助かる。

 今夜はこの部屋から基本的には出られない。

 出られるのはトイレと入浴の時だけだ」


 トイレはあまり彷徨(うろつ)かれても、

 警備の皆が気にして余計な疲れを与えることになる為、

 一番近いトイレを使わせて頂くこととなった。

 お風呂は兵士達が入る大浴場があり、

 全員が入り終わってから俺と衛兵の2人が入浴する事になっている。


 その時コンコンとドアがノックされる。

 今夜は客室の主とはいえ、

 要注意人物であることに変わりはないので、

 応答には衛兵の方がする。


「どうぞ、入ってください」

「失礼いたします。

 お食事をお持ちいたしました」

「わかりました。すぐに開けます」


 当然俺は要注意人物ではあるのだが、

 それと同時に要護衛人物でもある。

 非常に対応の面倒な為、

 皆さんの迷惑にならないためにはお人形の様に指示に従わざるを得ない。


 内鍵を衛兵さんが外してからドアを開けると、

 料理を乗せたサービスワゴンに手を置くメイドさんがいた。

 スカートは膝下まで伸びているから、

 特にエロさも感じないし清楚な感じで癒やされる。

 サービスワゴンを衛兵さんが受け取って、

 2言3言話をしてから、メイドさんはドアの向こうへと帰って行った。


「なんだって?」

「食べ終わったらドアの前に出しておいてほしいってさ」

「なるほどな。さあ!さっそく食べようぜ!」

「なんだか嬉しそうですね」

「そりゃそうだ!

 こんな上等な部屋で寝るのも食事をするのも初めてなんだ。

 こんな機会はそう無いからな!その点だけはあんたに感謝してるぜ!」


 なんともまぁ、ずいぶんと素直な衛兵さんだこと。

 つまりは衛兵といえども兵士でしか無い為、

 寝食は兵舎の共同部屋になると。

 ご飯は栄養も量もあって不満はないけれど、

 やっぱり豪華な食事には憧れがあり、

 今日は俺の客人待遇のおかげでその豪華な食事にありつける!

 そういう下心満載の感謝であった。


「見ろよこれ!なんでこんな銀の蓋を料理にしてるんだ?」

「俺が知ってると思ってんのかっ!」

「えっと・・これはクロッシュと言って、

 食事を運ぶ間に埃などが掛からないようにする為の蓋です」

「へぇー。物知りなんだな。

 もしかして良いとこの坊ちゃんなのか?」

「まだ記憶の混乱があるのでわかりませんけど、

 たぶん違うと思います」

「まぁ、いいじゃないか!さっさと並べて食べようぜ!」


 蓋をとりあえず元に戻して、

 2人は喜び勇んで料理をテーブルに並べ始める。

 よく分からないけど、

 これって並べてある料理にも順番とか意味とかあるんじゃないのかな?


 2人は並べ終えると、

 盛り上がりに盛り上がって1品ずつご開帳パーティーを始めた。

 友達同士なんだろうし別にいいんだけどさ、

 2人で盛り上がられると俺の気まずさがどんどん上昇するんだけど・・・。


 料理のほとんどは魚料理で、

 肉と野菜もあるとてもバランスのいい食事であった。

 しかし、彼らの反応はご開帳パーティーの後には目に見えて沈んでいた。


「少なくないか?」

「これで3人前?マジかよ・・・」


 いつもならおかわりもしてお腹いっぱい!

 さぁしっかりと寝て、明日もいっぱい働くぞ!

 ってな感じに食べる彼らからすると、

 上品な客人向け料理は量が少なくて、

 なにやら心配している。


「いつもならどのくらい食べるんですか?」

「これくらいだな」


 並ぶ料理を指指してあっけらかんと答える。

 マジかよ・・は俺の台詞だ馬鹿野郎!

 どんだけ食べるんだよ!土木の親方でも食べんわ!


「どうするよ・・・、俺きっと夜に腹が減って起きちまうよ。

 明日の仕事なんて寝不足でやるなんて・・・そんな事出来ねえよ」

「俺も・・・」


 なんか・・・すげー落ち込んでる。

 料理をじっと見つめながらどうしようどうしようと、

 いい大人の2人がぶつぶつ言っててなんだか可哀想に映ってしまった。


 2人が謎の恐慌状態に陥っている間に、

 ドアを内側から軽くノックしてドアを開ける。

 もちろん外にも兵士の方が数名待機していて、

 交代で夜中はこのドアの警護に当たってくれる。


「どうしましたか?」

「すみません。食事を頂いておいて申し訳ないのですが、

 3人で食べるには少々量が少なくて・・・。

 自分が大食らいでもう3人前くらいの料理を頂きたいのですが・・、

 そういうのは可能でしょうか?」

「えっとぉ・・・」


 目で他のメンバーに確認をするドアそばの兵士さん。

 もうひと声あればいけそうかな?


(まかな)いでいいんですけど。

 料理を作ってくれた人に聞いて、

 もしよければですけど、ついで俺の指示ってことで、

 兵士さん達の賄いももらってきて大丈夫ですよ?」


 ぐぅ~~。

 とタイミングよく鳴るお腹の音。

 お互い顔を見合わせてハハッと笑ったのちに回答は決まった。


「では、伺うだけ伺って可能となりましたら頼みます」

「ありがとうございます。

 食べられる順番を決められたら、教えてください。

 この部屋を食事場に提供しますので」

「わかりました、では行って参ります」


 ありがとう兵士さん。

 そしてごめんね。たぶん怒られちゃうと思う。

 料理長ってかなり先まで見通して食材の仕入れをしてるだろうから、

 今回の俺の食事だけでもビキビキ来てると思うんだよね。

 とりあえず、彼らにも得はあるわけだし、

 今できることはここまでかな?


 ドアを締めて振り返ると、

 まだ悩んでいる2人がそこにはいた。はよ食えや!

 冷えてしまう前に自分の分は食べてしまおうと、

 さっさと椅子に座って手を合わせる。


「いただきます」

「え!?」

「ちょ、まってくっ・・」

「はむっ!」

「「あああああああああああ!!!」」


 うっわマジで美味い。

 自分で作る魚料理なんて塩焼きくらいまでだから、

 正直ほっぺが落ちるという揶揄がわかるレベルだ!


「ちょ、ちょちょちょ・・水無月さん?」

「なんですか?早く食べないと料理を作ってくれた人に失礼ですよ。

 俺は冷えた料理より温かい料理が食べたいんです」

「それはわかるけど、俺達の料理でもあるんだぜ?

 量も少ないし、しっかり話し合って決めようぜ?」

「はむっ!」

「ちょ、また!」

「逆にあなたたちはいつまで悩むんですか?

 不審者と冴えない相棒に食べる分はない!ってくらいの気概はないんですか?」


 あ~うめぇ~。

 思考と言葉がそれぞれ自立して食事堪能する俺がメインで、

 サブの俺が2人に文句を言う。

 目の前の2人よりも俺と俺のコンビの方がうまく機能してるじゃないか。


「くっそ!俺も食うぞ!」

「お、俺も!こんな豪華な食事なんて今度はいつ口に出来るかわからないしっ・・」

「はむっ。ん~~~、うめぇ!」


 この件がきっかけとなり、

 風呂場に移動する頃にはすっかり打ち解けていた。

 もちろん、廊下の兵士さんのおかげで2人はおなかいっぱい食べられて、

 ついでに兵士さん達も順番に賄いを食べられた。


 風呂から戻った際に料理長へ確認に行った兵士さんに声を掛ける。


「あの・・・怒られました?」

「怒られました(笑)。でも、今夜は気分良く眠れそうです」

「そうですか。

 じゃあ、すみませんが今夜はよろしくお願いします」

「はい、おやすみなさい」





 これが俺の、

 誰にも呼ばれていないはずの異世界人による、

 世界を巻き込んだ冒険譚の始まりであった。

おつ

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― 新着の感想 ―
[良い点] ステータスだけじゃなくて、性格的にも非常にバランスの取れた主人公ですね。冷静で、周りをよく見ていて、気遣いができて敵を作らない。それが彼の強みになるのでしょうか。彼が異世界で何をするのか興…
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