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4 訓練2

今回は、短いです。

 結論から言いますと。私ケントは、生き残っています。


アルテナが、門に辿り着く前に見えない様に建物の陰に隠れてやり過ごしました。

建物の壁に、空間魔法で壁の型取り。色をコピーして木の葉隠れで隠れています。


 アルテナが、走って来て。


「ケントの奴、何処に行った!」


 独り言を言っている。

ステルス状態なのに、高性能レーダーでも装備しているのかな?


「しかし、おかしい、いつの間に後ろを取られた。目を離していないのに。やっぱり、おかしい。

性格も変わったしあれほど早く走れるとは?」


 言いながら目の前を通り過ぎて行った。

息を止めて隠れていたので、息苦しくなってきた。

これって、肺の中の二酸化炭素を酸素に変えたら良いんじゃない。

空気中の比率を考えて、酸素量を20%程度にしてみる。

この前、亡くなられた田部井さんが言っていた様に、エベレスト登頂時に酸素を吸った時の感想が

思い出される。


 随分楽になった、俺、呼吸しなくてもいいかも知れない、魚君になれそう。


アルテナも、行ってしまったので隠れ蓑を解除して。男爵邸の食堂に行って見る。

コッソリと覗くが、アルテナの姿は無い。厨房に入って直ぐに食べられる物を料理長のエルスコに

聞いてみる。 


「すみません、直ぐに食べられる物って有りますか?」


「坊ちゃん、パンと焼いた肉なら有りますよ」と言って出してくれた。


 よしよしと、思いながらサンドイッチみたいにして食べたら美味しいと思い貰って行く。


「エルスコさん、有難う御座います」


 裏口から出て、また、裏山に行く。

今度は、ゆっくりと歩いて行ったので。歩きながらパンに肉を挟んで食べる。

中々美味しい、異世界生活も良いね。

天使が言っていた様に、魔素と魔法で何でも出来ると言っていたけど、やっぱり

食べ物は、レトルト食品じゃ。味気ないよね。


 午前中に、訓練していた場所で魔法の練習をする。

山を背にして、前方10m位前に魔法が着弾する的を空間魔法で設置する。

左右後方と上部を塞ぎ、こちら側だけ解放する。音が出てアルテナが来たら困るので、

箱の中を吸収構造にする。

最初は、火魔法をイメージする。大きさは、バスケットボール大。温度は800°

速度は、50キロ 的に向かって発動する。火の玉が出現して的に向かって飛んで行く的に当たった瞬間に、爆発音がして弾ける。爆風で的が向こう側にひっくり返ってしまった。

的を、解除して新たに作り直す。今度は、土魔法の練習も兼ねて的の廻りに土を集めて固定して見ようと思う。


 バックホーの運転もしていたので、そのイメージで土を集める。

操作方法が、3〜4パターンあって。機種が変わる度に右手と左手の手首が腱鞘炎を起こしそうに

なったなあと思い出す。

小型なら、スイッチやバルブ位置の変更で変えられたけれど。大型では油圧配管の位置替えが必要

なのです。


 今回は、小松パターンをイメージしてやります。

結果から言います、大失敗です、バックホー=重機です。

人間一人の重さでは、少しの土しか掻き寄せ出来ません。多く寄せようと思うと逆に、

俺が寄って行きます。

あきらめました。ここは、安易に魔法ですね。空気中の魔素を集めて魔力で土に変えて的の廻りに盛り

上げます、空間魔法で押さえつけてから石に変換します。


 密度が高くなった分嵩は減りましたが強度は増したはずです。

的が、出来たので再度火魔法から練習する。

色々試しましたが。大きさは、バスケットボール大が最大で温度は1,000°C程度

アセチレンガスと酸素の溶断器の炎の色で大体判断出来ます。

速度は、65キロ程度しか出せなかったです。

風魔法は、風力3程度しか出ませんでした。これなら、舞踏会の時におならをして臭いと思ったら、高慢ちきなお姫様の方に風を送るくらいにしか使えません。

しかし、バレタ時は、打ち首獄門でしょうか?


 色々、魔法の練習、訓練、鍛錬をして夕方になったので、意気揚々と男爵邸に帰りました。


しかしながら、今日は、それですまなかったのです。


お読み下さって有難う御座います。


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