↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/37

16 試運転

マイペースで投稿します。



 母が、居座ってからもう1週間経つがまだ帰る様子は無い。

造った、風呂が気に入っています。

魔力漏れが酷かった頃なので、浴槽や配管、木材などに魔力の残滓が残って要る様で。肌の色艶、髪の艶も良くなる様でネアテ、アルテナと一緒に入って入る。

特に、アルテナの姿態には2人共目を奪われている様子です。


 これで、母が、アルテナの結婚相手を探してくれたら。お邪魔虫が排除出来るのですが。

俺は、母が帰るまでは。トンネル工事は、お休みです。魔の森で、薬草採取や出会った魔物を討伐して、

時間を潰しています。

空間魔法で、偽装、木の葉隠れを使い。巨乳のお邪魔虫の目を欺き隠れては新しい魔法の開発をしている。

空間移動も出来る様になった。転移では無いが、1000㎥の空間を、自分の体が包み込める位の大きさにして、前方に細長く伸ばす。それから前方を固定して収縮させると、前方に短時間で移動が出来る様になった。

今は、直線距離で1km程度で有る。

アルテナから、姿を隠す時間を長くすると。心配するので30分程度で姿を見せる。その時には、

色々な獲物を追い駆けて捕まえていた様にして獲物を見せる。


 それから、2〜3日してからとうとう母が帰る様である。

ネアテが、旅の準備をしている。


 御土産物を持たして返した方が良いかな

男爵領は、人口3万人程度の農業が盛んな土地柄で。特に有名な産物は無い。

食物も。地球世界がモデルの様で同じ物が普通に有り、魔素の影響が出た物も有りそれなりに美味しい。

爺さんは、季節が晩秋で穀物の採れた物を持って帰らせる様で荷馬車に積み込ませている。

俺は、念の為に殺されると脅されて要る事を、強調する為にも特別な物を用意した。

魔物討伐で捕らえた、サーベルタイガー似の虎を剥製にして木箱に入れて荷馬車に積んだ。

それと、父に、巨大猪の牙に魔力を込め過ぎる位込めたらどうなるか試した元牙を、宝石箱に入れて母に預けた。中身は開けてのお楽しみです。


 母には、手鏡を造ってそれも木箱に入れて持たせた。帰ってから開けて下さいねと念を押して置く。

それと、木箱と言っても。俺製のは、燃えず、切れず、破壊出来ない代物です。

盗賊が奪っても開封出来ない造りにしました。

父と母の、魔力パターンで無いと開封できません。


 次の日の朝早くに、母は帰って行った。男爵領の兵士も10名ほど護衛を兼ねて付いて行った。


 さあ〜て。監視役が、巨乳騎士1人になりました。巨乳、美乳になった事で俺には逆らえません。

多分?逆らったら、元のクレアに戻します。

第2アジトに籠って、新幹線車両を制作します。本物そっくりに同じ素材で出来ますが、この世界の材料で作り難しい所は、地球素材でコピーする。

シャシー系は、例の木材で作り車体は木材とミスリルで作る。

俺しか乗らないので、客室は要りませんが。2両のみですがバランスも有り

ノーズ長さを考えると、全長20m程度になりそうだ。

勿体ないので、10名程度の客室と残りを食堂や仮眠室。勿論トイレも造る事にした。


 まず、車輪をミスリルで作り。ボールベアリングを組み込み車軸に空間魔法で圧入します。

同じ物を4軸造り、前2軸、後ろ2軸で車体を受けさせる。

ブレーキは、全ての車輪に取り付けディスクブレーキにしよう。

ブレーキは、大気圧を利用した倍力装置を組み込む。


 問題の、駆動装置は。車体前方にロケットブースターを取り付け、燃料は魔素を魔力で、

酸素と水素に変換して点火する様にします。最初は小型の装置を造り試験運転が必要だろう。

ロケットブースターには、カバーを取り付け前方車両になる時は閉じて空気抵抗が無い様にする。

急停止する時は、カバーを開けて逆噴射出来る。カバーも空気抵抗となり一石二鳥だな。

色々試行錯誤して。何とか、1両分が完成した。

一応試験運転したいのだが、方向転換出来ないので。もう1両作る、今度は早かった。


 季節は、もう冬を過ぎている。造り始めて1か月程掛かった。

2両を連結して、試運転を行う。行先は、スミルナ辺境伯領で走行距離約600kmなので、時速200kmなら単純に片道3時間、往復なら6時間以上掛かる。

6時間も行方不明になると、巨乳護衛が不審に思うので連れて行く事にする。

食料も、エルスコに弁当や色々な料理を作って貰い空間収納に入れて行く。


 試運転当日。爺さんに、魔物討伐に行くが野営をするかも知れないと伝えて行く。

何か、トラブルが起きるかも知れない。


 アルテナと、第2アジトに降りてから。駅になっている処から、新幹線に乗る。

アルテナが、目を丸くして驚いているが無視する。

素直に、付いて乗って来る。

運転席に座り、アルテナに助手席に座る様に指さす。

操縦桿を握り、魔力を送る。後方車両の先端カバーが開く、ロケットブースターの注入口に、酸素と水素を送り込み点火する。最初は少しずつ送り込み、ロケットブースターが作動を始める。

ブレーキを解除して操縦桿を前に動かすと車両が動き出した。

速度30km程度で徐行運転を暫く行う。異音の発生及び振動も無くスムーズに走行して行く。

徐々に速度を上げて60km➡100km➡150km➡200km問題無い250kmで巡行させる。

トンネル内の照明が途切れなく見える、障害物も無く踏切も無い。


 ただし、500m置きの換気の竪坑で空気音が出るだけだ。

カーブも無く一直線なのでヨーイングの発生も無い素晴らしい乗り心地で有る。

竪坑の穴にサイレンサーを設置しないと、バレそうだ。

トンネルの壁に目印が見え始めた。終点より100kmから10km毎に目印を付けてある。

自動列車制御装置など付けていない。

徐々に速度を下げる、終点から10kmで前方のカバーを開く空気抵抗でガクンと速度が落ちる。

車輪のブレーキも効かせて速度を落とす。


 スミルナ辺境伯領の駅に到着です。まだ余裕を持って後10km程トンネルは掘って有る。

いずれは、アルテナの出身地である。フランツ子爵領まで延伸させる予定である。

スミルナ駅で、車両の点検を行う。特に不具合箇所は無い。

車両内の食堂で昼食を食べる。スミルナの街には出て行けない。まだ、重要指名手配犯で有る。

ここは、大人しく男爵領に帰ろう。



 時間を少し巻き戻す。

母が、スミルナに帰って来た。貰って来た荷物を館内に運び込み、辺境伯と妻が向かい合って座っている。テーブルの上には、宝石箱が2箱置かれている。

横には、執事のアスカロンが立っている。

アスカロンが。


「伯爵様、此処で開けると危険かと思いまして開けようかと思いましたが。どうした物か開きません

隙間一つ有りません」


 母が。


「ケントがくれた贈り物です、危険では無いでしょう?」


「リリー、お前は知らないかも知れないが前にケントが、お父様、誕生日おめでとうございます。

と言って箱をくれたが。開けてビックリ大きなガマガエルが入っていて驚いて腰を抜かしかけていた事が

有った。あいつは、何をするか分からんぞ」


「そうかしら?里ではおとなしかったし、何者かに殺されると言ってもう悪い事はしませんと言っていたわ」


「そうか、それでは、開けて見よう」


 と言って、伯爵が箱を手に取ると不思議な事に。カシャと微かな音を立て、無地の箱の表面に辺境伯家

の紋章が浮び上り。蓋がスーッと静かに開いて行く。箱も、玉虫色に輝いている。

中からは、長さ20㎝は有ろうかと思える勾玉形状のダイヤモンドの如く光り輝く物が2本向い合せにハートの形に鎮座している。


 皆、声も出ずに見とれている。


「例の狼の牙よりも、もっと宝石に近いな。と言うかもう、宝石だな」


 と伯爵が言う。


「リリー、それも、開けて見ろ」


 伯爵に言われて。リリーが、もう一つの箱を手に取る。

その箱も同じ様に微かな音を立て。伯爵家の紋章が、浮び上り蓋が開く。

箱の中には、見事な装飾が施された。手鏡が入って入る。

この世界には、まだ透明なガラスは無い。リリーは、鏡を手に取り見入っている。

透明度の高いクリスタルガラスで、強化されているから割れる事は無い。

ミスリル銀を裏面に張っているから最高の手鏡である。

上下30㎝幅20㎝の楕円だから顔全体が映せる。


 アスカロンが。


「伯爵様、私は、この様な鏡は見た事が有りません。何方が造られたのでしょう?」


「俺も、この様な物は見た事が無い。王家の宝物庫にも無いだろう。アスカロン。これは、隠して置け。

リリー。これらは、ケントがくれたのだな?」


「はい、ケントが、脅されている相手から貰ったと言っていました」


「こんな物を造れる存在など、神か悪魔しかいないだろう。これなら、ケントも悪さは出来ないな」


 伯爵は、ホットした様子です。これで、心配の種が一つ減ったので有る。


「あなた、もう一つ大事が、御座います」


「なんだ」


 伯爵が聞く。


「アルテナの胸が、大きくなっていました」


「何、何と言った?」


「だからぁ∼、アルテナの胸が、巨乳になっています!」


 伯爵は、口をあんぐりと開けあっけに取られています。


「それは、それは、見事な裸身でした。あれならどの様な殿方でもイチコロですわね」


「ほう、それは、見てみたいな」


「あなたは、ダメですからね!見て良いのは、わ、た、し、だ、け、よ」


「わ、分かっておる。しかし、この辺りは適当な相手が居ないな。今度、王都に行った時に、宰相殿にでも当たって見るか?」


「あなた、お願いしますね」


 その日の夕刻。


「た、大変で御座います、アスカロン様が倒れています」


 1人の召使が、伯爵の部屋にノックも無く入って来た。


「何を慌てているのだ!」


 伯爵が叱責する。


「は、はい、宝物庫の前でアスカロン様が頭から血を流して倒れていました。暫くして気が付かれましたが、大事な物を盗られたと騒いでいます」


 しかし、伯爵は慌てていない。顔がニヤついている。盗った奴は墓穴を掘ったな。

俺の、息子を何処でも殺せるらしい。あのような物を造れる。盗んだ物も誰でも開封出来ない。

面白い事になったな。


「フフフッ」


 この屋敷の奥まで侵入出来るとは。多分、王家の影のものだろう。一度王都に行って見るか。

アルテナの、相手も探して見ないといけない。


読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。