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おひさし!
色々あったけどようやくアイルビーバックハイスクール
デートの約束をしたものの次の日すぐにという訳でもなく、いつも通りの日々を過ごしていた。
一応今日という予定だったのだが、予定が入り明日に変更という形になっている。
そして、空いた時間でデートプランを考えてみたり、アメリカご招待の断り方を考えたり、様々なことを考えてみた。
日本らしさを全面に押し出すほうがいいのか配慮に配慮を重ねるべきなのか迷う。
失礼のないようにと考えてみるのだが、アメリカと日本では男性に対する考え方は大きく違うので、これまた難しい。
アメリカでは、男性は強い女性へと嫁ぐという女王のような社会体制となっているのだ。
なので、男性がデートプランを考えるというのもウケが悪いらしい。
そして、我らが男護ーズは断固拒否一択なので参考にはならない。
というわけで、本日は伊織さん宅にてギターの練習という名の家デートと洒落込んでいた。
現状を説明したときの伊織さんの苦笑いは素敵だったと言っておこう。
「こういってはなんだけど、私はあまりあちらに合わせるのはおすすめしないな
いくらアメリカの文化があるとはいえ、郷に入っては郷に従えだよ」
やはり伊織さん的にも相手側に合わせるというのは反対なようだ。
「それに、そんなことはあちらも分かってると思うけどね
東京案内程度に考えると楽じゃないかな」
確かに伊織さんの言うことも尤もである。
女性に対する考え方などがこちらに染まり過ぎてしまっていたようだ。
別に女性と少し親しくしたからといって、がっちりデートやら付き合うまでのことなんて考える必要なんてない。
普通に案内して気持ちよくアメリカへ戻っていただくのも悪くないだろう。
さて、そろそろ対面でブラックコーヒーを無理して飲んでいる伊織さんに悪いので一旦トイレに立つ。
大人な感じを出したいのだろうが、圧倒的甘党なのは知っている。
トイレに立つことによりコーヒー牛乳にしてもらう作戦だ。
戻るころにはコーヒーはなくなっていることだろう。
ちびちびとブラックを我慢して飲んでいる姿はかわいいのだが、そこまで無理させるわけにもいかない。
なにより少し可哀想だった。
トイレから戻ると案の定コーヒーはなくなっており、ニコニコした伊織さんが座っていた。
明らかに糖分摂取できた喜びの顔だ。
さて、これで明日の東京案内のプランは大方道筋が見えてきた。
伊織さん直々にギターを習いながらまったりとした時間を過ごしていく。
大人で落ち着いた女性アピールをしている伊織さんとしては、理由ありでボディタッチできるギター練習は嬉しいはずだ。
winwinな練習である。
みっちりと濃密な練習も終わり、伊織さんは急遽入った仕事により家を出ることになり、お洒落なディナーを予定していたらしいのだがまた今度ということになった。
売れっ子アーティストである伊織さんの日々は忙しく、近々密着ドキュメンタリー番組への出演もあるらしい。
そんな多忙な伊織さんとも別れ、明日の東京案内のプチ計画を建てて今日という日が終わった。
幸せな1日……嵐の前というのは静かで緩やかなものだ。
今は絶賛誘惑され中なのである。
和やかムードで再会したのだが、時間が経つに連れてアプローチがあからさまになってきているのだ。
距離が段々と近寄って来ており当たるものが当たり始めている。
一度当たったときに照れてしまったところからクリシュナさんにはバレたらしい。
おっぱいが好きだということが……!
おっぱいがというよりはおっぱいもというのが正しいのだが……バレた。
するとどうなるか、自然に事故を装ってぷにってくるのだ。
しかもクリシュナさんは全く気にしていない。
アプローチ……まさかこんなに直接的に来るとは思わなんだ。
いけると思ったらガンガンくるあたり強かだ。
観光地を巡るだけで心労がぐんぐん蓄積されていく。
男護ーズも中々強くでることができず、ぐぬぬと噛み締めている。
本来ならば嫌がるものなのだが、ごく稀にこういうアプローチが好きな男性はいるのだ。
もちろんそういうのが好きな部類に含まれるので、バレてしまったのは責められるものではないだろう。
だって、大和男子だもの……。
そして、そんなドキドキハラハラ接待もようやく終わりを迎え、最後のデパートでのお買い物接待がやってきた。
どんな買い物をするのか思っていると、普通に買い物デートをしている。
これはどうかあれがどうかなど、普通の女の子となんら変わらないことをしているのだ。
拍子抜けとはこのことだったのだが、これがクリシュナさんの戦略だということには全く気づくことはなかった。
なぜならば、クリシュナさんは日本人女性とアメリカ人女性の良いところを分析した上でこの日に臨んできているのだ。
そんなことを知るわけもないので、クリシュナさんの術中に完全にハマってしまっていた。
警戒心もゆるがばになり、普通にお買い物を楽しんでしまっている。
そのせいで盛大にやらかしてしまった。
「今日はありがとうございました。日本をたっぷりと満喫させてもらいました。
和也さんがアメリカに来たときはしっかりと案内させてもらいますね」
「いえいえ、お粗末なもので……。アメリカに行った際は是非ともお願いします」
気質というものが出てしまい言質を取られてしまったのだ。
お世辞という文化が悪く出てしまったと言ってもいい。
旅行に行きたいという気持ちが少なからずあったので、クリシュナさんの何気ない言葉に何気なく反応してしまったのだ。
それに、警戒心をゆるかばにされてしまっていたのでぽろりと出てしまった。
今日一番の笑顔と後ろからの並々ならぬプレッシャーを感じつつ、クリシュナさんとはお別れとなった。
もちろんその後、我らが男護ーズからコンコンと説教されたのは言うまでもない。
さて、今までの筋トレの成果を魅せる季節になりました。
私は海に行ったのですが、楽しい一時を過ごすことができました。
これも偏に筋肉のおかげでと思います。
昨今引き締まった女性も増えてきましたね。
美しいと思います。
ジムにも女性の人たちをよく見るようになりました。
ちなみに、細い男性などや太っている人がきたら見たりしますが、それは今後の成長が気になってしまうだけです。
あの人は最近よく来てるけど、三角筋の成長が素晴らしいとか、胸筋あったほうがいいのにとか。
なので、ジム初心者は気にせず行きましょう。
因みに、チャックのついたズボンはやめましょう。
シートが傷つきます。
使用後は汗の拭き取りもわすれずに!




