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今回は長め!

最近更新が遅れていたのでね!


伊織さんデート回は前後編でお送りします!



 いよいよデート当日となった。

 綾奈と明日香によるコーディネートされ、待ち合わせ場所の代官山にあるカフェへと向かった。


 綾奈と明日香……特に明日香の方なのだが、伊織さんを見定めると息巻いている。

 面識があるはずなのに、だ。


 おそらくは、しっかりと狙っていることを伝えたので火がついたのだろうと思う。


 しかし、俺の中では伊織さんはパーフェクトフィメールなので、ハッキリ言うと明日香は丸め込まれるのではないかと思っている。


 明日香が噛み付いて、それをやんわり何事もなく躱す伊織さんが想像できる。


 ふんすと鼻を鳴らしていているのが、そんな悲しい未来を想像すると撫でまわしたくなる衝動に駆られる。


 なんだか小型犬に見えてきた……。


「いよいよ敵地にきたよ……」


 何故か敵地に乗り込んだ特殊工作員のような雰囲気を出している。

 そんな明日香の頭に軽くチョップを入れ、正気に戻したところで待ち合わせ場所へと向かう。


 到着したカフェはおしゃれな女性御用達といった感じで、向こうでなら一生入ることはないようなところだった。


 中に入ると店内の女性たちの視線をガッチリ集め少し戸惑うが、視線に臆することなく伊織さんを探す。


 すると、明るめの茶髪をゆるふわカールさせた女性がこちらに手を振っているのを発見した。

 誰だか分からなかったが、ゆるふわガールは大きなサングラスを下にズラし綺麗なお目々を見せてきた。


 その目は伊織さんと全く同じだったので、もしやと思いゆるふわガールの席へと歩いていく。


「ふふふ……わからなかったかな?」


 ゆるふわガールは、俺が目の前に立つとサングラスをズラしてニヤリと笑った。


「全然わかりませんでした……。凄い変装ですね」


 周りに聞こえないようにそう言うと、伊織さんは満足したのかニッコリと笑ってくれた。

 伊織さんはコーヒーを飲んでいたので同じものを三つ注文し、腰を落ち着ける。


「歌手活動の方は順調みたいだね。ギターも少しはうまくなったかな?」


 コーヒーを一口飲みながら伊織さんは聞いてきた。

 ギターのことは伊織さんにも相談していて、メールや電話でアドバイスをもらっていたのだ。


「そうですね……そこそこ上手くなってきてるとは思うですけど、やっぱり難しいですね」


「最初はみんなそんなもんだよ。気長にしっかりと練習してれば一也くんならすぐにできるさ。」


 コーヒーを飲みながら芸能活動について話をしていると、明日香がそわそわし始めた。

 そして、それに気づいた伊織さんが明日香に声をかけた。


「どうかしたかな?」


「あ、あなたは一也さんのことをどう思ってるんですか?!」


 小声ながらしっかりと意思の篭っていた。

 しかし、その質問に答えてもらっては困るのだ。


 伊織さんならば100%好きだと応えてくれるだろうが、それだとこちらから告白するという目論見がおじゃんになる。


 なので、トイレに行くことで伊織さんの返答を聞かない戦法をとることにした。

 明日香も伊織さんと話してスッキリさせたいだろうし、スッキリした状態でデートを楽しみたい。


 しっかりと綾奈に着いてきてもらいトイレの前で綾奈と話す。


「明日香さんは納得するんでしょうかね……」


「おそらく、伊織さんの返答を聞けばすぐに納得すると思うよ? 明日香ってストレートな態度に弱いし」


 そうして席に戻ると、案の定明日香は伊織さんと仲良くなっていた。

 が、その会話の内容が"一也くんのどこがかっこいいでshow"みたいな感じでなければ良かったのに……。


 多分ドストレートな返答に度肝を抜かれたままどこが好きかを言われ、それに賛同して明日香の思うかっこいい所を挙げて盛り上がったに違いない。


「今日はどこに行くんですか?」


 こっ恥ずかしい会話を断ち切り、今日のデートプランを訊ねる。

 今回は伊織さんプロデュースなので、結構楽しみで仕方がないのだ。


「とりあえずギターショップに行って、昼は知り合いのところでランチにしようと思ってる。午前中は大体こんな感じかな。

午後からの予定はランチを楽しんでるときにでも教えるよ」


 ここ午後は秘密にするというところがにくい!

 こうなるとランチが楽しみで楽しみで仕方がなくなってしまう。


「ギター見に行くんですか?」


「それは行ってからのお楽しみさ!」


 コーヒーを飲みあげてカフェから出てギターショップへ歩いて向かった。

 代官山のギターショップは中々質がいいらしく、時折訪れているらしい。


「ここだよ。ここは品質が最高なんだ!」


 伊織さんに案内されてきたギターショップは、シンプルで無駄なものが一切なく洗練された印象を受ける。


 置かれているギターの値段は20万円〜が基本で、最高額のギターは130万もした。


「凄いですね……まだまだこのギターを扱える領域には達せそうもないですよ」


 ギターを見た素直な感想を言うと、伊織さんはニマニマと笑っていた。


「ふふふ……いつかここにあるようなギターで弾けるといいね。でも、今回はギターを見に来たんじゃないんだ。

これを見に来たんだ!」


 伸ばされた手の先にはピックが握られていた。


「ピック……ですか?」


「ただのピックじゃないんだ。これは指にはめて使うタイプのピックで、これを使うと音がいいんだ」


 試しにと、伊織さんはギターを借りて自前のサムピックを使って演奏してくれた。

 もちろんサムピックなしとの比較もしてくれたのだが、音の出方がピックありのほうがいい気がする。


「自分に合ったピック選びも需要なんだ。ここはピックの種類が多いから、弾きながら選んでみるといいよ」


 硬いのや軟いの、湾曲したのから勾玉のような形のものまで、様々なピックをはめては弦を弾いてみる。


 試しに試すこと一時間……ようやく使い易いピックを選びぬいた。

 軽く湾曲した硬めのサムピックだ。


 選んだピックと同じものをもう二つ探し、それを購入する。


「よし、そろそろ昼ご飯を食べに行こうか。私の友達も首を長くして待ってることだろう」


 ギターショップでの目的も済ませ、昼ご飯にはいい時間になってきたので伊織さんに案内してもらう。


 到着した所はひっそりとした佇まいのお店で、昔ながらの喫茶店のような感じだった。

 年季のはいった扉を開けるとカランコロンお懐かしい音が鳴り、少し暗めの店内は外から見るよりも広々していた。


「いらっしゃい」


「やぁ柑那。今日も美味しい料理を頼むよ」


 そう言ってテーブル席に座る。

 すると、先程柑那と呼ばれた美人さんがメニューと水を持ってきた。


 しかし、近くで見るとかなりの美人さんだ……。

 あまり手を入れていない髪がいい味を出しており、少しタレた切れ長の目に薄めの唇。


 エルフのコスプレをさせたら似合いそうな美人だった。


「注文が決まったら呼んでください」


 そう言うとすぐにカウンターへと戻っていったのだが、そんな柑那さんを見て伊織さんはくすくすと笑っている。


「柑那のやつ……緊張しすぎてすぐに戻ったね」


 そんな伊織さんの声が聞こえたようで、柑那さんはジロリと伊織さんを睨んでいる。

 しかし、"あれも照れ隠しなんだよ"とバラされると、柑那さんは伊織さんの元へとやってきてバシリと頭を叩いた。


「わざわざバラす必要ないだろう」


「だって、あんなに緊張して声が震えてる柑那なんて中々……」


 再び笑う伊織さんの頭を叩いてカウンターへと戻っていった。


「仲良いんですね」


「まぁ柑那とは高校生の頃からの付き合いだからね。昔からああいうやつだったんだよ。ささっ料理を選ぼうか」


 そういう話を聞くと男友達が少ないこちらでの生活が悲しくなってくる。

 なんだかんだいって、男同士でバカなことをしまくってたころが懐かしいし、やりたくなってくる。


 しかし、想ったところで戻れるわけもないのですぐにメニューに目を落とす。


 昔のことを思い出したので、ここは漢らしいガッツリした肉肉しい料理を注文することにした。

 煮込みチーズinハンバーグ……あまり肉肉しくはなかった……。


 しかし、久々に食べるティーズinハンバーグ。

 割りと楽しみになってきた。


 伊織さんはオマールエビのカルドッソ、綾奈はムール貝のパエリア、明日香はアサリとカニのトマトソースパスタを注文した。


 店内にいい香りが漂い始め、唾液がどんどんと溢れてくる。

 伊織さん曰く、味は最高らしいのでかなり期待できる。




 出来上がった料理が目の前に並べられていき、美味しそうな湯気を上げていた。




広背筋を鍛えていて嬉しかった出来事初級編!


腕を上げたときに肩甲骨ではなく筋肉を感じたこと。

これは結構嬉しい上にすぐに出てくる結果です。


第二!

正面から見たときに広背筋が見え始めた瞬間!

左右のバランスが悪いとテンション下がります。


ラスト!

普通に立っているときに気をつけ状態ではなく、少し脇が開いた状態になるとき!

ムキムキになったと実感する瞬間!




次は疎かになりやすい筋肉ポイントー!!


まずは足全般。

上半身ばかり鍛えてる人いるよね〜。


次は肩、背筋!

腕立てとかだけじゃ鍛えづらいよね〜。


次は腹筋!

腕立ての同じ回数じゃ腹筋はだめだよね〜。


オーソドックスなポイントはここらへん。

意識して鍛えましょう。


因みに細分化すると首なども出てきますが、首のトレーニングは難しいので語りません。


さて、そんな広背筋の鍛え方!

懸垂もいいですが、ダンベルを肩甲骨を使って引き上げるトレーニングなどもおすすめです。


マシンを使わずに簡単に言うとできるというのが重要!


キャ!○○君の背中広い……みたいなことを言わせましょう。

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