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今回は少し長め!

これでも縮めてるんで勘弁してちょ!


サンタ回なのですが、ここで書いたネックレスの値段は見ないことをおすすめします。


サンタさん最高!



「本当にその格好でいくんですか……?」


 綾奈と明日香がかわいそうなモノを見るような目でこちらを見ている。


 まぁ仕方ないといえば仕方ないのだが、さすがそこまでおかしな格好はしていないと思う。


 腹に枕を入れてでっぷり体型にしてからしっかりと白い付け髭を蓄えるというザ・サンタコスだ。


 ここまで完璧なサンタはいないと思うのだけれども、ここでのサンタは普通の優しそうなおばさんなのだ。


「これぞサンタさんって感じしない?」


 そう聞いても2人は首を横に振るだけで全く受け入れてもらえない。


 どうしてなのだろうかと悩んでいると明日香がこちらへ向けてきたスマホを見ると、そこには男がサンタコスをしており腹はすっきり髭もなかった。


「これはサンタさんじゃない…サンタメンだ……。」


「サンタメンってなんですか! 大体そんな格好のサンタなんて初めて聞きましたよ!」


「私は嫌いじゃないですけど、一也さんは普通のサンタでいいんじゃですか?」


 こうして2人からの反対意見を貰ったが、はっきり言ってここは譲ることができない!


 やっぱりサンタは豊かな腹と豊かなあごひげにフォッフォッフォッ……だ。


 しかし、こんな反対をしている2人だが、この右肩にかけられた大きな白い袋から取り出されるそれを見れば意見も変わるだろう。


「フォッフォッフォッ! そんなやんや言う2人にはプレゼントはやらんぞ?」


 そう言うと2人はすぐに正座をして頭を下げてくる。


「なにとぞ! なにとぞプレゼントをくれませんか!」


「サンタさんは最高です! サンタさんこそサンタです!」


 掌がドリルでできているかのような掌返しに苦笑いを隠せないが、いつぞや読んだ本ではクリスマスプレゼントは親族か恋人しか貰えないらしい。


 なので、2人にとってはこれが初めてのクリスマスプレゼントであり、なんとしてでもゲットしたいものなのだ。


「フォッフォッフォッ……素直な娘たちにはこれをあげよう! フォッフォッフォッ!」


 肩に担いだ袋から丁寧にラッピングされたプレゼントを取り出す。


 これは事前に純に頼んで購入してもらっていたもので、皆んなには内緒にしてもらっていた。


 プレゼントを手渡したときの目のキラキラっぷりがまるで少女マンガのようだったが、そんな少女のような反応をされるとこちらも嬉しい。


 2人はプレゼントとこちらを交互に見てくるのだが、それは完全に待てをされたワンコと同じ反応だ…。


「フォッフォッフォッ! 開けてもいいぞい!」


 そう言うと丁寧に丁寧にリボンと包装紙を剥がしていき、現れた小さな白い箱を開けると銀のネックレスが入っている。


 綾奈にはトリニティ・ドゥ・カルティエのスリーゴールドダイヤモンド、明日香にはジーン・シュランバーゼーのリンペンダントをプレゼントした。


 2人とも目だけを輝かせて固まるという高等技術を披露しているが、せっかくプレゼントしたからには着けてもらいたいのが人情ってもんだ。


 まずは固まる明日香プレゼントを取りネックレスを取り出す。


 プレゼントを取られた瞬間の絶望的な表情は心苦しいものがあったが、ネックレスを取りだして明日香のほうへ差し出す。


 すると、さすがに何をするのかを察した様で一気に顔を紅くしていく。


 そんな明日香の首にネックレスを着けてサンタキッスもプレゼントする。


 同様に綾奈にも同じことをしたのだが、2人とも完全に機能停止状態になってしまった。


 とりあえず2人を再起動すると、このプレゼントを家宝にするとまで言い始めたのでなんとかそれを諌めた。


「さて、2人にもプレゼントを済ませたし、サンタさんのお披露目も済ませた! 次はいよいよ国東家……目標は国東家にあり!」


 悲しきかな普通にタクシーを呼んで国東家へと向かった……サンタのままで…。


 もちろんタクシードライバーの顔は忘れられないだろうが、男からの依頼にウキウキしていたのに現れたのは珍妙な男。


 完全に意識が削がれているのをいいことに明日香が目的地を伝え、何事もなく国東家へと到着した。


 明日香…強かな娘……!




 さて、日も沈み国東家に到着したわけなのだが、どうやってこっそり侵入するか頭を悩ませる。


 悩みに悩みぬいた結果、明日香に俺の携帯を使って電話をかけてもらい、向こうが騒がしくなった頃合いで侵入をするという方法だ。


 すぐに実行に移すと家の中からきゃいきゃい言う声が聞こえ始めた。


 そして、その声に合わせて鍵を開けて扉を開くと急に部屋の中が静かになった。


 バレたかと思って嫌な汗が流れたが聞き耳をたてると、静かに!静かに! という声が聞こえてきた。


 どうやら第一声を心待ちにしているようで、ヘタしなくてもスピーカーモードにしてテーブルの上に置いていることだろう。


 扉が閉まる音でバレてはいけないので綾奈に扉を持っていてもらい、明日香のサムズアップと同時に動き始める。


「やぁ! 私は明日香!」


 案の定スピーカーモードにしていたようで、リビングから明日香の声が元気よく聞こえてきた。


 それと同時に椅子のガタガタ音が聞こえてきたので、おそらくは椅子で脱力していることだろう。


「メリィィィクリィィスマァァァアス!!」


 扉を開けると同時に叫ぶと、椅子で脱力していた3人はビクリと驚いて椅子から立ち上がった。


 もちろん……え?なにこいつ? みたいな表情を一瞬だけ…ほんの一瞬だけしたけれど、すぐに気づいたようで明里がトコトコと抱きついてきた。


「か…一也! ど…どうしたのよその格好!?」


 母さんが口に手を当ててあわあわしているが、やはりこのサンタさんは中々信じられない格好らしい。


「ん? これがサンタさん。私はサンタさんです。」


 両手広げてデニーロするが、母さんも姉さんも全くサンタさんのよさをわかってはくれなかった。


「私は好きだよサンタさん。なんか温かくて優しい感じがするし!」


「おっ! やっぱり明里はわかってくれるか!」


 明里がサンタさんのよさを理解してくれたことが嬉しくて、ぎゅっと抱きしめて頭を撫でくりまわした。


「わ…私だってそのサンタさんいいと思うよ?」


「か…母さんだって! 初め見たときからいいなぁ〜って思ってたのよ?!」


 明らかに明里のことが羨ましくなって言い繕ってはいるが、時すでに時間切れ。


 撫でり権は明里だけのものとなった。


「さて……フォッフォッフォッ! もちろん皆にはプレゼントがあるのだよ!」


 サプライズで忘れかけていたが、今の俺はサンタさんでありプレゼンターなのだ。


 サプライズにばかり気を取られていて、肝心のサンタさんの仕事が頭から抜けかけていた。


 目をキラキラ輝かせる3人にひとつひとつ手渡しでプレゼントを渡していく。


 綾奈たちと同じように待てをされたワンコ状態になっているので、開けていいよと伝えるとこれまた同じく丁寧に丁寧に梱包を解いていった。


 姉さんにはブルガリのインタルシオ、母さんにはループ・バイ・ハリー・ウィンストン、明里にはダイヤモンド・バイ・ザ・ヤ ードのハート・ネックレスをプレゼントした。


 もちろんこれらはがっぽり貰った給料から買っている。


 総額を思い出すだけでも震える値段だったが、いっぱいお金を貰ってるんだからこういう所で使わずにいつ使うのだと言う話だ。


 これを毎年というわけにはいかないが、芸能界にデビューしたことや今までありがとうやら色々な想いを込めたものだ。


 我が男護官と同様に首にしっかりと着けてあげた。

 もちろんサンタキッスはなしだけれども…。


 しかし、3人とも使わずに博物館コースになるのを避けるため、しっかりと使ってくれと釘をさしておくこともわすれない。


 せっかくプレゼントしたものを使わずにいるというのは宝の持ち腐れでしかない。


 母さんに至っては涙して静かに喜んでいる。


 やはりサプライズサンタさんをしてよかった……最高だっ!






マッチョ!


少しのほほん回も書けるようになってきたんじゃない!?

いい調子ではあるよ!


一也くんはしっかり稼いでいるので安心してくださいね!


月収はゼロが6個以上はつきます。

ひゃあああああああああ!!


そして最後はあっさり締める。


文才に乏しい私がダラダラ書いてもボロが出るだけ!

それなら幸せなところで、しかも先の妄想が捗れるところで切る!


これ、俺の鉄則!(ティーダ風)


この書き方にめげずに挑戦する…。




さて、そんなことはどうでもいいのですよ。


どうですか?

この小説を書き始めて半年を過ぎていますが痩せました?マッチョ?


私は最近増量中でござーます。


身体を少し大きくしたいので食事を増やして負荷を大きくしています。


この時おすすめなのがシュガースクワット!

なんぞや?という人にお教えしましょう!


シュガースクワットとは、Maroon5のシュガーに合わせてスクワットをする方法で、ダンベルを持ってスプリット・スクワットをしながらやるのがおすすめです。


もしくは普通にスクワットかバーベル持ってスクワットです。


気分も上がってきますしトレーニング効率があがります!


トレーニング中の曲というのはかなり大事だと考えている私としては、このシュガースクワットは最高のトレーニングですね!


もちろん自身の好きな曲に合わせてやるのをオススメしますが、アップテンポすぎるものや激しすぎるものはオススメしません。


アップテンポはフォームが崩れやすくなる。

激しいのはトレーニングに集中しづらいし口ずさみにくいという欠点があります。


歌いながらやるというのも気分が上がるのでオススメです。


酸素的にはあれですけど…楽しくないと続かないのでそんな細かいところは無視しましょう!


トレーニングは楽しく効率的にがモットーです!



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