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最近この物語の時間がわからなくなってきました。


今は12月下旬くらいの設定です。


一応ね!



あれから猛烈にトレーニングをした。


鮎川さんや桜子さんはもちろんのこと、武田さんや宍戸さんにまで心配されるくらいに追い込んでしまった。


自分一人の体なら問題ないけれど、すでにあなたはこの国の女性にとってなくてはならない人なんですよ!という説教を桜子さんから頂いた。


あまり自覚はしていなかったが、大量にある中から選ばれた数枚のファンレターを見せられて実感した。


『サンライズの皆さんこんにちは。私はサンライズの二人の活躍を見て男護官試験に向けて頑張ることにしました。


皆さんは他の男性グループとは違って努力しているのがわかります。そんな頑張る姿を見ているのに、夢を諦めるなんて私にはできません。


私も頑張って男護官になるので、皆さんも頑張ってトップアーティストになってください。』


というしっかりとしたファンレターだった。


自分たちの努力が伝わる人には伝わってるということを実感できた瞬間だった。


「わかりましたか?今まで通りゆっくりと着実に力を付けていくだけでいいんですよ。


何に感化されたのかはわかりませんが、次からはあんな無茶なトレーニングをしようとしたらトレーニング一週間禁止令を出します!」


無茶苦茶言われている気がするが、桜子さんはただただ心配してくれているだけなのだ。


それからは今まで通りのトレーニングを行い無茶なトレーニングをすることはなくなった。


そして、そんな日々を送る中で鮎川さんに呼び出しをくらった。


何か説教されるのか新曲についてなのか、一喜一憂しながら社長室に入ると鮎川さんがそこそこ深刻そうな顔をしていた。


「あぁ…二人とも…テレビの仕事がきたのだが…紅白はもちろん知っているだろう?それなのだが…。」


紅白出場なんて喜ばしいことなのだが、鮎川さんの眉間の皺を見る限り決して喜ばしい報告とは言えなかった。


「顔を出すことを条件としてきたんだが…どうする?」


これは眉間に皺ができてしまうのも頷ける。


もし顔を出すにしてもまだ早いし一生出さないかもしれないのだ。


デビューしてまもないグループの紅白出場のうま味はかなり大きいとは思うが、別に紅白などに頼らなくても知名度などはあげられる自信がある。


大体、男が歌うというだけでニュースになるのに、どうして紅白にそこまでしてでるのかというのはある。


なので…


「丁重にお断りさせていただきます。」


と、しっかりと鮎川さんに伝えると、鮎川さんの眉間の皺かなくなりつやつやのおでこに戻った。


「それでは今回の紅白はなしということで連絡しておく。それではもう一つ…ラジオを持つ気はないかな?」


次の鮎川さんの言葉に目が点になった。


ラジオのパーソナリティになりたいということは純も知っているので、肘で小突きながらニヤニヤしている。


「も…もちろんラジオはやりたいです…。」


こんなに早くそういう話がくるとは思っていなかったので、驚きを通り越して衝撃が凄まじかった。


「どうやら先日の瀬田のラジオがプロデューサーたちに好評だったらしくてな。少し早い気はするがサンライズのラジオを始めたいという話を貰った。


一年やってみて、パーソナリティとしての実力とやる気が続いているのならそのまま継続という形なのだが…やってみるか?」


願ってもない申し出だったので、もちろんラジオのほうはやることにした。


破格の待遇といってもいい扱いを受けてはいるが、プロデューサー的にも少しでも光るものが見えている男を囲い込まないわけないのだ。


うかうかしていたらすぐにどこぞの会社がサンライズたちを獲得しかねない。


なのでセタデーナイトのプロデューサーはすぐにサンライズの囲い込みに動いたわけだ。


詳しい内容は後日改めてということで、ラジオのスタートは早くて4月からということだけは教えてもらった。


しかし、順風満帆で上手く行き過ぎてはいるがここで驕り高ぶっていてはダメだ。


これは男だからというだけで得た至れり尽くせりな結果だということを自身に言い聞かせ、ニヤけそうになる顔を何とか正す。


「それでは話はこれだけだ…頑張ってくれ。」


そうして本日のレッスンとお話は終わり純と共に鍋屋へ行くことになった。


これからのことを話さなければならないのだが、案外純のほうがしっかりしているのでその必要はないかもしれない。


それでも二人の意識の確認やすり合わせというのは大事だと考えているので、ここは鍋屋を共につついていこうという作戦だ。


「なに鍋にする?僕はモツ鍋以外ならなんでもいいかな〜。」


「それならあれはどうだ…えぇと……キムチ鍋!キムチ鍋はどうよ?」


「いいねっ!甘辛キムチ鍋で!」


というわけでキムチ鍋に決まった。


すぐ様グーグルを駆使していいところを探そうとしたのだが、純の男護官の頭脳派である荒北さんが携帯をずいっと見せてきた。


「ほぉ〜ぅ…完全個室で男性安心!鹿児島の黒豚を使用した本格キムチ鍋!か…ここでいいか?」


「もちろん。荒北が選んだ店に外れはないよ。」


流石は頭脳派だ…。


心なしか…というか明らかに胸を張ってドヤ顔を決めているのだが、他の男護官たちの悔しそうな表情が気になって仕方がなかった。


おそらく…荒北さんは鍋の話題が出てきたときには調べ始めていたに違いない。


すぐに電話で予約を入れたのだが、もしもしと言ったときの反応が凄まじく、おそらくだが店員さんは大慌てしたことだろう。


電話の向こうから男の人ー!きゃー!きゃー!変わってぇ!!きゃー!みたいな声が絶え間なく聞こえてきていた。


すぐに店長が対応してくれたのだが、完全に醜態を晒しすぎていた。


他の男ならこの時点で断ってる可能性すらあるのだが、やはりここは大人なダンディとして紳士的な対応をし、何事もなかったかのように予約を済ませた。


鍋屋に到着するやいなやVIP待遇で個室へ案内され、すぐにキムチ鍋が目の前に置かれた。


男護官たちが目を光らせていたおかげで店員たちからのアプローチはなく、普通に鍋が始まった。


「最近のサンライズの躍進はどう思う?」


取皿に盛ってすぐに聞いてみた。


もうさっさと話し合ったほうがいいと思ったからだ。


「そうだね…やっぱり男の力が思いっきり出てると思うよ。」


「やっぱりそうだよな…。デビューに関しても男だから楽々だったけとさ、やっぱり今の状況に甘えきるのも良くないと思う。」


「まぁ…一也はそういうの嫌いそうだもんね。それでも利用できるものは利用してかないとさ、あの木偶の坊ズを倒すのは難しいんじゃない?


あれこそ男ってブランドを最大限に生かしてる典型じゃん。」


「そうだけども…それでもやっぱり勝負するところは実力で勝負したいし…。」


「実力ならすでに勝ってると思うんだけどなぁ…まぁ向うの活動とこっちの活動じゃ土俵が違いすぎるからね。


とりあえずは歌とラジオ?あれで負けなければいいんじゃないかな?」


「確かに…とりあえずはそこだな。歌は絶対に負けない前提でラジオだな…ラジオを成功させないとな。」


キムチ鍋も半分以上食べ進み締めの米を注文する。


やっぱり鍋は白菜だと思うわけで、白菜以外の材料は全て脇役とさえ思っている。


それくらい鍋における白菜が好きなのだが、純はネギと肉だったので白菜を多めにもらうことができて幸せだった。


それから、当面の目標というか純とどういう考えを持ってやってるかの話し合いも長々と行った。


純は完全に木偶の坊ズを叩き潰すという目標で、俺はラジオの大成功。


叩き潰すのにはラジオの成功が必須とも言えるので、二人のズレはなく仕事にむかうことができるので締めの雑炊は美味しくいただけた。




そういえば…あとがきでは結構毒を吐いてる気がしますね。


割りと思ったことは言いたいタイプの人間なので、こういうところで発散させてください!


どうせあとがきとか読まなくても本編には影響はないので!まえがきは重要ですけど…。


というわけで…一つ。


最近のランキングを見ていて思うのですが、あべこべは何故流行らないのか。


チートハーレムでわいのわいのするのが好きならあべこべもいけないかなぁ…?


チーハーもヒロイン取り合うライバルとか出てくる作品は少ないですし、無条件でモテるというところは一緒ですし、ほぼ選り取り見取りなあべこべのほうがよくないか!?


というね…。


誰か異世界転生チートあべこべ冒険活劇に挑戦する方はいませんかぁ?


何作か見つけたんですが殆どが更新速度がぁ…。


いいんですよ?


この小説を見ている人はあべこべ好きでしょ?


小説を読んでいたら多少は書けるようになってますし、ランキング上位にいる作品のような書き方をしてあべこべを!なろう産あべこべをなにとぞよろしくお願いします!


要は…僕ちん矢面に立ちたくないから誰か生贄になってぇ!ってことなんですが…テヘペロォォォォ!


許してちょんまげ♡






たまにこうやって気が狂ったみたいなことをしたくなります。


上記の発言を本気にしないようにお願いします。


あべこべ小説の普及のとこだけは本気にしてください。



追伸

あとがきに評価してくださいと書く人がいますが、評価というのは評価ポイントを入れてほしいのか、感想でビシバシ言ってほしいのかどっちなんでしょうな。


私は感想でムチられるほうがいいですね。


最後にほんの少しアメさえあれば…。





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