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そういえば、メディア出演時などでは男護官たちも仮面をしている設定でいきます。


男護官からの身バレというものを頭に入れてなかったのです。


さて…レディオのほうが凄まじい数字を叩き出してくれたらしい。


瀬田さんと桜子さんからの連絡で知ることができたのだが、なんと聴衆率が20%を超えたらしい。


レディオで20を超えるなんて普通は起こることではないし、テレビでいうなら50は超えているレボーだ。


そして、公式サイトにアップロードされたサンドイッチ写真のおかげで瀬田さんへのヘイトが上がっているらしい。


男性とそういう写真が撮れるというだけでも家宝とされるくらいのものなのに、それを楽しそうにしながら撮っているものだからそれはもう…。


しかも、他番組でそのことについて触れられたとき、公表されていない写真のことをまで自慢したおかげで嫉妬の炎は燃え盛っていた。


しかし、瀬田さんのメンタルは写真と男のメル友という二つの柱のおかげで何ともないようだった。


そんな少しだけ荒れたレディオも今や落ち着き、現在では今までのレッスン生活を送っていた。


休日には家族サービスという名のデートを四人+二人で行い、レッスン終わりには男護官の二人と夕食を食べに行ったりする。


新曲もリリースし、それはそれは大好評で入荷待ちの店舗が相次いでいるらしい。


順風満帆と言っても過言ではないほどに充実した日々を堪能していたのだが、いよいよ珍しい申し出がやってきた。


男性アイドルグループがこちらとコラボしたいという依頼がきたのだ。


純とともに苦い顔をしてアピールしたのだが、鮎川さん桜子さん共にやる気に満ち溢れていた。


元々世間を賑わせていたアイドルグループと、飛ぶ鳥を落とす勢いのサンライズがコラボすれば、人気はさらにあがるだろうしお金のほうもガッポガッポなことだろう。


しかし、特に乗り気じゃない純が猛反発した。


元々デビューしたからにはアーティストとしてトップになると決意している純にとって、他の男性グループは打倒するものであり手を組むものではないのだ。


俺としては初コラボは伊織さんとがいいと勝手に思っているのだが、どこぞの馬の骨なんかとコラボなんかしたくはない。


ちょっとズレてはいるが、二人でこの申し出に対して拒否することを宣言していた。


鮎川さんはコラボ後の展望をしっかりと聞かせてくれたのだが、のし上がっていくのに他の力はいらないと突っぱねた。


「大体…僕たちよりも歌が下手な奴らがコラボなんて笑わせてくれるよね。」


ブラック純が猛烈に火を吹いた瞬間だった。


これには鮎川さんたちも苦笑いを浮かべるしかなく、このコラボ話は結局流れた。


そんな少々の波が起きつつも普通の日々を過ごしていたある日…テレビ会社からオファーがやってきた。


それはミュージックステーションというグラサンの似合う女性が司会の長寿歌番組で、ナウい歌手たちが出演してよく話題になる番組だ。


もちろん出演することを伝えたのだが、なんとあのコラボ野郎も出演することになったらしい。


あからさまに顔か歪む純だったが、こっちは別になにか害があるわけでもないと楽観していた。


そして、テレビ収録も一カ月前となった。


「はぁ…アイツらと会いたくないなぁ…。」


「まぁ仕方ないでしょ。あっちも曲出してるしこういうところでは嫌でも会うって。」


最近ではこういうネガ純の励ましを行っているのだが、そもそもなんでそんなに嫌なのかを聞いてみた。


「え?だって格好よくないじゃん。一也のほうが何倍もかっこいいのにあのレベルでアイドルとか…笑わせに来てるとしか思えないよ。


歌も下手だし…踊りも演技も何もかも!


だから一緒にいると顔、態度、言葉で出てきそうで一緒になりたくないんだよね。」


まぁ…まぁまぁまぁ…純の言うことも分からなくはないが、ここでの俺押しは余計だ…。


確かに男性アイドルグループというのは、男というブランドだけでしか土俵に立てていないのが多い。


今回の奴らはその典型で、高慢なだけのただの木偶の坊というのが俺達の見解だ。


まぁ男性アイドルグループも三つしかないのだが…。


「はぁ…本当に番組では絡んでこないでほしいよ。特にコラボ断ったのをネチネチ言ってきたらウザいよね。」


「まぁ…調子にノッて仮面を外しに来なければいいさ。適当にあしらっていこう。」


こうして木偶の坊ズの対応を決め、レッスンと新たに追加されたダンスレッスンに励んだ。


ダンスレッスンがこれまた楽しいのだが、純的には歌いながら踊るというのはかなりキツイらしい。


踊るだけならなんとかなるのだが、両方やるには中々きついようで苦労しているようだった。


別に歌って踊ることはしない予定なのだが、体力作りと来たるその時のために始めたのだ。


因みに教えてくれるトレーナーの人の名前は武田柚葉といい、健康的なボディか眩しいお方だ。


時折情熱的な視線を感じることはあるが、男に踊りを教える機会なんて奇跡のような確率でしかないので、それを天秤にかけているようだった。


それに、踊りの実力もトップクラスなので、そういう人から教えてもらえるチャンスを貰ったのならそれをいかしたい。


そういうわけで、ボイストレーニングは宍戸さんに任せて体力作りは武田さんに任せることになった。


宍戸さんのトレーニングは基礎体力向上がメインだったが、武田は実践派というか実際に何かをしながら身体を動かすというトレーニング法だった。


武田さんは、ダンスをしているだけで筋トレなどはしたことがないらしい。


そうして新しいレッスンと不愉快な超えるべき目標ができた。


実力派として木偶の坊ズを超えることをメインの目標にし、細かい目標や夢などを纏めていった。


純は木偶の坊ズすべてを超えてトップに立ち、男達の希望の光になるというスケールのデカイ目標を立てていた。


一方こちらは木偶の坊ズ打倒はもちろんだが、ラジオのメインパーソナリティや武道館も目指したいなどの現実的なものばかりだった。


何故か渋っていた純のほうが壮大な夢を抱き、こちらはなんというか純に比べると夢が小さい気がする…。


『歌も今のところは純がメインで歌っているし…あれ?俺ってあんまり仕事してないんじゃないか…?』


歌も別に作ってるわけでもないし、仕事をしてるのは純だけな気がしてしまったので、すぐに歌いやすくてこちらでもウケがよさそうな名曲を探し始めた。


周りから見たら十分な仕事をしているのだが、変なところにストイックを発揮してしまう。


純以上に仕事をして大望を持たなければならないと焦りに焦り、結果さよなら人類という曲をチョイスして、まだその曲は早すぎる…急に方向性変わりすぎじゃないか?などなどありがたい言葉を頂いた。



『いつかさよなら人類歌ってやる…。』

少しだけ短めの台詞少なめ!


レディオ回が台詞多めだったんであえてのね!


あと、私の小説は携帯で見たときに見やすくなるように心がけているので、パソコンだともしかしたら見づらいかもしれません。



さて…マッスルしてますか?


最近マッスルコーナーを休んでいたおかげで完全に鈍りきっていたんじゃないんですかぁ!?


そういうわけで今回は痩せる身体になるストレッチというものを教えましょう。


もちろんプラスアルファの運動がいりますよ?


さて!まずは寝る前のストレッチなのですが、座って限界まで開脚していき身体をビリーズブートキャンプのようにひねります。


お姉さん座りをして足の開閉も中々ききますし、もも上げも効果的です。


今度は仰向けに寝て足を上げます。

太ももは背中と90°になるようにして、膝は120°以上開きます。


次は肩甲骨を浮かせた状態でのキープです。


これらを行ったらあとにスクワットと腹筋を軽く行うだけで効果が上がるでしょう。




追伸

ローファンタジータグでハイファンタジーな作品(逆もまたしかり)というのはなんなのでしょうか?


スタートから誤字脱字的な転け方はどうなんでしょう。


そういう私もあべこべ系は何ジャンルのタグなのか分かりません。


ヒューマンドラマ…?恋愛…?コメディ…?

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