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やったー!更新されてるぅー!


登場人物紹介………ファッキュウメーン!


こんな展開結構多いぜメーン…。

月1程度の更新でこれはねーわメーン…。

登場人物紹介とか他でやってろよメーン!


俺もやろうかな……メーン!!!

やっぱりきんぴらゴボウは欠かせないと思うのだ。


弁当箱にはミニハンバーグ、パプリカとにんじんの温野菜サラダ、ミニトマト、玉子焼きにきんぴらゴボウというラインナップに落ち着いた。


ご飯は海苔巻きおむすび、梅ジソおむすび、シャケフレークおむすび、ごま塩おむすびを握っておいた。


朝ごはんには米と味噌汁、バジル&レモンソーセージにほうれん草のおひたし、目玉焼きにバナナで完成だ。


それぞれをテーブルの上に並べ、未だに起きてこない3人を起こしに行こうとしたとき、綾奈さんがゆらりと起きてきた。


「あっ…すいません!手伝い出来なくて!」


寝ぼけ眼をかっぴらいて一気に覚醒した綾奈さんが駆け寄ってくるが、朝は自分で作ると決めて早く起きていたので、綾奈さんには顔を洗ってくるように伝えて母さんの部屋へと向かった。



「母さんご飯できたよ!」


もこりと膨らむ布団を軽く剥ぎ、肩を掴んでゆすりゆすりと前後させる。


「うぅ…もうちょ………一也っ!?」


てっきり後5分とか言い出すかと思いきや、寝ぼけた頭でもしっかりと声を聞き取った母さんは、寝癖をふんわりつけたまま起き上がった。


「朝ごはんできたから早く来てね?」


そう言って次は姉さんの部屋に向かう。


後ろからはバタバタと音が聞こえてくるので、どうやら二度寝の心配はしなくてもいいようだ。


「姉さん…起きなよ…!」


完全に布団を足蹴にし、腹を出して寝ている悲しい姉さんの頬をぺちぺちと叩く。


「うぅ…ん…まだ眠るぅ……。」


ごろりとうつ伏せになって枕を抱き込む姉さんなのだが、この姿を見るとどうやっていつもは起きているのか不安になってしまう。


「せっかく朝ごはん作ったのに…温かいうちに食べてほしかったな…。」


耳元で寂しげそう言うと、ベッドで跳ねるようにして起き上がり、ストンと正座の状態で着地した。


「はいっ!起きましたっ!今起きました!」


そう言いつつも目をこする姉さんに一声かけて次は明里の部屋だ。


どの部屋もノックをしても返答がないので、ゆっくりとドアを開けて手だけ入れて確認してから入っているのだが、やはり明里も布団の中ですやすやと眠っていた。


「明里〜おきろ〜。」


ほっぺをむぎゅっとぷにぷにして起こす。


ちょうどぎゅっとしたときにパチリと目を開けたので、恥ずかしがった明里は布団に頭まで入れてしまった。


うんうん唸りながら芋虫化してしまった明里から布団をひっぺがした。


「もうっ!もうちょっと優しく起こしてよっ!」


ぷりぷりとお怒りになる明里の頭を一撫でし、早くリビングに来るように伝えて部屋を出た。


リビングに戻ると姉さんがしゃこしゃこと歯磨きをしており、まだ寝癖のほうはぴんぴんついていた。


「はひはひは、ほはんほはへふはへひはふほふはひひんはほ…?」


「姉さん…あとで聞くから口すすいできなよ…。」


何を言ってるのかさっぱり分からない姉さんにそう伝え、テーブルに座る。


すでに母さんが朝ごはんを食べており、幸せそうに目を細めていた。


「んんん〜……やっぱり一也の作るご飯は美味しいわっ!これはお弁当も楽しみねっ!」


テーブルに置かれた弁当をガン見しながらそういう母さんを見ていると、実家で暮らそうかと思ってしまう…。


しかし、それをすると姉さんたちもずっと実家に残りそうだし、結婚したときのことを考えると実家暮らしは無理だと諦めた。


歯磨きが終わった姉さんと、顔を洗い終わった明里もテーブルについて朝ごはんを食べ始める。


「姉さんはさっきなんて言おうとしてたの?」


美味しぃ〜と、朝ごはんを幸せそうに食べる姉さんにさっきのことを聞いてみた。


「ん?あぁ…あれは歯磨きはごはんを食べる前がいいって言ってたんだよ。」


「あぁそういうことか。確か口の中が酸性か何かになっててエナメル質が削れやすいだっけ?」


基本的に30分後にできるんなら問題ないんだけもね…と言いながら、美味しそうに味噌汁を啜っていた。


朝ごはんを食べているとき、テレビに映る男性アイドルユニットが目についた。


「一也もああなるのかしら…。」


母さんがその男性アイドルユニットを見ながらポツリとつぶやく。


「俺は顔を出さないからこんなに人気は出ないと思うよ?」


そう言うと3人が軽くため息をつきながら諭すように言う。


「いい?男が歌を歌うってだけで人気はでるものなの。ましてや一也は練習をしっかりとやってるんでしょ?人気が出ないわけないでしょ…。」


「お兄ちゃんは絶対にトップになるから…かけてもいいよ?」


「そうねぇ…。顔が見えてなくても一也の声は素敵だし、色々と想像が捗る分人気はうなぎ登りになりそうね。」


いくら身内贔屓も入ってるとはいえ、ここまで真剣な眼差しで言われると何ともいえない気持ちになる。


確かに練習はしっかりしているが、顔を出している男たちと比べると人気は落ちると考えている。


「さっ!そろそろ仕事に行かなくちゃ。」


「あっ…私もそろそろいかなくちゃ!」


母さんと姉さんはそう言って立ち上がり、仕事鞄に弁当を入れて準備を始めた。


大事そうに、崩れないようにしっかりと弁当を鞄にいれている様を見ると、作った側としては嬉しい。


「それじゃあ行ってくるから…。また時間があったら来ていいから………ていうか、むしろ時間があったらどんどん来てちょうだい!」


「そうよっ!もっと一也はここに帰って来なさい!」


最後にありがたい言葉を貰って見送りをし、母さんと姉さんは幸せそうに家を後にしていった。


「明里はまだ行かなくていいの?」


「10時に学校につけばいいからまだ大丈夫。」


明里はそう言うが、ここで一つだけ疑問が湧いて出てきた。


「明里ってまだ部活は引退してないの?」


本来ならこの時期に3年である明里が部活をしているはずはないのだが、どういうことなのだろうか…?


「受験勉強ばっかりしてちゃ頭がパンクしちゃうから…リフレッシュがてらに部活に出て運動してるんだよ。」


中々理にかなった考え方をしているようだ。


勉強に疲れたときは散歩や軽い運動をしたりするのは効果的らしいし、やらないと集中力などは極端に下がるらしい。


流石は我が妹だ…。


「お兄ちゃんこそ時間大丈夫なの?」


「もちろん。むしろ昼を食べてからでもいいくらいだよ。」


そうして2人はリビングに戻り、後片付けと荷物をまとめて出ていく時間までテレビを見ていた。


「それじゃあお兄ちゃん…また今度ねっ!またすぐ来てね!」


明里の出発時間に合わせて家を出て、明里とまるで朝ドラのように別れて事務所に電話をかける。


何故に事務所に電話をかけるのかというと、事務所から専属のドライバーを与えられたからだ。


乾さんというナイスマダムな女性なのだが、この人は珍しい結婚をしている女性で仲睦まじい夫婦関係らしい。


待つこと10分少々…目の前に黒塗りのアウディがピッタリと停められる。


「お待たせしました一也さん。それでは参りましょうか。」


こうして練習場所へ向かいしっかりと宍戸さんに指導されていく。


今はまだ声が出る程度だが、安定したキレイな声になるにはまだまだ時間がかかる。


肺活量、腹式呼吸、裏声、ミックスボイス、ビブラート…鍛えなければならない所は沢山ある。


「家に帰っても練習は怠らないように。」


ありがたい言葉を宍戸さんから貰い今日のレッスンは終わったのだが、帰ろうとしたときに鮎川さんから呼び止められた。


「一也くん…大事な話があるから少し来てもらえないかな?」


「わかりました。」


鮎川さんの後を着いていくと、そこにはすでに純が待っていた。


「2人とデビューする日が決まった。1月の24日だ。この日にCDを発売するのとデビュー記念ライブとして軽く歌うからそのつもりで。」


まさかの爆弾だった。


デビューはまだまだ先とまでは思っていなかったが、ここまで明確な日時が決まっているとは驚いた。


純もガッチガチに固まってしまっているし、ここは冷静に考えることにしよう。


「それは宍戸さんと話し合った結果ですか?」


「もちろんだとも。宍戸は2人の呑み込みの良さと成長力を高く評価しているし、これでも2週間余分に取った結果なんだ。」


宍戸さんがそういうのなら間違いはないのだろうが、如何せんデビューに足る実力がつくとは全く思えないのだ。


「もちろん2人には負担が少ないようなデビューにするから心配はしなくていい。それで…だ………2人の芸名とグループ名を考えなくてはならないんだが…なにか希望はあるかな?」


鮎川さんがよく考えてくれていて、自分たちを大切に育ててくれているのがわかっていなければ断る所だったが、大分よくしてもらっているのでそろそろ恩返しもしなければならない。


そう思ってデビューの件については了承したのだが、芸名とグループ名なんてまったく考えていなかった…。


純も恐らく考えていないだろう。


「僕はアルファベットでJUNでいいよ。シンプルだし、実名と変わらないからいざというときに困らないしね。」


能天気だったのは俺だけだったようだ…。


まさか純がしっかりと考えているとは思わなかった。


「一也はどうする?KAZUとかにしとく?」


悔しいが純の言う通りKAZUにすることにした。


別に芸名にこだわる気もないし、正直それっぽくて呼びやすいやつならなんでもよかった。


「それじゃJUNとKAZUで決定しよう。それじゃあグループ名だが……これはゆっくり考えてきてくれ。顔を隠すこととか男2人とか…なにかそういう所から連想して考えてみてくれ。」


そうして社長室を後にしたのだが、いよいよ芸能人として活動するということが明確になり、どきがむねむねしてきた…。


まだ先の話だと勝手に考えていたけれど、もうすぐの話と意識が切り替わり変な焦りが出てくる。


「グループ名考えておこうか…?」


純がそう切り出してきた。


確かにネーミングセンスは純のほうが高いかもしれないので、一応代案を出すのは純が主担当となった。


「それじゃ…今日はここで。じゃあね!」


そうして純と別れ帰路についたのだが、マンションで明日香さんが真っ白になって椅子に座っており一騒動起きてしまった。


「おかえりなさい……一也さん…。私…やれました。」


どうやら今日が男護官の試験だったらしく、懐から1枚の紙を取り抱きてきた。


24982番…。


そう書かれた受験番号が張り出せるのは更に1週間後のことらしい…。

1週間かけてこの1話を書いたせいで、自分の頭の中にあった話がどういうものか忘れながら書いてました。


クリスマスは素晴らしい聖夜を過ごせました。

ありがとうございます。


さて、この時期は少し執筆速度が落ちます。


3日に1回は無理になってしまうのであしからず。


この急展開で執筆速度が遅くなるのは心苦しいですが、これは仕方がないのです!





追伸

ジョージマイケルの死が悲しすぎて辛い今日この頃…。


Faithは何回聴いたかわからないくらい聴いたのに…つらすぎるっ!


ラストクリスマスになりましたね…。


私のベストオブアーティストの一人がまた天国にライブに行っちゃいました…。

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