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国東奈美恵が母の名前です。

もうアラフォーの美魔女です。


書いてて言うのもあれだけど…美魔女って言葉嫌いです。


他にいいのでないかなぁ〜熟女とはちょっと違うしなぁ…。


なにか良い言い方ぼしゅーです。


 それじゃあ今から行くとの連絡を受けたのだが、その連絡が来たのが朝の6時。

 流石にそんなに早く来るとは思ってなかったので慌てて準備を始める。


 顔を洗って歯を磨き、昨日揃えた服等を纏い寝癖を直してワックスを使ってキメていく。


 そうしてどたばたと準備をしてきるときに、運命のインターホンが鳴った。


 急いでワックスのついた手を洗い軽い足取りでモニターを見ると、そこには天使が立っていた。


 もう一度言う……天使が立っていた!

 カメラに向かって手をふりふりする姿はもうっ!


 直ぐ様用意していた荷物を持ち部屋を出る。


 エントランスに降りると、そこにはモニターで見たときよりもさらに可愛いらしい天使が立っていた。


「お、お兄ちゃん……?」


「あ、明里……結構早く着いたんだね」


 直ぐに抱き締めて抱えたくなる欲求を抑え、なるべく平静を装うことができた。


「うん! お母さんが張り切っちゃってさっ!」


 顔をうっすら紅くさせ身ぶり手振り表現する姿は感動すら覚える。


 これが妹ってやつか……と、心に染み渡らせていたのだが、いつまでも母を待たせるのもよくないと思い、明里の手を引いて車へと向かった。


 ベンツのE500が停まっており、運転席からは母さんがこちらに向かって手を振っていた。


 流石にそんな高級車で出迎えられるとは思ってもいなかったので驚愕したが、それ以上に向こうの母さんと全く同じ顔をしており、違いを探すのが大変なくらいの瓜二つさだった。


 ただ、向こうでの若い頃の母さんにだが……。


「お腹すいてない? 朝御飯はまだでしょ? 早く着きすぎたもんね」


 母さんは、助手席に乗るや否や少し興奮ぎみに聞いてきた。


 その顔はキラキラと輝いており、明らかに愛する息子と一緒にいれることが嬉しいっ!といった様子だった。


「確かにお腹すいたねぇ」


 そう言うと母さんはニヤニヤ笑い明里に何やらあれを……などと言っている。


 なんだろうかと後ろに座る明里の方を見ると、少し大きなバスケットを渡された。


 中を見るとサンドイッチが入っていたのだが、少しだけ食べられた形跡が残っている。


「来るときに二人で食べちゃったんだよね。へへへ……」


 明里が頭を掻きながら俯いているが、正直抱き締めてあげたくてしかたがなかった。


「二人共朝早くから起きたんでしょ? ありがとね」


 そう言ってサンドイッチを食べ始めたのだが、やはり母さんや明里の見る目がどこか違和感を感じる。


「お兄ちゃんって変わったよね」


 その言葉に前の自分はどれだけの野郎だったのかというのを思い知ったを


 向こうでいうなら普通の対応だとは思うのだが、電話帳にババアと登録していたくらいだ……そりゃ変わり過ぎなほどだろう。


「色々あってさ……今まで酷いことしてきたなっていうのを自覚したというかなんというか」


 そう言うと母さんがポロリと涙を零してうれじぃぃぃ!!と叫びだした。


 それに釣られて明里も泣き始め、車をスペースに停めさせて二人を慰め続けた。


 ようやく落ち着いてきたのはいいのだが、母さんの化粧が崩れてしまいお化粧直しの時間を要してしまったのはご愛嬌。


「ふぅごめんね? 急に……あまりにも嬉しくてつい」


 まぁその気持ちは痛いほどわかるので何も言うことはないのだが、これからは親孝行はしていこうと固く心に誓いを結んだ。


「どこか行きたい所とかあるかしら?」


 ドライブにギアを入れながら母さんが聞いてきた。


「とりあえず家に行きたいかなぁ……久しぶりに帰りたいからさ」


 そう言うと母さんは一気に発進して出発進行!と掛け声を上げた。

因みに明里もその掛け声に続いた。


 正直、こんなベンツには乗っていなかったので、実家がどうなっているのか楽しみで仕方がなかった。


「そういえば、テレビに映ってたお兄ちゃん凄くカッコ良かったよっ!」


 明里が思い出したように褒めてくれたのだが、今まで褒められた中で一番嬉しかった。


「そ、そうかなぁ……他にもかっこいい人はいるだろ?」


 天にも登るほどの嬉しさを隠しながら謙遜したのだが、"お兄ちゃんが一番だよっ!"という声が返ってきた。


これには母さんもうんうんと頷いており、恥ずかしくて顔が熱くなってくるのがわかる。


「でも、お兄ちゃんは芸能界に行きたいの?」


 助手席の後ろに顎を乗せて聞いてくる明里の頭を撫でたい衝動を抑え、平静を装って聞き返す。


「俺が芸能界はないんじゃない?」


「私は男優じゃなければいいと思うよ?」


 なぜに男優がだめなのかは全くわからないが、と片手で数えれる程度だが男優はいる。

 しかし、男性アイドルが男の主戦場なのだ。


 そんな男優ならば成功は容易いと思うのだが、明里は断固反対なようなのでその理由を聞いてみた。


「だって、男優になったら女優とキスしなきゃいけないじゃん……絶対ヤダ! 歌手かアイドルならいいよ?」


 唇をツーンと尖らせてぶーぶー言う明里のために、男優の選択肢は消し飛んでしまった。


「もしも働くなら、一也は歌が上手いから絶対歌手かアイドルになると思ってたけど、他にやりたい事でもあるの?」


「別にこれといって……やっぱり男が普通に働くのは難しいらしくてさ」


 この返答には母さんも明里も苦い顔になってしまった。


「それはそうよ。一也みたいなイケメンが会社に入ったら会社は潰れるわ……確実に」


 母さんの言いたいことは嫌でもわかってしまった。


 言いたくはないが、要は自分を取り合って骨肉の争いどころではない激しくドロドロとした争いが勃発してしまうということなのだろうか。


「やっぱりそこしかないのになぁ」


「別に働かなくても国から少なくない援助があるじゃない。それじゃ駄目なの?」


 母さんの言うことはもっともだが、そんなニート生活を享受できるほど心根は腐りきってはいない。


 そう言うと母さんは"やっぱり変わったわね……"と、何処か嬉しそうに微笑んだ。




「着いたわよぉ」


 母さんがそう言って駐車場へと入っていくのだが、以前住んでいた場所とは大きくかけ離れていた。


 明らかに高級マンションで、他に停まっている車の豪華なことよ。


 GTR、フェラーリ、ポルシェ、ルガー、ロールスロイスetc。


 頭がくらくらするほどのラインナップで、この駐車場はモーターショーでもするのかな?位のレベルの車のオンパレードだった。


 車から降りて母さんの後ろを着いていきエレベーターが到着したのは12階で、開いてすぐ目の前の扉へと入っていく。


「おかえり一也っ!」


 玄関に入ると母さんがくるりと振り向き、満面の笑みで俺のことを迎え入れてくれた。


 ホロリと涙をが出そうになるのをぐっと堪え、ただいまの声を絞り出した。


 部屋の匂いはどこか懐かしく、靴箱を見る限り父さんはこちらの世界にはいないようだった。


「う〜ん……家に帰ってきたのはいいけどなにするの?」


 母さんがソファにどさりと座り一息つきながらそんなことを言ってきた。


 正直何も考えていなかったので、とりあえず母さんにマッサージを申し出てみた。


 こんないい所に住んでて、何不自由なく生活させてもらえていたのだからそれ相応の苦労もしてるはずだ。


 一番かわいいと思える時期に邪険に扱われたのだ……これからは目一杯甘やかそうと誓い、その第一回目の奉仕だったのだが、母さんはソファからがばりと体を起こし、目だけで本当にやってくれるのかと訴えかけてきている。


 任せろと言わんばかりにうつ伏せにした母さんに跨り、腰に手を当てて押していく。


 すると、"うぅん"やら"そこぉ"などと声をあげて完全にリラックスしきっている。


 やっぱり仕事で疲れてるのか、腰や肩辺りなどは明らかにこりっこりだった。


 マッサージを始めて約10分みっちりとマッサージを受けた奈美恵はソファから降り、軽さを体感するように身体を動かし始めた。


「ふぅぅぅ……やっぱり一也にやってもらうと身体の疲れも吹き飛んじゃうわっ!」


「整体とかいったほうがいいんじゃない?」


「う〜ん……それもそうね」


 かなりこってたので整体を勧めてみたのだが、母さん的にはあまり乗り気じゃないようだ。


「ねぇねぇ次は私もいいかな?」


 小さく手を上げながらススッと近づいてきた明里をソファに寝かせ、同様に身体をほぐしていったのだが、母さんのときよりもあまりこっていない身体だったので、すぐにマッサージは終わってしまった。


 しかし、やはり女性は肩がなにかとこるようだった。


 国東家女子はそこそこのものを抱えているので、やはり肩のこりもそこそこ悩みの種なんだろうなと、少し背徳感の強いことを考えていた。


 そうしてまったりと二人のマッサージをしているときだった。


 ガチャリと扉の開く音が聞こえ、"ただいまぁ"という声がリビングにきこえてきた。


"誰だ?"それだけが頭のなかでぐるぐると渦巻いていたのだが、それも母さんの一言で消し飛び更なる衝撃を与えてくれた。


「あら……春美ったらもう帰ってきたのかしら」


春美……それが誰を指しているのかは分からないが、おそらく声から察して女性であり、かつ家族であることは間違いない。


 果たしてそれが姉なのか妹なのか、はたまた従姉妹なのかどれだっ!?



「あっ一也……おかえり」


 スーツに身を包んだ薄めのメイクを施した美人が名前を呼んでくれた


こんなに自然に名前で呼んでくれる人……それはつまり姉!


「ただいま姉さん。今さっきまで二人のマッサージしてたんだけど姉さんもどう?」


 とりあえず距離をグッと近づける作戦を実行してみたのだが、姉さんは母さんと明里を交互に見ている。


 母さんたちがどういう反応をしたのかはわからなかったが、姉さんが"それじゃお願いしようかな……"と言ってソファにうつ伏せになってくれたので、おそらくはアシストしてくれたのだろうと思った。


「仕事だったの?」


「いや、少し会社に提出するものがあってそれを届けに行って来ただけだよ」


 どうやら休日軽め出勤だったようだ。


 しかし、マッサージしててふくらはぎのコリはとてもひどく、次点で肩だったので大分仕事をするで苦労してることがうかがえた。


 因みに姉さんの胸が一番大きく見えた。

 因みにね?



「う〜ん……春美も帰ってきたことだし何処かご飯食べにいく?」


 母さんが顎に手を当ててそう言うと、いの一番に明里が寿司っー!と声をあげていた。


「姉さんは?」


「一也が食べたいものでいいけど、寿司は中々捨てがたいね」


 確かに寿司を食べたい気分ではある。


 そこで立案者である明里の寿司に決定し、皆で車に乗り込み寿司を目指して走り始めた。


よく携帯小説を読んでいると、難しめの漢字をよく使う人がいますが、私的にはあまり好きではありません。


大体の漢字は読めるのですが、一々読んでるときに引っかかりたくないですよね。


読みがながあればまだしも、自分が読めるからとただ漢字を使ってるだけのときは憤怒の炎に包まれそうです。


なので私はあまり難しい言葉や漢字は使わないようにしています。


自分に知識がないからじゃないよ?僻んでるわけではないからねっ!?


あと、基本的に朝の7時とかに予約投稿しています。

通勤退社のときに呼んでほしいからね。


これ以外のときはイベント的な日時にしたりします。


ポッキーの日的なね。




やぁ、筋肉。


今日は筋トレらしい筋トレはおやすみしよう。


さて、運動不足に嘆く諸君…。


いきなりの筋トレやランニングはきついよなぁ…。


わかる…わかるぞその気持ちっ!


だがな…そんな君たちにうってつけの運動があるのだよ…。


そうっ!水泳だっ!


水泳は全身運動で、全身を簡単で怪我なく鍛えられる素晴らしいスポーツなのだ。


歩いてよし、泳いでよしな完璧なスポーツともいえる。


この時期ならばプールがないとできないが、水泳で肺活量やスタミナ、全身の筋肉を使えるようにしてから筋トレに望むのも悪くない選択肢だ。


デブったボディで行きたくない?


それなら腰と腹のトレーニングから始めよう。


足はスクワットじゃ膝への負担が大きいかもしれないから、椅子に座る様な体勢で背中を壁につけて限界までキープだっ!


これである程度まで痩せてから筋トレを始めるのも悪くはないぞっ!


それでも続かないなら超食事制限ダイエットをするしかないなっ!


ビタミンとタンパク質以外の摂取をおさえ、脂肪をある程度まで落とす…が、これはスタミナや筋肉も同時に削られるのを忘れるなよっ!


筋トレを始める上でデブなのはチャンスだとおもえっ!


明らかに落ちていく脂肪を見るのは気持ちいいぞ?


それに、太っているだけでそこそこ筋肉はついていきます。


重い体を支えるために…。


なので、ガリとデブが筋トレすると、大抵デブのほうがマッチョな仕上がりをみせています。


さぁ…諦めないでっ!



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