小野海斗との出会い。
今回はサイトで出会った、えだぎゅうさんとコラボしました。これからもよろしくお願いします
今日は日曜日。気分転換に近所の公園に行った。そこに、1人の男の子がベンチに座って泣いていた。僕も、中学1年生の時に病気で親友を亡くし、同じところで泣いていた。その子の近くに寄り、「どうした?」と聞いてみた。そしたらすぐこっちを見て、「親友の庵樹が事故で亡くなったんだ。」今までの記憶がタイムスリップしたようによみがえった。親友を亡くした時の辛さを24歳になって改めて感じた。もう昼過ぎだったので、お母さんがなかなか帰ってこないと心配してると思い、「君の名前は?そろそろお昼のご飯の時間だから、帰らないと。」と聞いてみた。彼は「小野海斗。中学1年生。」年齢は上の方だった。「心配してくれてありがとうございます。でも、親友を亡くして、とても辛いので、1人にしてください。」 と言われたから、そのまま公園を出て帰ろうとした。歩いてる途中、後ろを振り返り、また公園に戻った。ベンチにはまだ海斗はいる。僕がさらに傷をつけてしまったのかと思った。また近くに寄り、しゃがんでこういった。「自分が生きてるだけでもいいじゃないか!天国から庵樹が見守ってると思うし、自分に悔いのない人生にするべきだ!だから泣かないで立て!」そうすると、海斗は立ち上がり、笑顔になった。「ありがとうございます!」と言われた。「自分が死んだ時に天国で、自分は悔いなく生きてきた!と言えるようになれよ。これは男同士の約束だよ。」子供にこのようなことを教えるのは始めてだった。こうして、海斗にあうと必ず手を振るようになった。