『やまと』乗員 & 艦魂
・新澤大樹(22)
階級:少尉
所属:日本国防海軍『やまと』操舵員
出身:青森県青森市
ミサイル巡洋艦『やまと』操舵員である。
船乗りにあこがれて国防海軍に入隊。
以後防衛大学校でも抜群の成績を誇り、通常では異例として少尉ながらもこの艦の操舵員に抜擢される。
発想も結構柔軟である。
性格は明るく、仲間思いが強く、一人の仲間すら見捨てないタイプ。
周りと溶け込むのがすこぶる速い。
自分自身は比較的普通な人間だと思ってはいるが、周りの個性的な乗員達にぶん回される始末。
ゆえに、よくツッコミにまわることが多い。
自身初の配属先がやまとだっただけに、彼女に対する思いは強かったりするが、しかしかといって恋愛関係に関してはすこぶる鈍感だったりする。
というか、はなっから「自分なんかが女からモテるわけない」と諦めている。
空軍パイロットの弟と陸軍空挺団の妹(妹のほうが一つ下)がいる。
あと、父親は同じ海軍で潜水艦乗りである。
また、祖父が元々戦艦大和の乗員でそれの生き残りであった。
ゆえに、彼から戦艦大和の話はよく聞いており、彼女に対して思い入れが強い一因となっている。
俗に言うミリオタ兼軍オタ。あとアニオタのゲーム好き(特に戦闘機が出てくるシューティングゲーム)。
今のところ艦魂が見える唯一の人間。
・沖瀬和成(22)
階級:少尉
所属:日本国防海軍『やまと』CICオペレーター
出身:青森県弘前市
ミサイル巡洋艦『やまと』CICでオペレーターを担当する。
状況判断能力は良いほうで、オペレーター抜擢後もその能力を遺憾なく発揮する。
大樹とは高校時代からの親友、というか、どちらかというと腐れ縁な関係である。
性格はとても明るく、どちらかというとムードメーカー的な存在なので、よくボケにまわることが多い。
高校時代は野球をやっており、キャプテンでエースで4番、時々捕手という類まれな天才児であり、その実力でチームを甲子園準優勝に導いたつわものである。
冬のドラフトでも多数の大手球団から3位くらいで指名を受けるが、そのときすでに自分自身の進路は国防軍だと決めていたので、この指名をけった。
それもあってか、何気に一部の野球ファンからは有名人である。
また、それのおかげで運動神経や体力に自信がある。
本人曰く、今みたいに状況判断能力が高くてオペレーターに抜擢されたのも「高校のとき捕手やってたおかげ」らしい。
ちなみに、学生時代などは上記の野球の関係もあって女性受けはとても良かったのだが、本人自身はどちらかというと女性恐怖症なのであんまり言い気分はしなかったらしい。
……こうやって国防軍に入ったのも「女性少なそうだから」という理由からだとか。
・織田秀介(50)
階級:大佐
所属:日本国防海軍『やまと』艦長
出身:北海道函館市
ミサイル巡洋艦『やまと』の艦長である。
5年前の朝鮮戦争時に、日本艦隊旗艦『いずも』の艦長をしていたこともあり、その経験を買われて当艦の艦長になる。
人命第一主義で、どんなときも冷静な判断を下す彼は、周りからの信頼も厚い。
しかも、結構気さくな性格で、乗員との関係を重視していることから艦長でありながらいろんな乗員と階級関係なく接しており、それゆえに人気も高かったりする。
50歳とは思えないほど見た目は若い。しかし、たまに熱くなるときもある。
・海原洋介(36)
階級:中佐
所属:日本国防海軍『やまと』副艦長
出身:京都府京都市
ミサイル巡洋艦『やまと』副艦長である。
元々は『あたご』の副長をしていたが。今回このように異動となった。
責任感が強く、強面の持ち主でなんとなく近寄りがたい雰囲気であるが、当の本人がそれに複雑な印象を受けている模様。
たまに危機的状況になると焦ることもある。
・島田優(35)
階級:少佐
所属:日本国国防海軍『やまと』砲雷長
出身:沖縄県那覇市
ミサイル巡洋艦『やまと』砲雷長である。
めがねをかけた物静かな真面目な男であるが、根のほうは別段そうでもなく、食堂でよく同じ砲雷科の乗員と言葉を交わすほど明るい面もある。
しかし、仕事になるとめっちゃ真面目になる。
大樹たちともよく食事を交わすこともある。
・潮崎隆介(33)
階級:少佐
所属:日本国防海軍『やまと』航海長
出身:神奈川県横浜市
ミサイル巡洋艦『やまと』航海長である。
階級というものをあまり好まず、人間関係を重視することもあって結構周りに対して明るく振舞う。
ある意味雰囲気的には海原副長と対照的である。
同じ航海科の大樹とは航海中でもよく会話をするほど仲がいい。
・やまと(年齢不詳:見た目17~18くらい)
ミサイル巡洋艦『やまと』の艦魂である。
今までその存在を確認できなかったが、大樹が始めてその存在を確認することになる。
結構明るく活気的、おまけに人懐っこいため大樹が見えると知ってからはよく彼と一緒にいる。
たまにいたずらする。
でも、任務となると真面目にこなし、最新鋭艦らしく自らの性能を存分に発揮する。
過去の戦艦時代の記憶を持っており、それが少しトラウマ気味となっている。
・こんごう(年齢不詳:見た目は同じく17~18くらい)
ミサイル駆逐艦『こんごう』の艦魂である。
髪が少々金髪気味なのが特徴である。
やまとは前世からの親友で、現代で再びあったときも結構喜んだ。
やまとと同じく活気的で明るい性格だが、それゆえによくボケに回られるのでやまとが苦労することがある。
結構ほかの艦からも人気があったりする。
一応昔の記憶もあるが、「昔は昔」と本人は割り切っている模様。