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ついてない俺は転生に失敗したらしい

拝啓、神様。

「助けてくれえええええええ」


なんで俺は逃げているかって?

大事な事だけ説明しよう。


1、交通事故で死ぬ時に神様に拾われて元の姿で転生?した。

2、転生の際に調整するべき事?を調整し忘れたと伝えられる。

3、既に新しい命として今の世界に送ったので、修正が出来ない。

4、代わりに神様が当面は見守ってくれるそうだ。


そして今。

俺は、森の中で大きな犬の様な生き物に追われている。

見守ってる神曰く、魔物と呼ばれる生き物らしい。

「見守ってくれる筈なんだろぉぉぉぉ」

そう男は勘違いしていた。

見守る事、それは見て守る事、つまり神様は見てるだけなのである。

『我が世界に干渉する事は許されてないのだ、許せ男よ』

「見てる意味がねぇぇぇぇ」

逃げる男に追う魔物、男は無意識の内に人の声が聞こえる方向に逃げていた。


「お頭ぁ!、こいつらどうしますか?」

「あー、男は殺せ、女は売り物だ、あとは好きにしろ」

「商品は渡します、だから命だけは!」

「あぁ?商品を渡すのは当たり前だろ、その上でお前を生かす理由は?」

「私を生かせば!、商品だけでなく!、他の奴隷も手に入れられますよ、私の拠点には他にも奴隷がいますので」

「あーそうだな、おい、この中でコイツの拠点までの生き方が案内できる奴、出てこい!、案内役は生かしてやる」

「私、場所がわかります!」「私も、来た道はわかります!」「私も」

「だってよ、どうするかなぁ?、おい」

「お頭ぁ!、殺していいっすか?、もう、いいっすよね?」

「あぁ、そうだなぁ、楽しめよ?」

男が逃げた方向に居たのは盗賊と商人だった。


「助けてくれええええええええ」

「誰だ!」

まず、盗賊がこちらを見た。

そして。

「あぁ?、来るな!、馬鹿!、こっちに来るな!」

そう言われた。

だが、止まれない、なんせ魔獣に追われているのだから。

「来るなあああああ!」

叫ぶ屈強な男達。

「助けて下さああああい!」

叫ぶ貧相な俺。

目の前には馬の居ない馬車、右に避けるか、左に避けるか、若しくは上か。

考える事1秒、俺は左に避けた。

その結果。

「なんで、来るんだよ!」

「こっちに来るなって言っただろうが!」

俺の前には武器を手にした屈強な男達が居た。

だって、強そうな人達なら助けてくれると思ったんだから。

俺の本能がそうさせた、弱気な俺の悲しき性だ。

「助けて下さ…」

安堵か疲れか、俺の足は止まってしまった。

「ヒュンッ」

その場で崩れる俺の頭上を屈強な男達が撃った何かが通り過ぎた。

「グォォォ」

何が起きたのか理解出来なかったが、俺を追いかけてた魔獣が唸ってる事は理解できた。

その直後、魔獣が俺の頭上を飛び越えて屈強な男達に向かって駆けて行く。

「助かった」

そう、素直に助かったと思った。


男は屈強な男達が自分に向かって魔法を撃った事を知らない、男が座り込む様にその場に崩れたおかげで魔獣に魔法が当たった事も。

そして追われていた時に、魔獣から放たれた魔法を全て無効化していた事も。

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