いや!可笑しいって!小学生の前だって!
とある小学校
交通安全の指導に来た、エリート4人。
ひそひそ
「車にひかれかける真似すれば任務完了らしい」
「まじか!誰が運転するの?」
「アイツ」
すっと指を指されるは、私達のリーダー。
「・・・・・。 (殺されそうだな・・・) 誰が被害者になるの?」
「じゃんけんしよう」
「おう」
さっきから黙ってた男、女とウチのババァが嫌いな男も混ざる。
じゃんけんぽん!で出された結果、私が負けた。
「死ぬじゃん・・・・」
「身に覚えがあるから言えるんだな?」
リーダーが背後にいて、ダクダクと冷や汗が流れる。
「コイツらも共犯だろ!!!!!!」
「おめでとう、ミリア。お前は選ばれたんだ(笑)」
「やっとp--ぬのか、お墓はたててやるぜ(笑)」
「あとで全員覚えとけよ、まじで」
出番が来た。
さすがに普通の車で来たか・・・これがパトカーだったらやばいわな。絵面的に。
緊張の一手、下手すら、逝っ手だ。
「じゃあー今から殺るから。準備よろしくミリア」
リーダーの高らかな声
「なんか一部漢字違くね?気のせい?」
偽物の横断歩道を渡る途中で迫り来る殺意と共にやってくる車。
「まって!殺意高いって!それ普通にスピード違反だろうが!!警察のやる事じゃなねぇよ。殺される!」
普通なら10秒ぐらいで来そうな車が
3秒ぐらいで私の元へ来て
咄嗟に、車のボンネット乗って、前転に近い形で向こうに逃げたわ。
小学生から歓声来たけど、リーダーからはブーイングきたし仲間からは爆笑されてるし。めっちゃ最悪だ。女性にさせる事じゃねぇだろうがよぉ。
「あー避けたなお前」
リーダーが不服そうだ。
見れば私が元いた場所の1ミリという間を残して止まっていた。こんなことしなくても
しっかり演技できるようにはなっていた。
「いやいや、誰でも避けるでしょ!?あんな速いの!異常だって!犯罪だって!」
結局、変な方向で抗議は終わった。
最高司令官からは、「警察の本業は完璧なのに、日常や普通の講座とかなると不良品になるのなんでなん?」と苦言の一言。
おそらく根本的に逝ったんだろ。そう皆が思っている。
帰りは仲良くラーメン屋に行き、夏、真っ最中に頼まれるのは
冷麺、冷麺、ラーメン、ラーメン。
[リーダー、冬至、ミリア、ヴィラス]
冷麺組はラーメン組を睨み付ける。
「クソ熱い時期にクソ熱いモン頼むなよ」
リーダーの一言。
「私冷麺あんますきじゃねぇよ黙ってろよ、邪道な冷麺野郎が」
ミリアが乗っかる。
「冷麺舐めてると、熱中症になるぞ。てめぇら」
冬至という酒飲むとDVになる(問題になったことない(むしろ同期が強すぎて逆にやられる(同期以外の時には酒飲まない)))男が、ラーメン組を見下す。
「ラーメン舐めてるとよぉ・・・冬困るぞ」
女とウチのババァが嫌いな男は、何かの話している。
結局皆、食べている時が大人しく平和だ。