月宮万由美
俺が水玉を覚えてからもう半年がたった。俺は1日にうてる魔法が7、10、15とどんどん増えていった。1日にうてる魔法が25回になった時、万由美さんが話始めた。
「魔法の発動方法は3つあって一つ目は今やってる詠唱魔法、2つ目は魔法陣魔法、3つ目は無詠唱魔法この3つのどれかの条件を満たせば魔法を発動できるの。」
そういい万由美さんは魔法陣が書いてある手袋を出した。それを手につけ手を前に出した。
「水玉」
そう言っただけで水玉を使えてた。そして手袋に書いてある魔法陣がチリチリになって消えた。
「これが魔法陣魔法。魔法陣に向かって魔法名をゆうだけで魔法を使えるやり方。この手袋に書いてある魔法陣は結構適当にかいたからすぐ消えたけどうまく書けば何回でも使えるようになるよ。」
そう万由美さんから言われた。そして次は両手を前に出すだけで何も言わないそしたら両手から水の玉が出てきてそのまま下に落ちた。
「これが無詠唱魔法。別名、無言魔法って言われてる。名前の通り魔法陣や詠唱なしでも魔法を使えるやり方。まぁ無詠唱魔法は難しいから魔法陣魔法ををマスターすることが課題だね。」
「わかりました。」
ーーー
それから俺は、ペルの稽古を見ながら俺は魔法陣の描く練習をしている。魔法陣には内側と外側があって外側は描く模様は簡単だが、内側の模様はとても難しい。
「水玉」
・・・失敗
「オラ!」ドーン!
ペルが千寿さんにハンマーを振って外した。
「ペルちゃんもっと冷静に相手の行動を見て対応して」
「わかっった!」
そういい稽古を続けている。
「外側の模様は上達はしてるけど内側の模様がまだまだだね。」
「・・・万由美さんどうやったら上手く描けますか?」
俺はそう聞いてみた。
「ちょっと待ってね。ペルちゃん」
「何?」
そう稽古中のペルを呼んだ。
「ペルちゃん前に渡した本持ってきてくれる?」
「わかった。デーレ行くよ。」
そういいペルは道場を出て5分後ぐらいに本を持って帰ってきた。
「これは?」
ペルが持ってきたのは本だった。
「魔法陣の描き方の本だよ。」
「・・・なんでそんなもんあるのに最初に出さなかったんですか?」
「最初は自分の力でやってどんだけできるか見たかった。だから最初に魔法陣の本は、渡さなかったの。」
そう言われた。
「わかりました。」
そう俺がそう言った。それから1週間後
「水玉」
紙に描いた魔法陣から水の玉が現れた。
やったー!やっとできた!そう俺は心の中で喜んだ。
そのあと描いた魔法陣がチリチリになって消えた。
「できたけど、まだ1回しか使えないこれから何回でもできるようにがんばろう。」
そう万由美さんから言われたあと、俺は火の低級魔法や風の低級魔法などを万由美さんから教えてもらった。
ーーー
神降暦860年8月3日
「よーーーし!これから剣術も教えるぞ!」
今日から俺は剣術もやることになった。
「私がこれから教えるのは剣術の基本の聖流と言われる。全ての剣術の基礎となる剣術だ。まぁけど、これからエイトくんが覚えるのは剣術の基礎の打ち方だけどね。」
と千寿さんに言われた。それから俺は1日100本から1000本ぐらい素振りをさせられた。
ーーー
そんなある日
「エイトくんとペルちゃん、ちょっと来て」
そう万由美さんに言われて俺たちはあつまった。
「明日、ペルちゃんとエイトくんと一緒にギルドに依頼を受けようと思います。」
そう千寿さん言われてペルがこれでもかってぐらい喜んだ。
「よっっっしゃーーー!久しぶりの実戦だーー!!」
めちゃくちゃ喜んでる。そう思っていると千寿さんから
「そういえばエイトくんに武器を渡してなかったね。」
そう言われて手のひらサイズの白い箱みたいなものを出してそれを開けて手を突っ込んだ。そして中から俺の背よりか少し短いぐらいの刀を出した。
「えっと、これは?」
そう言うと千寿さんが言った。
「これは、妖刀 妖の桜木という刀だ。まぁ長いから桜丸って読んでるけど。」
妖刀?!そんなもんまだ4歳児にもたしていいのかよ。そう思っていると、千寿さんが近づいてきてその刀を渡してきた。
「妖刀って名前についているんですけど大丈夫ですか?この刀」
俺はそう聞いたてみた。
「うん?あー大丈夫大丈夫。妖刀には使った人を殺すのもあるけど、これは、前の持ち主がやばいだけで、そんな人を殺したりとかはしないよ。」
そう千寿さんに言われて、そ、そうなんだ。と思いながら、受け取った。