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神の気まぐれ  作者: 田口山隆
23/39

考え直し

男は倒れて少したったあと姉ちゃんが入ってきた。


「おっ。終わったみたいだね。じゃ縄で締めて持って行くか」


そう言われて俺たちは縄で締め始めた。


締め終わった時俺と戦った男が目を覚ました。


「おい、ガキどもお前らはなんだ?世界政府の使いか?」


男はそう聞いてきた。


「いや、違う。」


「じゃあ誰だ?」


「お前らが燃やした家の一つに友達がいた。私たちはその復讐って感じ」


そう姉ちゃんが言った。


「へぇーガキなのにすげーなぁ誰かの弟子なのか?」


「それ言うと思う?」


「ははは!だろうなぁ言うわけないか、今から言うことは独り言だ。俺たちは悪ガキだ、大人になれなかった悪ガキだ人を殺したクソガキだ。俺らみたいな大人を増やしたくねぇな。じゃあ寝るは叩かれたところが痛いんだ。」


「・・・何言ってんだコイツ」


そう姉ちゃんがボソリと呟いた。


近くにあった荷車を使い全員を兵士寮まで運んだ。



ーーー



兵士寮中


兵士寮の中に2人の遺体があった。それは男のものと子供のものだ。そこに兵士2人と女性が入ってきた。女性は遺体を見るなり泣き崩れた。


「今日の早朝にこの2人を発見いたしました。救えなくて申し訳ございません。」


そう兵士の1人が言った。女性はずっと泣いている。すると、1人の兵士がその部屋に入ってきた。 


「カナビさん!入り口に!」


そう言った。


「すぐに行く」


そう言い入り口に向かった。


そこには20人ぐらいの人が縄に捕まっていた。その中に紙が一つあってこうかかれていた。


コイツら火事の犯人 その一言だけだった。


それを見た数秒後縄に捕まっている1人が目を覚ました。


「おい、お前らが火事の犯人なのか?」


カナビはそう聞いてみた。


「・・・あぁ、そうだ。」


「もう一つ聞こう、お前らは誰に捕まったんだ?」


「さぁな。わかんねぇ。」


そう言われた。


「・・・まぁいい。捕まえろ」


「はい!」


そう1人の兵士が言ったあと後ろからドスドスと足音が聞こえながら走ってきた。その走っていたのはさっき泣いていた女性だった。女性はどこからか見つけたナイフを捕まっている男たちに向かって投げた。それをカナビがキャッチした。


「よくも、、、よくも!旦那と、息子を殺したなァァ!」


そう息を荒げながら女性は言った。


「許さない、許さない、殺してやるゥ!殺してやるゥ!!」


そう言いながら殴ろうと向かって行った。それを周りにいた兵士たちが取り押さえた。取り押さえられたあと女性は泣き崩れた。



ーーー



このことから数10分がたったあと俺たちは今道に沿って家に帰ろうとしている。


「姉ちゃん、重力魔法って便利だね」


「ふ、ふふ〜ん、そうでしょう〜」


「20人も乗ってたのに軽々と運べたもん。マジですごいわ。・・・姉ちゃん。僕が間違っていた。人は感情を抑えれると思っていたけど、さっきの女性は抑えようとしたのに相手を殺そうとした。あの人は僕よりも絶対強い人だ。だから僕も同じ状況だったら暴れるは。」



「・・・まぁいいんじゃない?暴れても。感情を表に出して暴れることは悪いことじゃないし強欲に傲慢に怠惰に好きなように生きればいい。」



「わかったわ。姉ちゃん。今日の千寿さんや万由美さんの稽古っていつから?」


「今日は午後だね。」


「ふーーん、今日参加するは」


「え?!マジ?!」


「マジ」


「やったーー!!速く帰ろ」


そう言い姉ちゃんは走り出した。俺はそのあとをついて行った。



ーーー



天界ある部屋

 

そのにヨクと机と椅子が一つずつあった。そして机の上には7枚の写真が置いてあった。


「いや〜やっと役者が揃ったよ♪」


そうヨクは写真を見ながら言った。


「もう2人死んじゃったけど、まぁ片方はまだしぶとく生きてる見たいだしまぁいいっか♪」


そう言うと座っていた椅子から立ち踊っているみたいに歩き出した。


「強欲、怠惰、色欲、憤怒、傲慢、嫉妬、暴食、この中で誰が一番強いんだろ〜楽しみだなぁ〜あぁ〜本当に楽しみだ♪」


そう言うとノリノリでドアから出て行った。




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