七大罪 怠惰?
神降暦861年7月12日
俺、姉ちゃん、ディーテ、父さん、母さんの5人でギルドに行って俺のスキルを確認するらしい。別にやらなくてもいいって思ってるけど、姉ちゃんがうるさく言ってくるから仕方なく確認しに行く。
「いやぁ〜。楽しみだな〜。」
「そうね。エイトがどんな能力なのか気になるわね。」
そう母さんと姉ちゃんが楽しそうに話している。
「ディーテもいずれスキルを確認しに行くんだよ〜。」
そう姉ちゃんが父さんの膝の上にのっているディーテに飛びかかって抱きつきながらそう言った。
「うん?わかっ、、た?」
ディーテが何もわかってなさそうな顔をしながらそう答えた。めちゃくちゃ困ってるじゃん。そう思っていた。すると父さんが、
「コラ!ペル!ディーテが困っているだろやめなさい。」
そう父さんがいい渋々ペルがディーテから離れた。
そんな会話をしているうちにギルドについた。ギルドの玄関からギルドの職員の人が2人出てきた。
「お待ちしておりました。トォルデゴートご夫妻それとペル様エイト様そしてディーテ様。神の玉の準備が整っております。こちらについて来てください。」
そういい俺たちを中に入れた。中に入ると依頼を受ける人たちはいなくまだ開店前らしい。ギルドの職員2人についていくと姉ちゃんが神の玉を使ったところと同じところに入った。
「では、エイト様。こちらに手をかざしてください。」
そう言われて俺は神の玉に手をかざした。
➖➖➖
俺は4、5年前に来た天界にいた。ヨクと会ったのと同じように2つの椅子と机が置いてある。向かい側の椅子には、白髪で目が黒と白色のヨク、、、だと思う人が座っていた。けど俺はこの人がヨクじゃないと思った。そのわけは、ヨクはなんかこう人を小馬鹿にしてるよくな感じがした。けど、目の前にいる人は小馬鹿にしたような感じは全くしないしあとヨクとは目の色が逆だった。
「あなた、、ヨク?じゃないですよね?」
「・・・私は美徳の神のトク。あなたに一言いいに来た。ねぇ・・・ヨクには気をつけて。」
「それはどうゆう、!?」
➖➖➖
俺は目を開けた。そしたら神の玉の前で立っていた。あれはなんだったんだろう?そう思っていると神の玉の上に文字が書かれて来た。
スキル 怠惰
攻撃力 普通
耐久性 上がりやすい
技術力 上がりやすい
素早さ 普通
魔力 上がりやすい
「?!ど、どうゆうこと?!スキルの説明が書かれてない、、こんなの初めてだ。」
そうギルドの職員が驚いている。
「そ、それはどうゆうことですか?!」
父さんがその職員に聞いた。
「わ、わかりません。すみません。」
「・・・エイトすまない。スキルの能力を見ることができなくて、、、」
「だ、大丈夫だよ。」
「そうか、、、すまないが今日はもう帰ります。」
「は、はいかしこまりました。本当に申し訳ございません。」
そういい俺たちは行く時に乗った。馬車に乗って家に帰った。
家に着くとデーレと3人のメイドが玄関を開けてお出迎えをしてそのまま家の中に入った。
「エイト。本当にごめんね。スキルの能力が見れなくて」
寝ているディーテを抱えながら母さんが言った。
「だから、大丈夫だって。」
俺は何回も父さんからも母さんからを謝れて少しめんどくさいと思った。
「エイトの能力がわからなくて少し残念だな。」
そう姉ちゃんが悲しそうな顔をしながらそう言った。
「別にそこまでスキルのことは気になって無かったしどうでもいい。別に僕は強くなりたいとか思ってないし、、、」
俺はそう言ったら姉ちゃんが悲しそうな顔をしながら「そう。」と姉ちゃんが言った。