準備と別れ
さーて、何を持っていこうか。
「風斗、バックの中に何入ってる?」
「えっと。」
多くて覚えられないから、とりあえずメモする。
・五教科の教科書ノート(一つずつ言うなって思った。)
・ペンケース
・水筒
・ジャージと体育着
・帽子
「、、ぐらいかね。楠原は?」
まとめるとけっこー短かった。
「私は、、」
・五教科の教科書とノート
・ペンケース
・水筒
・ジャージと体育着
・本(三冊)
・冬から入っていた手袋・マフラー
・日焼け止め
・くし・巾着・ブラシ・ピン
「かな。」
「多いな!あと冬から手袋とマフラー入れてたのかよ、、、今思いっきり夏だよ!?」
「忘れてた、、、チェックもしてなかったしね。」
「お前の性格上当然か、、本(三冊)ってのは?」
「図書室でさっき借りてきた。」
「ふーん。」
「興味少ないなあもー。」
バックに入るとしたらこんなもんか。
「上履きで行くのもなんだし、体育館履きも持っていく?」
「いいね、賛成。」
自分たちの体育館履きを取り、また扉の前に集まる。
「楠原、ギターは? 持っていったら?」
「だね。それならギターノートも持っていくか。」
「ギターノートって?」
「ギターの曲のコードを書いたルーズリーフ。30曲ぐらいある。」
「すご。」
この間にギターとギターノートを持ってきた。
「忘れ物ある?」と風斗。
「ない!」
「じゃあ、、」
「「出発!」」
そして、私達はこの世界に別れを告げた。